ときどき森へ・・・sora日和

~ by 凪 ~
ハンドルネーム変えました。

本・江國香織 「旅 ドロップ」

2019-11-09 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 

 作品紹介・あらすじ

小さな物語のような37篇の旅エッセー集
「旅にでるとき、私はいつも、ちっぽけな子供に戻ってしまう気がする」
《私とその友人は、十三歳のときに女子校で出会った。どちらも本が好きで外国に憧れていて、ドラマティックなことが好きでおいしいものが好きで、すぐに意気投合した。トーマス・クックの時刻表は、私たちの宝物だった。ひろげて部屋の壁に貼り、「壁のその部分だけ外国みたいだ」と思っていた。》 《考えてみれば贅沢で無謀な旅だった。帰る日も決めず(お金の続く限りいようと思っていた)、泊る場所も決めず(いきあたりばったりの旅こそ、私たちの憧れだった)、言葉もできず、でもともかく可能な限りいろいろな乗り物に乗り、可能な限り遠まわりをして、アフリカ大陸に行こうとしていた。……アフリカ行きは、私と彼女のはじめての旅だった。二十一歳だった。》――「トーマス・クックとドモドッソラ」より
このエッセー集は、2016年から2019年にかけてJR九州の車内誌「Please プリーズ」に36回連載されたエッセーに、同じ〈旅〉をテーマにして書かれた長めのエッセー「トーマス・クックとドモドッソラ」、さらに詩を三篇(夜の新幹線はさびしい/軽く/ウィンダ)収録したもの。エッセーの名手による小さな宝物のような一冊。


               
 読書備忘録 

想い出の富士山・・・お父様が亡くなり七十代のお母さまが淋しそうだったから、妹さんとふたりで旅行に誘った話。プーケットで海やプールで姉妹よりずっと上手に泳いで、念願だった象にも悠々と乗られた。で、帰りの飛行機から見えた富士山がいちばん良かった。て・・・なんかホンワカしていていいお話だった。そして私、娘居ないんだなぁーなぁんて思った。このお話好き!

逆転現象のこと・・・あ~ら~!何となくわかります。高級店には行かないけれど。

スドクのこと・・・あら、すぐに数独ってわかっちゃった私って、どういう人!

斜めのコップ・・・普通の家庭の食器棚に入れていても使わないのは埃をかぶるのね。なんかホッとした。我が家の食器棚はイケアで買った自分で組み立てるもので、観音開きの扉に隙間があるから、1年に一度、全部出して洗ってまたしまってってことをしている。そっか、埃がたまるものなんだ。なんか怠けそうだわ、私。

帰る場所のこと・・・私もだわ!旅先からは帰りたくないとは思うけれど、帰って来ると、よかったぁー無事に帰れてって思う。そしてトランクひっくり返して洗濯して、夜干しして、空っぽの冷蔵庫をのぞいて、お買い物メモを書き、次の日は忙しく過ごす。戻る場所があるってことが幸せなのかもしれない。

こんな風に旅日記書けたら楽しいなぁ~・・・

★★★★☆

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