九段下の二松学舎大学で行われている学会に参加。
ここは靖国神社や日本武道館の近くにあり、明治時代に夏目漱石も学んだ漢学塾を起源とする由緒ある大学だが、今は建物も新しく立派なものになっている。
今日は2氏による記念講演会だったが、会場には遅れて入ったので、お1人目の発表はほとんど聞けず。
その後の休憩時間に、恩師と久しぶりに会ってお話しし、最近のご論文を頂戴した。
お2人目は、古代和歌の定型と表現についてのご講演。この方の『古代和歌史論』や『源氏物語の文章表現』等の論著は、私が院生時代に紫式部や源氏物語の和歌や文章の表現について考えるときの基礎参考文献となり、非常に恩恵を蒙った覚えがある。
万葉集から古今集を経て、その圧倒的な影響下に成り立つ平安中期までの和歌において、和歌の定型(五・七音節)や類歌・類同表現と枕詞・序詞・掛詞・縁語などが不可分の関係にあり、総合的な視野のもとに考えるべきこと、常に和歌史的構想を持って研究することの必要性を改めて感じさせられた講演だった。
明日は研究発表会。楽しみにしている発表が何本もある。少しでも多くのものを学んで帰りたい。
ここは靖国神社や日本武道館の近くにあり、明治時代に夏目漱石も学んだ漢学塾を起源とする由緒ある大学だが、今は建物も新しく立派なものになっている。
今日は2氏による記念講演会だったが、会場には遅れて入ったので、お1人目の発表はほとんど聞けず。
その後の休憩時間に、恩師と久しぶりに会ってお話しし、最近のご論文を頂戴した。
お2人目は、古代和歌の定型と表現についてのご講演。この方の『古代和歌史論』や『源氏物語の文章表現』等の論著は、私が院生時代に紫式部や源氏物語の和歌や文章の表現について考えるときの基礎参考文献となり、非常に恩恵を蒙った覚えがある。
万葉集から古今集を経て、その圧倒的な影響下に成り立つ平安中期までの和歌において、和歌の定型(五・七音節)や類歌・類同表現と枕詞・序詞・掛詞・縁語などが不可分の関係にあり、総合的な視野のもとに考えるべきこと、常に和歌史的構想を持って研究することの必要性を改めて感じさせられた講演だった。
明日は研究発表会。楽しみにしている発表が何本もある。少しでも多くのものを学んで帰りたい。