夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

睡眠時間は大切だ

2012-02-27 21:59:37 | 日記
昨日遅くに、論文の直しをなんとか終えて郵送したはいいが、今日は睡眠不足で出勤したため、午前中の目も回る忙しさを乗り切った午後、ものすごい睡魔に襲われた。

こっくりこっくりしながら漢字テストの採点をし、はっと気づいて見ると、とんでもないミスだらけになっている…。泣く泣く最初から全部見直しをした。

もう若くない。和田秀樹さんも言っているように、四十を過ぎたら睡眠をしっかりとらないといけないことが身に沁みた。

写真はセラヴィのカキフライ定食。とても美味しかった。今夜は、ちゃんと寝よう。

国公立大学二次試験前期日程開始!

2012-02-25 19:09:34 | 教育
本校の生徒たちは、落ち着いて受験できただろうか。岡山では朝から雨だったが、鳥取大や島根大の受験組が雪にあっていないか心配である。

以前本校にいて、昨年春から系列校に勤務になったK先生は、現在3年生の担任で、今回受験生の引率で鳥取に行っていると聞いた。なんでもその学校では、東大と、受験生が複数いる中四国地方の国立大には教員が引率することになっているらしい。なんと過保護な、馴れない土地に自分で受験しに行くのも勉強だろう、と私のような者は思うのだが、全国的にもこういうところは多いのだろうか?

とにかく、今日受験した生徒たちが実力を発揮できていたことを祈る。

校内研究授業2

2012-02-24 21:45:39 | 教育
校内研究授業週間は明日まで。今日は3人の先生方が研究授業をされ、そのうち、私の担任するクラスでのF先生の数学の授業を参観した。

普段は授業中、気軽に発言したり下ネタを言って喜んだりしているわがクラスだが、今日は神妙な面持ちで通していた。自分以外の先生が授業をしているときに、生徒がどういう風に勉強したり反応したりしているのかがわかって、そういう意味でも参考になる。この生徒は国語は苦手だけど、数学は得意だから生き生きと活動しているな、とか、いろいろ発見があって面白い。

放課後の研究会は4時半から30分程度の予定が、5時半を過ぎても熱気を帯びた話し合いが続いていた。みなさん、今週は大いに刺激を受け、モチベーションが大幅に上がったようである。今後も各学期に1度はこういう機会を持とうということになって研究会は終わった。お互いの本気の授業を見せ合い、率直に意見を交わし合うことで授業の改善や教育力の向上につながり、それが生徒のためにもなる。今週は一方で受験生の国公立大前期試験対策指導も大詰めで大変だったが、有意義な一週間になった。


校内研究授業

2012-02-23 20:06:50 | 教育
今日は自分の研究授業の準備と実施、他の先生方の研究授業の参観、受験生の指導、と夕方までノンストップで働き続けた。あーしんどかった。


研究授業は結局、準備不足がたたって、途中まではよかったのだが、後半単調になり、説明に苦しむ場面が何度もあった。やはり、教材研究で徹底的に調べ上げることをしないと、特に今回のように俳句の授業で文学史や作者の伝記まで教授者が通じていないといけない場合には、授業がスムーズにいかなくなる。予習に十分な時間が割けなかったのは自分の責任なので、誰も恨むわけにはいかないが、やはり悔しい。


HA先生からは、山頭火の伝記を聞いて下世話な興味が湧いたのだが、ほんの少ししか触れられなかったので残念だったと言われ、A教頭からは、放課後の研究会の時に、出家の前後の事情について事実誤認があることを指摘された。A教頭は以前、小郡の資料館で山頭火の展示をご覧になったそうで、私が言ったように山頭火が「妻子を捨てて」出家ではなく、事実はむしろ逆ではないかということを言われた。私は今回、文学史や指導書の記述しか見ておらず、表面的な理解で授業してしまった。生徒にとっては授業で先生が言ったことはそのまま事実と受け取るものであり、間違ったことを教わって訂正されないまま社会に出て恥をかくこともありうる。そういう職業に就いていることをもっと自覚し、授業を行う前にもっと勉強する。H先生からは、俳句はやはり難しい、好き嫌いもあるし、自由律俳句などはなぜこれが俳句なのか、生徒も理解しがたい面があるのではないか、という内容のことを指摘された。教科書に取り上げられているから、というだけでなく、そういうものを教材として扱うことに決めた時点で、どういう目的でどう教えるか、もっと突き詰めて考えることが必要だった。


……というようなことを反省して落ち込んでいた時、クラスの生徒がミスドのポンデリングを、よかったらどうぞと言って持ってきてくれた。なんでも今日はその生徒の誕生日なのだそうだ。おすそわけにあずかってラッキーだった。カップ入りのこれは初めてだったのだが、なかなかおいしい。落ち込んでいた気分も楽になった。


明日から、また頑張ろう。




なんとかなる!

2012-02-20 20:48:46 | 日記
このところ、3年の受験生指導で2人に小論文、4人に国公立2次記述対策の稽古をつけているため、1年の担任でありながら、受験の方に半分以上意識がいってしまっている。しかも、明後日は、その1年のクラスで研究授業がある。学習指導案はおろか、授業の予習もまだだ。しかも

明日の2年生の授業の予習も済んでいない。論文の直しも終わっていない。


昔の自分だったら、何日か徹夜しても大丈夫だったが、今はさすがにそんな体力はないなあ。とりあえず知恵だけはついているので、目の前のことから順番に片付けていくしか方法はないこともわかっている。


私の人生史上もっとも忙しかったのも、7年ほど前のちょうど今の時期だった。学位を取るために仕事と論文の両立をしなければならず、毎日8時くらいまで仕事をして、夕食を済ませて帰り、10時に寝て12時に起きて、朝方まで論文を書いて、少し仮眠を取ってから出勤していた。

今そんなことをしたら、確実に病気になるだろう。


その時を思えば、今はなんということもない。研究授業も内輪のものなので、もし準備が間に合わない時は、模試の解説授業を見せる、ですませるという手もある。


まあ、前期試験の受験指導もあと3日だし、研究授業もあと3日だし、なんとかなるだろう。今夜はとりあえず、明日の2年の授業の予習と、学習指導案の下書き段階だけやって、あとはゆっくり寝よう。