夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

仮眠の夢 続き

2020-08-26 23:45:38 | 雑談
この夢の話を学生たちにしたときは、カレーにしらたきなどありえないと思っていたのだが、後からしだいに、もしかすると本当においしかったのかもしれないと思い始めた。

学生は具材を聞いて、「すき焼きかよ!」とツッコミを入れてきたが、すき焼きで美味しいのなら途中までは和風だしで煮込んで、後からカレールーを割り入れればよいような気がしてきた。

そこで、夢で見たとおり、牛肉、タマネギ、ニンジン、白菜、シイタケ、そしてしらたきを鍋に入れ、めんつゆ、酒を加えただし醤油で煮込み、バーモントカレー中辛を割り入れて火を止め、再びとろみがつくまで煮ること20分。

できあがったカレーライスを食べるときはやはり躊躇したが、普通の和風カレーという感じで、白菜もシイタケもまったく違和感がない。
そして、問題のしらたきだが、私は通常のものを入れると鍋の中でバラバラになるのを懸念して、結びしらたきを選んでいた。

和風だしで下味がついているから、そんなにまずくもないだろうと思いつつ、皿の中で結び目をほどき、しらたきにたっぷりとカレールーをからませて、麺のようにすする…
「…!! おいしいじゃないか、これ!」

事の意外さにあきれつつ、夢の中で上國料萌衣さんがドヤ顔で、
「おいしいでしょ?」
と言っていたのを思い出した。確かにそのとおりだった。

という話を後日授業でしたら、学生たちからさらに笑われた。

仮眠の夢

2020-08-25 23:35:36 | 雑談
私は授業中によく、授業とは全然関係ない話をするのだが、次に紹介するのは、学生たちから特に笑われた話。

6月頃、私は何かと忙しく、週に何度かは徹夜になることもあった。
そんな徹夜続きのある日、仮眠をとりながら頑張っていると、仕事の合間、30分ほどうとうとしていた時の夢に、アンジュルムの上國料萌衣(かみこくりょう・もえ)さんが現れた。

私の家に来てカレーライスを作ってくれるというのだが、台所に立つ彼女の様子を後ろから見ていると、明らかにおかしな具材を入れている。
牛肉、タマネギ、ニンジンはいいとして、白菜、シイタケ、そしてしらたきが鍋に入っているのを見たときは、目を疑ってしまった。

テーブルに向かい合って、できあがったカレーライスを食べるときに、私が躊躇していると、上國料さんが、
「おいしいわよ。はい、あ~ん。」
と言って、スプーンでむりやり口の中に突っ込まれてしまった。
……しかも、あろうことか、夢の中の私は、それを美味しいと思ってしまった。

悪戯そうに笑いながら彼女に、
「おいしいんでしょ? ほら、おいしいと言いなさい。」
と言われ、
「……おいしい、です……。」
と答えると、彼女にあからさまなドヤ顔をされた。

という話をしたら、学生たちから笑われたりあきれられたりした。

摘発

2016-10-21 17:24:54 | 雑談
今日の放課後、教室の掃除を当番にさせていたら、机を移動させていた女子が、
「先生、机が重いです!」
と訴えてきた。
「なんだ、〈お嬢さま〉だからお茶碗より重いもの持ったことがないってか?」
とからかったら、
「そうじゃなくて、本当に重いんです。中にぎっしり…。」
というので、机の中を覗き込んでみると、確かに教科書、ノートやワークなどがぎっしり詰まっている。

置き勉かよ、家庭学習できずに成績不振の原因になるからあれだけするなと言ってるのに、とブツブツ言いながら中身を取り出し、
「しょうがない、摘発だ。」
とつぶやいて、学生たちに残りの掃除をするように指示する。


それから3分もしないうちに、その机の学生が教室に飛び込んで来て、
「先生、没収だけはしないでください!」
と真剣な顔で言ったので、みんなで笑ってしまった。
聞けば、先生が置き勉を摘発すると聞いたので、研究室に持って行かれては困ると思い、慌ててやって来たとのこと。
おそらく誰かがLINEで知らせたのだろうが、彼が教室に来たあまりの早さに、その場にいた皆が爆笑していた。

持つべきものは友、というべきか。

サ行変格活用

2016-06-01 21:35:04 | 雑談
先日、古文の授業中に、〈女子の口から聞きたい言葉〉の話題をしたついでに、
「そういえば、女子が合コンに行ったときに、男子ウケのいいあいづちがあるらしい…。男子の話に合わせて、サ行であいづち打っとけば、だいたい喜ばれるみたいだよ。」
と言って、
   さすがー!
   知らなかったー!
   すごーい!
   センスいいー!
   そうなんだー!
と紹介し、
「名付けて、サ行変格あいづち。」
と言ったら、学生たちが笑っていた。

女性の口から その2

2016-05-24 22:11:24 | 雑談
今日の古文の授業は、動詞の活用についてだった。
ナ行変格活用(「死ぬ」・「往ぬ」の2語)のところで、「死な・死に・死ぬ・死ぬる・死ぬれ・死ね」と教えていたら、先日、女子学生から「死ねや。」という言葉を聞いたのを思い出した。

その話を紹介すると、ある学生から、
「先生、じゃあ逆に、〈女子の口から聞きたい言葉〉1位って何ですか?」
と質問された。
「…それはやっぱり、『ステキ!』とか、『すごーい!』とか。」
と答えたら、学生たち、特に女子学生たちが、いかにもおかしそうに笑っていた。