goo blog サービス終了のお知らせ 

本・凪良ゆう 「神さまのビオトープ」

2024-10-10 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは? 機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。


               

 読書備忘録 

幽霊見えたと言うと畳の部屋の角にうつむき加減にジトっと恨めしく座って、いつまでそこに居るんですか?怖いから消えてください。と、言いたくなっちゃうようなのが小説などに出て来ていたけれど、鹿野君はそんなことなく・・・

鹿野君が必要でなくなるまでずっと一緒に居られるといいわね。

お隣の西島さんの秘密に、だからそういうことが言えたのね。やさしい・・・

そう!好きに生きていいのよね。

★★★★☆



本・篠田桃紅 「一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い」

2024-10-07 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「いつ死んでもいい」なんて嘘。生きているかぎり、人間は未完成。大英博物館やメトロポリタン美術館に作品が収蔵され、一〇〇歳を超えた今なお第一線で活躍を続ける現代美術家・篠田桃紅。「百歳はこの世の治外法権」「どうしたら死は怖くなくなるのか」など、人生を独特の視点で解く。生きるのが楽になるヒントが詰まったエッセイ。新シリーズ!こころの文庫。


               

 読書備忘録 

自然の一部として生まれて来ただけ、と思えば気負いがなくなる。

人には柔軟性がある。これしかできないと、決めつけない。

なんとなく過ごす。なんとなくお金を遣う。無駄には、次の何かが兆している。

相手に従うのではなく、お互いに違うことを面白がる。

運命の前では、いかなる人も無力。だから、いつも謙虚でいる。

本書でみつけた素敵なことば

ライシャワーさんが、「いいお湿りですね」と言ったそうで、その時に「雨が降って涼しくなった。よかった」と言うのと、「いいおしめり」と言うのとでは、雲泥の差です。と・・・

日本語は美しい。

なかなかそんな美しい言葉はつかえない。

ちょっとは考えましう。そしてもう70と思うより、まだ70と思う事に・・・しようかな?と・・・


★★★★☆


本・小川糸 「椿ノ恋文」

2024-10-06 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「いつか」ではなく、今、大切な人に伝えたい。                                                              累計70万部のベストセラー、「ツバキ文具店」シリーズ最新作。鎌倉と小高い山のふもとで、代書屋を営む鳩子。家事と育児に奮闘中の鳩子が、いよいよ代書屋を再開します。可愛かったQ Pちゃんに反抗期が訪れたり、亡き先代の秘めた恋が発覚したり、新しく引っ越してきたお隣さんとの関係に悩まされたり……。代書屋としても、母親としても、少し成長した鳩子に会いにぜひご来店ください。


               

 読書備忘録 

原作、初めから読んでいるけれど、ドラマでのどうしても魅力あるバーバラ夫人を思ってしまい、もう、会えないんだなぁー・・・

本作では、ちゃんと海外から帰って来て、心配事だったお隣さんの件をさっぱりと解決されていましたからね。ミツローさんが言うようなことは確かにありそうだから、やたらと声掛けなどできない人っていますものね。小さい子供がいたらなおさらの事。相手の常識と自分の常識が同じとは限らない。

そのお隣さんのお名前で私はあら!美味しそっ!素早く反応してしまった。

大島のお話は、先代のことも冬馬さんのことも、とてもいい話を聞かせてもらいました。よかった。

後になってお手紙でQ Pちゃんが告白したけれど、え、そんなことで?と思ったけれど、本人にしてみればそんなことではなかったのでしたね。わかってよかった。これも大島に一緒に行ったおかげ?ホースセラピーのおかげ?

★★★★★



本・群ようこ 「忘れながら生きる」

2024-10-05 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

忘れちゃっても、読んでいる時間が楽しければそれでよし!? 江戸のガーデニングから編み物の製図、ギリシャ哲学、プロレス本まで、毎月買った数十冊の本と、ネコとのシンプルで豊かな日常生活を綴る。買った本リスト付き。

               

 読書備忘録 

2000年12月に「生きる読書」として刊行された。

全然使っていなかったクーラーを、あまりの暑さに使おうとしたら壊れていた。と・・・今年じゃなくてよかった~!ですね。

本はいろいろなことを教え、経験させてくれるけれど・・・読みゃあいいってもんじゃなく、やはり実生活で経験するのも大事ってことですよね。でも、人ひとりが経験できることなんかほんの少し、本は疑似体験できます。ってことですよね。

それにしても毎月買う本の量が・・・すごい!

