

1965年に明るみに出た「ムーアズ殺人事件」。イギリスで二人の男女が4年にわたり5人の子供を残虐に殺して荒野(ムーア)に埋めていた事実が明らかとなった。「もう何年も本の中で子供たちを殺してきた」と自ら言うエドワード・ゴーリーが、この現実に起きた悲惨な事件によって心底動揺させられ、描いたのが本書である。








そうなんだ・・・そういえばずいぶんと子供たちをね・・・
この本の刊行時、アメリカで多くの読者の反感を買ったが、基本的にそれは、残酷な出来事を描く人間は残酷な人間である、という勘違いに基づいていたものと思われる、少なくともゴーリーが、残酷さとは無縁のもっと切実な思いゆえに、やむにやまれずこの本を描いたことは確かである。
ですよね・・・
