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本・三崎亜記 「廃墟建築士」

2012-10-18 21:09:35 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           廃墟建築士 (集英社文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
いつか崩れて自然へと回帰していく姿に魅せられ、「私」は廃墟を造り続けてきた。時の経過によって醸成される廃墟こそが、その国の文化的成熟度を表すのだ。だがある時、「偽装廃墟」が問題となり…(『廃墟建築士』)。七階での事件が多発し、市は七階の撤去を決定した。反対する市民は決起集会を開くが…(『七階闘争』)。意識を持つかのような建物に現実と非現実が同居する、不思議な4編の物語。

 目次 七階闘争 廃墟建築士 図書館 蔵守

初めての作家さん・・・ 不思議 

主婦が惨殺され、いじめを苦にした中学生が飛び降り、火遊びからの火事、老人の孤独死・・・それが全部七階だったから、七階を取っ払っちゃいましょう!ってお話。
え?どうやって?・・・あんっ!?・・・最後まで抵抗していた人は七階と共に・・・

廃墟は新築が次第に荒廃して廃墟になるのが普通だけれど、廃墟をつくる。廃墟建築士というのもいて、偽装廃墟も発覚する。

蔵にはその蔵を守る、蔵守がいます。

いちばん惹かれたのは 図書館
生きていた。図書館が、本が・・・映画の「ナイトミュージアム」みたいに夜になると動く。本が跳んだり舞ったり。ちゃんと調教師がいて調教します。
通常図書館には新品の本が来るから調教しやすい・・・が、思い入れの強い亡くなった方から寄付の本は・・・

この図書館、どこにありますか?どこに行ったら見ることできますか?
このお話は大好物、不思議大好き楽しかった。


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