作品紹介・あらすじ
駆け落ち、逃亡、雲隠れ。
行き詰まった人々が、ひととき住み着く「家」を巡る連作短編集。
家族を捨てて逃げてきた不倫カップル――「はねつき」
逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生――「ゆすらうめ」
新興宗教の元教祖だった老齢の婦人――「ひかり」
親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹――「ままごと」
子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男――「かざあな」
読書備忘録
そこはさいはて・・・ん?
やがて気が付くお隣の老人介護施設のあっけらかんと言うか、のぉんびりというか・・・救われちゃうのよね。
天井裏のお荷物に、ねずみ?人? 蛇?
ゆすらうめ・・・何をする気だ?と読んでいたけれどいい感じになっていった。赤い宝石みたいなゆすらうめのあるお家はボロだけど美しかった・・・
かざあな・・・そこんところは逃げちゃだめでしょ?どうした?幻覚?ホラー?
どれも、むむっと引き込まれたが、この二つのお話がよかったわ。
やっぱり皆さんひかれて来たのね!その家に・・・
なかなか壊せませんね。大家さん!