



文學界新人賞受賞作「サイドカーに犬」と芥川賞受賞作「猛スピードで母は」がカップリングされた長嶋有の第1作品集。

2作とも子供の視点で書かれているから、度々きゅんきゅんした。
「サイドカーに犬」
おかあさんが家出?しちゃって、なんだか代わりにお父さんの愛人?の洋子さんが入り込んで・・・
この洋子さんお若くてなかなか魅力的で、ちょっと楽しそうな生活ができたのね?どう?
百恵ちゃんちってそうだったんだ。
ただ・・・ワンコじゃないんだから、麦チョコそういう食べ方はどうなんだろうね?
なんだか淡々と語られているから、お母さんいなくなっても悲壮感がなくてね。ま、戻ってきたんだけれどね。一ヶ月ほどの家出。洋子さんは・・・
「猛スピードで母は」
舞台は北海道 お話はタイヤの交換から始まった・・・ほぼ一年のお話
この子、慎はできているんだかなんだかとっても冷静・・・きゅんきゅんしながら読んでいた、
ワーゲンがぞろりと走っていた国道。
母はシビックでぶっちぎった。なんだか知らないけれど・・・爽快っ!
読みやすい!いいお話でありました。