四十三歳で書いた本のあとがきを六十九歳で書いた、「文庫本のためのあとがき」が面白い。

★★★☆☆


本・小林聡美 「わたしの、本のある日々」

2024-10-04 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 あらすじ

読書家でなくとも本は読む-。猫と遊んで、ごはんをつくり、今日もゆるゆるページをひらく。人気女優・小林聡美が、「本のある愉しい暮らし」を軽やかに綴った読書エッセイ。『サンデー毎日』連載を単行本化。

               

「猫は不思議」 七歳の健康診断で七キロまで成長した猫に悪魔降臨!落ち着かせようと優しく声をかけ、目が合った瞬間に顔面目掛けて・・・私、見たことあります。食器棚の上からシャーッと飛びついてひっかいた猫!

「急がない人生」 ほとんど誰とも会わない日が少なくない。だからお話もしない。って・・・ちょっと驚き!

「俳句は命がけ?」 俳句は年寄りのやるものだと思っていたけれど、始めたそうです。

「休日の冒険」 楽しそっ!

「自分の目線で」 友人に言った言葉にそっか、そうよね!お母さんを例に出し、俳句もそう。とりあえず生む!下手でも恥をかいても、やっているうちに自称・俳人となっていくのだ。と・・・

巻末鼎談・・・42歳でレーシック手術!をしたそう。

好きな俳優さんだから読んでみたら、読んでみようと思った本が見つかった。

楽しいエッセイでした。

★★★★☆


本・小川哲 「君が手にするはずだった黄金について」

2024-10-01 07:12:42 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!


               

 読書備忘録 

プロローグ / 三月十日 / 小説家の鏡 / 君が手にするはずだった黄金について / 偽物 / 受賞エッセイ

嫌な思い出というものは、簡単に忘れられるものではない。たとえば・・・と、始まった話に・・・そうそうあるある!・・・「それらは忘れたくても忘れられず、そればかりか、何の前触れもなく、まるで雑踏で急に誰かから肩を叩かれたときのように、唐突に記憶の淵から浮上してくる」イヤーすっかり忘れていたのに黒歴史現る。だから・・・ってことなの?

占い師はみんなインチキ!・・・あーそういえばそうかも知れない。でもすでに洗脳されちゃているから・・・わかるわ。

片桐の話が、ちょっと難しいところもあったけれど、これ、あとでもう一回読んでみたいと思った。

図書館本ですからね。まだ400人以上お待ちです。

ここでもガルシア=マルケスの「百年の孤独」が・・・

★★★★☆




本・松田青子 「スタッキング可能」

2024-09-28 07:36:20 | 図書館本 読書備忘録 

 あらすじ

似ているけれどどこか違う人々が各フロアで働くオフィスビル。女とは、男とは、会社とは、家族とは…。同調圧力に溢れる社会で、それぞれの「武器」を手に不条理と戦う「わたしたち」を描いた小説集。書き下ろし短篇も収録。

               

 読書備忘録 

スタッキング可能・・・「好きな人がブログやってるだけでやだ。えらそうに映画とか本の感想書いていると思っただけで鳥肌がたつ」あら!

C村さん!イヤだったんだわね?ちゃん付で呼ばれるの!なぁんだ言えばいいのにね?

ウォータープルーフは嘘ばっかり!・・・そうなの。パンツと言われると、「ズボンの方ですか?それとも下着のほうですか?」いいですねー!聞いちゃいましょう。

マーガレットは植える・・・アルバイトを探していたマーガレット!歯科助手の募集がやたら多いことに気が付くけれど、気が付くだけ!始めたバイトはクロネコや佐川で届いた箱から出して植えるだけ!不思議過ぎて笑えた。

どうでもいい変な話で面白かった。

★★★★☆



本・吉田篤弘 「羽あるもの」

2024-09-25 07:57:10 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「その者は、光をまとって書院の隅に立っていた」──。古より伝わる本に記された「羽あるもの」をめぐる奇妙な冒険を、静かな筆致で描き出す。吉田篤弘小説世界の新境地。


               

 読書備忘録 

羽あるもの / その花の香り / 虹喰い / 夕舟 / 彼方より / あとがき

その者は、光をまとって書院の隅に立っていた。

で、始まる。

理解できるかな?と読み始めた・・・言葉遣いに戸惑い、やはり難しかった。

羽あるものを探していたのね。

あとがきに、あくまでも仮想的な平行世界のお話。そのうえで、ふだん使うことのない言葉と向き合う鍛錬を試みた。と書いてあり、さらに、いつもと勝手が違い、読みやすいものではなかったかもしれませんが、と書かれていたから、ホッとした。

