本・宮下奈都 「たった、それだけ」

　読書備忘録　



　内容（「BOOK」データベースより）
贈賄の罪が明るみに出る前に失踪した男と、その妻、姉、娘、浮気相手。考え抜いたそれぞれの胸の内からこぼれでた“たった、それだけ”のこと。本屋大賞ノミネート作『誰かが足りない』の感動ふたたび。人の弱さを見つめ、強さを信じる、著者の新たなる傑作!


　　　　　　　　　　　　　　　

それぞれの　たった、それだけ

その　たった、それだけ　が言えなかったり、できなかったり、言われて救われたり、言わなくてもよかったことだったり・・・

弟との思い出が・・・

私もあの時、たったそれだけだったんだから、言えばよかった。
なんで言わなかったんだろう。
たった、それだけ　が言えない場所にもう行っちゃったのよね。

残りの人生・・・言わなくてもいいことばかりべらべらしゃべっていないで

「たった、それだけ」　ちょっと心に留めておこうと思った。