内容紹介
「遠吠えを、ひろっているんです」彼は水色の左目を光らせた。……消えていった音、使われなくなった言葉を愛し収集する人たちと作家・吉田さんの小さな冒険譚。
読書備忘録
表紙が素敵 雲
装幀はクラフト・エヴィング商會
いきなり xxx で始まって・・・な、なに!?
日替わりでいろんな幽霊が出るくらい古びたビルにある一六書房
いろいろと事情が分かってきて・・・
眼鏡が曇るって話に・・・ほー。
人の気配?見えなくなった人魂だけになってしまった人
そこを知らず知らずに通過してしまう・・・おー。
代書屋の夏子さんの話に・・・えーっ!
事情が分かって、なんか切ない。
冴島君の左目が水色なのは、センターフライが直撃したから。
その冴島君は研ぎ澄まされているのでしょう。
冴島君じゃないから、遠吠えも、オーケストラのようにいくつも重なって響く声は聞こえなくて、だから、怨念とか、ではなく無念もわからない。
実態がないもの・・・幽霊か?
視覚を放棄したときに聞こえるって、やはり見えない者・・
みんなつながっていた。
わくわく読んでいたら、わくわく終わっちゃった。
★★★★★