用事で近くまで行ったついでに、玉島のフラワーフィールドに寄ってきた。
水島港近くの工業地域の一角、玉島E地区に、たくさんのコスモスが植えられているのだ。写真のように、無機質な発電所をバックに、可憐なコスモスが咲き乱れている、というギャップがなんともいえない。
それにしても、コスモスというのはなよなよとして頼りなく、楚々たる風情なのに、実は繁殖力がとても強いのだと聞いて驚いたことがある。
フラワーフィールドには、赤、ピンク、白など、色とりどりのコスモスが咲いていたが、
私は白がいちばん好きだ。(ちなみに私は、花の中ではマーガレットとコスモスがいちばん好き)。
今年は種をまいた後の水不足で、やや生育状況がよくないそうだが、私にはとてもきれいに見えた。
夕方になりはじめの柔らかな光を浴び、強くなりだした風になびき、揺れているコスモスは、まるで誰かを手招いているように、また、何かをささやいているようにも見えた。
玉島の浦の夕風吹くなへに乱れてなびく秋桜(こすもす)の花