作品紹介・あらすじ
私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから-。濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる…。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。
読書備忘録
やっぱり華やかが雰囲気があり、そのうちわさわさ・・・
たばこを遠慮なく吸う時代があったのだわ。
無免許で運転していたり、車なのにウイスキー飲んじゃったり、今じゃちょっと考えられない。
男の子の好む香水はフィジーかジョイで、ムスクでは遊び人に思われる。・・・そうなの?フィジーもジョイも持っていた、ムスクはどこへ行っても売り切れで、ハワイで手に入れたのを思い出した。私にもそんな時代があったんだなぁーと懐かしかった。
色々あるわよね。いろいろあって今がある。
ずいぶん違っていたり、それもありだわ、とにかくそれを思うには私は歳を取り過ぎました。でも思い出はたっくさんあるから何とかこらえた。いい感じにふーんと読めた。
★★★☆☆