毎年大晦日には、自分にとってのその年の重大事件を振り返って感想を書くことにしているので、今年も同様に。
1番は、やはり地元のケーブルTVの番組に出演したことになるだろう。
今までまったく経験のない分野への挑戦になったので、悪戦苦闘の連続だったが、郷土の偉人を顕彰するという本来の目的はなんとか果たせたような気がしている。
2番目は秘密です。
3番目は、和歌をどう教えたらよいかについての理解が深まってきたこと。
一昨年の秋、和歌と古典教育についてのシンポジウムにパネリストとして参加したとき、そうした教育経験の不足から、質疑の際に満足な受け答えができず、悔しい思いをした。
昨年から、近代短歌、古典和歌についての教育実践を積み重ね、最近になってようやく、どういう授業、教材にすれば、自分の持っている知識や理解を学生に伝え、〈うた〉の世界に引き込むことができるのかがようやく見えてきた。
私が今の職場に来ることになったのは、結局、和歌を学び教えるということのためであったのだと改めて思う。
4番目は、学生の頃夢中になった源氏物語に、また新たな形で、しかも深く関わるようになってきたということ。
今年の前期の授業では〈源氏物語の和歌〉を取り上げ、そして昨年から続いている市民対象のカルチャー講座では、「朝顔」巻まで読み進めた。
源氏物語ゆかりの地を訪ねる旅は、長谷寺と伊勢斎宮跡とに行くことができた。
5番目は、2年前から手がけることになった〈鳥取 幕末の和歌〉の研究を通して、地域の方々との交流の機会がさらに増えたことだ。
1年間で講演会を3度、出前講師を1度し、資料調査で地域の図書館、資料館、旧家等を訪ね、幕末の国学と和歌について実地に理解を深める経験を積むことができた。
一方で、職場での教育と研究の両立には相変わらず苦慮しているし、趣味の短歌の上達の遅さは我ながらあきれるばかりである。
それでも、来年もやりたいことがまだたくさんあるのは、きっと幸せなことなのだろう。
総括らしい総括もできないまま新しい年を迎えることになるが、来年はもう少しゆとりのある暮らしを心がけることとしたい。
それでは、みなさまよいお年を。
1番は、やはり地元のケーブルTVの番組に出演したことになるだろう。
今までまったく経験のない分野への挑戦になったので、悪戦苦闘の連続だったが、郷土の偉人を顕彰するという本来の目的はなんとか果たせたような気がしている。
2番目は秘密です。
3番目は、和歌をどう教えたらよいかについての理解が深まってきたこと。
一昨年の秋、和歌と古典教育についてのシンポジウムにパネリストとして参加したとき、そうした教育経験の不足から、質疑の際に満足な受け答えができず、悔しい思いをした。
昨年から、近代短歌、古典和歌についての教育実践を積み重ね、最近になってようやく、どういう授業、教材にすれば、自分の持っている知識や理解を学生に伝え、〈うた〉の世界に引き込むことができるのかがようやく見えてきた。
私が今の職場に来ることになったのは、結局、和歌を学び教えるということのためであったのだと改めて思う。
4番目は、学生の頃夢中になった源氏物語に、また新たな形で、しかも深く関わるようになってきたということ。
今年の前期の授業では〈源氏物語の和歌〉を取り上げ、そして昨年から続いている市民対象のカルチャー講座では、「朝顔」巻まで読み進めた。
源氏物語ゆかりの地を訪ねる旅は、長谷寺と伊勢斎宮跡とに行くことができた。
5番目は、2年前から手がけることになった〈鳥取 幕末の和歌〉の研究を通して、地域の方々との交流の機会がさらに増えたことだ。
1年間で講演会を3度、出前講師を1度し、資料調査で地域の図書館、資料館、旧家等を訪ね、幕末の国学と和歌について実地に理解を深める経験を積むことができた。
一方で、職場での教育と研究の両立には相変わらず苦慮しているし、趣味の短歌の上達の遅さは我ながらあきれるばかりである。
それでも、来年もやりたいことがまだたくさんあるのは、きっと幸せなことなのだろう。
総括らしい総括もできないまま新しい年を迎えることになるが、来年はもう少しゆとりのある暮らしを心がけることとしたい。
それでは、みなさまよいお年を。