内容紹介
空から謎の卵が降り、赤い犬が宙に浮かぶ-。東北の中心・S市で起きた奇怪な出来事。宇宙人襲来か、都市伝説か? 仙台出身の著者が放つミステリー集。『河北新報』掲載等に、書き下ろし「魔術師二〇一六」を加え単行本化。
魔術師一九九九
ブリキの卵
この世は少し不思議-エッセイ-
魔術師二〇一六
読書備忘録
やだ、なんで血流してるの?
このお話の ? が、のちのちわかるのだ!というのが読んでいるうちに、わかるのとわからないのとが、あったのだ。
だって、あれは最初だけしか仕込んでいないってことで、んじゃ、あとのは?
ブリキの卵(12)女子高生のメールに・・・
そうそうそうなのよ。ホントそう!
と思いつつ、卵が降ってきているんだ・・・。
魔術師二〇一六 地の巻の武本!戻らないね・・・
これあります。ありました。結局、武本とは違い、いたのだけれど、もう一つ同じ通りが平行にあった場所。一瞬神隠し?ってどその場にいた人が全員思った。まさかそんな通りがあるなんて、初めて行ったところだったから・・・大騒ぎで探したっけ。
井戸を怖いと思うのは私だけ・・・?
デジャ・ビュも・・・
初めての場所なのに、この角曲がるとあるから・・・って言ってのけちゃったことがあったね。
夢も・・・
海で泳いでいると、大船の観音様がすぐ脇にざばーっと現れたり・・・
都市伝説です。と言われれば、えーそうなの?
それは本当にあった話です。と言われれば、うっそぉー・・・
不思議だけれど、面白いお話し。
不思議が好きだから脳を不思議に誘導しているってことなのかしら?
武本の上司は言った。
「猛暑日ってなんだよ、猛暑日って、あんな言葉、俺が子供の頃のはなかったぞ」
あとがきに
「戦争も震災も教科書の出来事であり、もう自分が生きているうちには起こらないような気がしている。だが、当然ながら、それは大きな間違いだった。私たちは例外なくただのちっぽけな存在であり、明日どんなことでも起こりうるということに、特にあの震災と事故を境に気付いてしまった。・・・」