夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

ちょっと一杯

2017-06-18 22:13:14 | 日記
ホテルに到着後、来週返却する答案の採点を、きりのよいところまで済ませ、夜の街に出る。
以前何度か行った居酒屋をのぞくと、今満席なので、空きが出たらケータイに電話してくれるという。
近くのカフェで待ち時間を過ごすことにしたが、結社の歌誌に投稿する歌の下書きや、採点の残りを片づけるのに夢中になっていたら、ケータイに電話がかかっているのにも気づかず、後から慌てて店に行くと、閉店まであと30分ですと言われた。


やや不機嫌な店主に申し訳ないと詫びつつ、短い時間で美味しい料理とお酒を満喫してきた。
日本酒の品揃えがよい店なので、本当はもう少し長くいたかったな…。

ナイトゲーム

2017-06-17 19:53:54 | 日記
小用あって岡山へ。
午前中に移動したいと思っていたが、一昨日徹夜した分の休養を午前中に当てたため、岡山に着いたのは夕方になった。


ホテルの窓から、岡山のサッカーチーム、ファジアーノの試合の様子が見える。
短い滞在ではあるが、懐かしの岡山で、しばし楽しんでくることにしたい。

定点観測

2017-06-12 21:44:38 | 日記
私は「定点観測」と名づけて、自分の授業に出ている学生のうち、特に優秀な者を選び、そのノートや小テストなどを定期的にコピーして、学生たちが私の授業をどう受け学んでいるかの参考資料にしている。

この4月から開講した源氏物語の授業でも、一人、優秀で受講態度もよい女子学生を選んで、毎回その小テストを秘かにコピーさせてもらっていた。
こうした学生は、私が意図した以上に、授業の内容をうまく整理しまとめてくれているので、後からその授業を振り返ったり、次にどう教えたらよいかを考えたりすることの参考になるのだ。


先日、試験前の授業で、それまでの範囲をおさらいするとき、この学生の小テストのコピーを利用して説明させてもらった。
ところが、授業後にその学生が友人と連れ立って質問に来たとき、しまい忘れていたそれを見つけられてしまった。

「あれ、私の小テスト。なんでここに…。」
すると、彼女の友人が、
「これ、コピーっぽいよ。」

私は観念して、実はかくかくしかじか、と説明したが、ただし、その女子学生を特に優秀だと思っているからだ、というところは伏せておいた。

彼女は、ふうん、という反応だったが、別にイヤそうな感じではなかったのでホッとした。
それにしても、私が不注意だったとはいえ、こういう展開は非常に心臓に悪い。

戦い済んで

2017-06-05 22:43:12 | 日記
先日収録を済ませた、私が出演する最後の番組は、地元のケーブルTV局で昨日から放送中。
一ヶ月間、不定期に再放送された後、インターネットで配信される予定である。
しかし、私はTVを持っておらず、自分では見ることができないため、今朝、意を決して校長室に行き、この時間に番組を見に来させてくださいとお願いした。
学校の中で、地元ケーブルTV局の番組が見られるのは、唯一ここしかないのである。

我ながら厚かましいとは思ったが、今回は自分でも相当力を入れて準備したという思いがあり、早く仕上がりを確認したかったのだ。
昼下がり、放映予定時間の少し前にお伺いすると、校長先生自らTVのチャンネルを合わせ、録画予約までしてくださった。
私はTVを持たなくなって久しいため、こうした基本的な操作すらできない…。

校長先生はデスクから、私は来客用の応接セットから、共に番組を見ることになったが、何かの羞恥プレイですかと言いたくなるほど恥ずかしかった。
撮影慣れしていない自分の動く画像を見るのがそもそも恥ずかしいし、見ながら、あ、編集でここが勝手に削られている、とか、こちらで用意した画像が勝手に別のものに代えられている、などと気付いてしまい、内容に集中するどころではない。
見終わった後、校長先生は「面白かったです。」と言ってくださったが、私にはとてもそうは思えなかった。


しかし、夜になって、録画したDVDを研究室のPCで再生し、もう一度見てみたら、今度は意外に面白かった。
編集も、短い放送時間に収めるためには仕方がないことだし、自分も下手なりに頑張っているし、内容もけっこう興味深いと思える感じの番組になっていた。
今回は、資料画像の提供を各方面に依頼したので、その点でも充実した見応えのある番組にできたと思う。
企画・撮影・編集に携わったTV局の方と、学校のお陰で、よいものを制作していただいたことに感謝したい。

ただ、ここ3ヶ月間、この仕事にかかりきりになっていたので、他のことが後回しになり、現に今も間近に迫った試験問題の作成に追われている…。
戦い済んでも、安閑としていられないが、なんとか頑張ろう。