斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

自動車の平均使用年数に思う

2011年10月21日 | クルマ
まぁ、人間で言うところの平均寿命といったところでしょうか。

21世紀に入ってからは、不景気やら何やらで伸びておりましたが。。
平成23年3月末(要は22年度)は6年ぶりに短くなったそうです。

最新の自動車検査登録情報協会が公表した「わが国の自動車保有動向」によりますと、12.43年で前年度比0.27年短縮されました。

あの忌まわしい補助金制度や減税の影響がこんなところにも出たのかもしれません。

前回短くなった時も、ディーゼル狩りが本格化した頃だったような気がしますから。。
国策っていうのは、こういった数値に反映されるぐらいに影響があります。

24年落ちと12年落ちの車を保有する身としての実感ですが、普通に手を入れていれば12年ぐらい乗るのはなんてことはなく、社有車を見ていると、走行距離も40万kmぐらいまではラフに扱っても届くような気がします。

13年目の車検あたりに15万kmぐらいになると、ちょうど消耗品の交換が溜まる頃なので、「車検整備費用を頭金に買い替え」なんて気持ちが起きてしまいますから。。

朝三暮四以外の何物でもないのですが、12ヶ月点検時に重整備を済ますと、24ヶ月点検は水と油の交換程度で車検を通せることがほとんどです。
トータルで掛かる費用(ライフサイクルコスト)は似たようなモンでしょうが、ピークが集中しないので、金策がし易いというメリットがあります。

1回あたりの支出金額を減らす事は、長く乗りやすくするひとつのポイントの様な気がします。

それに、車検の時にアレコレ一気にやると金額と同様に時間もかかります。

この国には、初度登録から13年以上をひとつの区切りに、長く車に乗る事は、経済的な余裕のある酔狂な好事家のする贅沢と判断しているようで、選ばれし者(セレブリティ?)として、自動車税を割り増しにする制度があります。

これも長期間保有することの足枷になっている事でしょう。

ちなみに当方は、セレブ振るために毎年金策して、割り増しな自動車税を支払っております。

加工貿易国とか技術立国の基幹産業の自国製自動車を長く保有するハードルが高い不思議。

補足
冷静に考えると、平均使用年数以下の状態で入手したのはカリーナGTが初めてなんだな。。