このお話は一冊で終わりではなく・・・とも書かれていたから、次が出たら、またこの作品から読んでみたいと思った。

★★★☆☆



本・森見登美彦 「シャーロック・ホームズの凱旋」

2024-09-23 06:52:23 | 図書館本 読書備忘録 

  作品紹介・あらすじ

「天から与えられた才能はどこへ消えた?」舞台はヴィクトリア朝京都。洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?-----この手記は脱出不可能の迷宮と化した舞台裏からの報告書である。いつの間にか迷いこんだその舞台裏において、私たちはかつて経験したことのない「非探偵小説的な冒険」を強いられることになったわけだが、世の人々がその冒険について知ることはなかった。スランプに陥ってからというもの、シャーロック・ホームズは世間的には死んだも同然であり、それはこの私、ジョン・H・ワトソンにしても同様だったからである。シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。-----(本文より)謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕!目次プロローグ第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨第二章 アイリーン・アドラーの挑戦第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪第四章 メアリ・モースタンの決意第五章 シャーロック・ホームズの凱旋エピローグ


               

 読書備忘録 

だらだら読んでいた。

いつまでも、ただ、だらだら読んでいたけれど、エピローグで・・・あ、そうだったの?すっきり!

出町柳と聞くと豆大福を思う私の読み方が間違えていたのでしょうか?

いつもモリミさんの作品では楽しませてもらっていたのだけれど・・・

★★★☆☆

今朝は散歩中霧雨が・・・このくらいならいっかな?と続けていたけれど、すれ違った傘を持ったお爺さんが降って来たね?・・・傘持って来た方がいいですね?・・・そうだね、安心!と・・・

一旦戻り傘を持って再び出た。

久しぶりに汗知らずのアサンポができた。

昼間は晴れるみたい!

雨上がりは花粉が!



本・市川沙央 「ハンチバック」

2024-09-20 07:26:09 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、
私の身体は生きるために壊れてきた。」

圧倒的迫力&ユーモアで選考会に衝撃を与えた、第128回文學界新人賞受賞作。

井沢釈華(しゃか)の背骨は、
右肺を押しつぶす形で極度に湾曲している。

両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、
某有名私大の通信課程に通い、
しがないこたつ記事を書いては収入の全額を寄付し、
18禁TL小説を投稿し、
零細アカウントでツイートする——。


               

 読書備忘録 

カタカナ言葉がわからず、スマホで調べながら読んだ。

芥川賞と聞いて、あらすじは読んでから借りたのだけれど、ギョッとすることが書かれていて、こういう作品だったのね?

釈華同じような筋疾患で寝たきりの隣人・・・世間の人々は「私なら耐えられない。私なら死を選ぶ」と。だがそれは間違っている。隣人の彼女のように生きること。釈華はそこにこそ人間の尊厳があると思う。本当の涅槃がそこにある。釈華はまだそこまで辿り着けない。と・・・いや、すっごいわ!

「・・・馬鹿なシングルマザーになって貧困再生産しないように気をつけるんだよ」

他に作品が出たら読んでみたいです。

★★★☆☆

 

今日、当地の最高気温予報は 36℃ 

あと10日で10月だと言うのに・・・

さっさと予定変更!

だって、外出は控えて運動は中止を!熱中症に注意!って、天気予報で言っているんですもの。

大した用でもなく、いくらでも変更オーケーな私達ですから・・・



本・千早茜 「グリフィスの傷」

2024-09-16 07:48:50 | 図書館本 読書備忘録 

 あらすじ

からだは傷みを忘れない――たとえ肌がなめらかさを取り戻そうとも。
「傷」をめぐる10の物語を通して「癒える」とは何かを問いかける、切々とした疼きとふくよかな余韻に満ちた短編小説集。

「みんな、皮膚の下に流れている赤を忘れて暮らしている」。ある日を境に、「私」は高校のクラスメイト全員から「存在しない者」とされてしまい――「竜舌蘭」
「傷が、いつの日かよみがえってあなたを壊してしまわないよう、わたしはずっと祈り続けます」。公園で「わたし」が「あなた」を見守る理由は――「グリフィスの傷」
「瞬きを、する。このまぶたに傷をつけてくれたひとのことをおもう」。「あたし」は「さやちゃん先生」をめがけて、渋谷の街を駆け抜ける――「まぶたの光」

