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本・荻原浩 「二千七百の夏と冬 上下」

2014-10-08 06:12:17 | 図書館本 読書備忘録 
 読書備忘録 

二千七百の夏と冬(上)

 内容(「BOOK」データベースより)
ダム建設工事の作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに顔を向け合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか?新聞記者の佐藤香椰は次第にこの謎にのめりこんでいく。縄文から弥生へ、時代のうねりに翻弄された悠久の愛の物語。


               

上は・・・なっが~いプロローグのようなもの・・・?

登場人物が初めに書かれているけれど・・・縄文人はカタカナだし、登場するものがやはりカタカナではじめは混乱したが、読んでいるうちに、重要なのは誰と誰、、この言葉は縄文風?ってわかり入り込めた。

ピナイの村のウルク・・・
弟思いでお父さんを亡くして一家を支える働き者のウルクのお話

縄文から弥生へ移り変わりね・・・

下ではどう動いていくのか楽しみ。


二千七百の夏と冬(下)

  内容(「BOOK」データベースより)
紀元前七世紀、東日本―ピナイ(谷の村)に住むウルクは十五歳。野に獣を追い、木の実を集め、天の神に感謝を捧げる日々を送っている。近頃ピナイは、海渡りたちがもたらしたという神の実“コーミー”の噂でもちきりだ。だがそれは「災いを招く」と囁かれてもいた。そんなある日、ウルクは足を踏み入れた禁忌の南の森でカヒィという名の不思議な少女と出会う。


               

神の実“コーミー” 欲しかったのね・・・

クマとの戦いに、お話であるとわかっているのに、のめり込む。

ウルク・・・あそこの頂きに立てば、日が間近に見えると考えていた。あそこを越えれば、日の裏側が見えると思いこんでいた。・・・まだそんな子供なのにこの試練!この時代は大人に近いのか?

怒涛の後半
だらだら読んでいたのが思わず姿勢を正す。って感じ。

2011年 夏
手を握り合っているふたつの古人骨
ずっと関わってきた香椰にははっきり見えた二人の姿

読み終わって、なるほど・・・この瞬間を見たいが為に読んできたのね。

いいお話でした。


どうでもいいことだけれど・・・
私も発掘のアルバイトしていたことがあった。三日坊主だったが 
その時にやはり人骨が出てきた。時代は最近らしいということだったけれど、(発掘の先生の言うところの最近だから・・・)そのたびにお線香をたいていた。
発掘現場にいる先生のお話に、へぇ~、なんてみんなで感心しながら人骨見ていた。なんてことを思い出した。今そこは高速道路になっています。


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