内容(「BOOK」データベースより)
バンサンが見つめる終焉の光と影。一世を風靡した歌手ジャック・ブレルのシャンソンに、バンサンの絵筆が新たな息吹を吹き込んだ。現代シャンソンの旗手だった、ジャック・ブレルの『老夫婦』に感銘を受けたバンサンが、その歌の世界に渾身の力をこめて挑戦し、絵にした一冊。生きること、老いることと死を、みごとに一冊に籠めてみせる。人生の旅路のはてを描いて、人それぞれに迫る。
読書備忘録
年老いたふたりには、いまはもう話すこともなく、おたがいにそっと目をやるばかり。
お金があろうとなかろうと、みじめさはかわりなく、もうゆめもなく、思いやりがあるばかり。
いやーん、身につまされるデッサン画
赤坂の日枝神社で誓ってからずっと一緒のこの人と老夫婦になるのだわね。
いずれおしまいが来る。もうそう遠くないはないでしょう。
みじめはいやだから、お金はいっぱい貯め込んでおこう。
こんなにいい本読んだのに、こんなことを思うのだわ・・・私。
グリムス育成の為の予約投稿