……ほか、からだに刻まれた傷を精緻にとらえた短編10作を収録。

               

 読書備忘録 

竜舌蘭 / 結露 / この世のすべての / 林檎のしるし / 指の記憶 / グリフィスの傷 / からたちの / 慈雨 / あおたん / まふたの光

「竜舌 / 蘭」その棘ってそんなにすごいんだ!その花の生命力!これに血まみれにされたけど、いじめで無視されて、沈黙に殺される中、目を背けようもない傷をつけてくれたことが嬉しかった。と・・・

「林檎のしるし」飲んでまっすぐ帰らない夫に治療に時間のかかる火傷を負わせれば、しばらくはまっすぐ家に帰って来る。湯たんぽを用意した妻は・・・そんなことないよね、オクモトさんの奥さんは!などと思ったわ。

「あおたん」仲良くしていたのは体中刺青の入っているあおたんのおっちゃん。美しい顔をわざと醜く整形した私は小学校時代担任に・・・くずです。それをおっちゃんが!おっちゃんの刺青の皮膚は亡くなった後すごい金額で引き取られた。

「まぶたの光」そうだったんだ。

生きていれば傷はいくらでもあるけれど、病院で治せない傷だって・・・自分で頑張って癒せるのって素敵だと思う。

★★★★☆

今朝は外に出た時に、あ!涼しい!

このまま秋になったくれたらと思う。けれど・・・

私にとって秋の花粉はやっかいです。

遠くに筑波山

ほにゃらら公園で、夫にどんぐり?違うか?とスマホでおひとつ撮ろうとしたら、ご親切に集めてくれた。


本・片桐はいり 「もぎりよ今夜も有難う」

2024-09-15 08:08:01 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

映画「かもめ食堂」の初日挨拶で、シネスイッチ銀座の舞台に立ったとき、かつて銀座文化でもぎりのアルバイトをした7年間がキラキラした宝物のように思い出され-。「映画館の出身です!」と自らの出自を述べる俳優が、映画が活況だった頃の懐かしい思い出や、旅先の映画館での温かいエピソードをユーモアとペーソスを交えて綴る名エッセイ。


               


 読書備忘録 

今はシネスイッチ銀座・・・そこでもぎりをしていたのですね。

好きな映画館だからたまに行っていました。だから、へぇー・・・

映画館の痴漢の話に、そうそうそうなの!私は寅さんとか観なかったから、連れ立って行く映画に誘われても、それはいいわ!と、言って、観たい映画だけね。都合が付けばマニアさんと行っていたけれど、一人で行くこともあったから痴漢はね。

当時は好きな席に座って、何度でもみられたからね、気が付くと隣や後ろに座らていたこともあった。高校時代は映研に入っていたこともあって、試写会に行ったり、タダ券もらったり仲間と行っていたけれど、そんな時は痴漢にあわなかった。

銀座のミツバチの話に、へぇー・・・うっかり農薬のついた花の蜜を吸ってしまったミツバチは、仲間と一緒に巣箱に入らずにそのまま外で死ぬのだそう。銀座のミツバチと聞くと、排気ガスをたっぷり浴びた花の蜜?なんて思っていたけれど、農薬がまかれた畑地が多い田舎より、その危険が少ない都会の方が棲みやすいくなっているのかもしれない。と・・・

映画が大好き!映画館が大好き!伝わりました。

楽しかったです。

★★★★★

あさんぽに出たら空がきれいだった。

この後もっともっときれいになっていた・・・

反対の空には薄っすら虹もみえた。

スマホ→カメラ→PC

5時08分 の空

帰って洗濯物を干すのにベランダに出た時・・・

6時19分 の富士山

今朝の蒸し暑さはすごかった。

いつも走っている方達のTシャツがびしゃびしゃだったり、帽子から出ている髪がシャワーを浴びたみたいだったりと・・・今夏初めてみた。って、もう本当は秋なんでしょ?

てれてれ歩いている私でも帰ってシャワーを浴びた後はすっきりさっぱりするけれど、走っていた方のシャワー後の爽快感はたまんないでしょうね。

毎年夏の暑さに、今年は無理!くたばってしまう。と言っていたけれど、それは今年言わなくちゃならないことだった。でも、ちゃんと生きてる。

負けてたまるか!と、しっかり食べていたら、やはり肥えた。

運動しているのに・・・


本・梨木香歩 「歌わないキビタキ 山庭の自然誌」

2024-09-13 07:02:46 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

『西の魔女が死んだ』の著者による大好評のサンデー毎日連載を中心に収録した書籍化第二弾。山小屋暮らしや動植物との出会い、壮大な生命の連なりと営みに、心ふるえるエッセイ集。

               

 読書備忘録 

年上の友達の話から、セカンドブレインの話に繋がり、腸は独自の神経系を持つ第二の脳である説に、やはり腸はすごいんだわ。と・・・

牛乳の話にも、へぇー・・・私は子供の頃から背が高かったから、牛乳好きでしょ?とよく聞かれた。牛乳も牛がどんな餌を食べているか?って事が問題らしいけれど、今は骨粗しょう症にならなければいいって事で、今の所アレルギーもないから相変わらず低脂肪乳を飲んでいる。

八ヶ岳の ”山小屋” に現れる生き物、中でもヒメネズミの話に惹かれた。やさしい!ゴキぶりホイホイみたいなねずみ版は使わず、ねずみとり。餌を入れて、水もいるでしょ?と・・・

お庭の大切なものを取られた犯人は鹿だったり、鳥には特に詳しいので、これくらい知っていたら楽しいだろうなぁー!

とても丁寧に暮らしている様子に、グータラを反省した次第です。

★★★★☆



本・角田光代 「方舟を燃やす」

2024-09-10 08:26:29 | 図書館本 読書備忘録 

 あらすじ

口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。何でもいいから何かを信じないと、何が起きるかわからない今日をやり過ごすことが出来ないよ――。飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。

               

 読書備忘録 

未来さんは本当にいたのかもしれない。と、まずは思った。

飛馬と不三子・・・このふたりはいつで会うんだろう。で読んでいた。人生相談をしていたのは不三子ではなかったけれど、それは・・・

この時代手を延ばせば情報はどんどん入ってくる。時には偏った情報だって・・・私は一度疑ってかかる方だから!と思っても・・・一言でも検索すると、AI、人工知能が興味があるんだなって判断して似たような記事をどんどん勧めて来る。知ってはいたけれど、注意しないと偏るよなー!

洗脳されないと思っていたけれど、ある時、お仲間に、それもしかして洗脳されているんじゃない?と言われ、びっくりしたことがあった。よく考えたら、そうかもしれないと思ったから、距離を置くことにしたってことがあった。

角田さんが、デマにだまされる人を書きたいと思ってはじめた連載ですが、気がついたら、だまされる人ではなくて、真剣に何かを信じる人たちを書いていました。だまされることより、信じることに、私は強い興味があるのだと、それで気づきました。と書かれていました。

面白かったわー!ぐいぐい読まされました。

★★★★★



本・柚木麻子 「あいにくあんたのためじゃない」

2024-09-07 07:31:10 | 図書館本 読書備忘録 

 あらすじ

差別、偏見、思い込み…。他人に貼られたラベルはもういらない、自分で自分を取り返せ! この世を生き抜く勇気が湧く、最高最強のエンパワーメント短篇集。『小説新潮』等掲載を加筆修正。

               

 読書備忘録 

「めんや評論家おことわり」

余ほどのことがないかぎり、入店を断らないのだけれど、他のお客を勝手に撮影しネットにあげたり不必要な声掛けなどなど迷惑行為がね。そこで迷惑を被った人たちが・・・

「BAKESHOP MIREY’S」

なんかこの子、夢ばっかり語って結局なんにもしないの。まともに話聞いていて損したってことよね。いい迷惑でしたね。

「トリアージ2020」

 会ったこともないネット上での知り合った人のお母さんが、大きなおなかをしていて大変な時に生け垣越えに声をかけて来た。なかなかいいお話で、こんなことあったらいいわね。

「パティオ8」 

パティオを囲んでお部屋が8つ。当たり前にいろいろな人が住んでいるけれど、助け合ってなかなか仲良し。そんななか、子どもの声がうるさい!仕事の邪魔であるという人が出てくるのだけれど、そもそもパティオは住民の交流の場でもあり、子供たちの遊び場でもあるのだけれど、コロナ架で仕事がなくなったり、在宅になったりと、あの時は感染の不安や、慣れない在宅での仕事など大変でしたものね。

「商店街マダムショップは何故潰れないのか?」 

そうそう、どんな人が買うのだろうと、旅先で思うことあります。カエルの置き物がややホラー!

「スター誕生」

ふふ、何だこの話・・・

「トリアージ2020」がよかったわ。

あいにくあんたのためじゃない・・・ですよね~!

★★★☆☆