斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

寂しい事だけど、予兆はありました。

2011年10月11日 | クルマ
RX-8の生産終了に思うことです。

まずファイナルモデルを用意され、生産終了の花道を飾れる車は、とても幸せな車種だと思います。

縮小再生産的に集約を図られた車種や鳴り物入りで登場したのに、尻切れトンボ状態で1代限りで終わってしまった車種だと何時生産を打ち切ったのかは良くわからないのが当たり前で、この対応の方が圧倒的多数になりますから。

RX-8の生産終了の他との違いは、ここで言うまでもありませんが、ロータリーエンジンを搭載した市販車が無くなるという事になります。

研究開発は続けるとのことですが、市販モデルは終了になります。

ロータリーエンジンがマツダのアイデンティティーのひとつではあることを否定する方はいないと思います。

であればあるほど、看板に並べ続けて欲しいと思う気持ちはあります。

ドラスティックではありますが、比較的コンパクトなボディの2+2なFR車で日本の新しい安全基準といえば…
BRZとかFT-86とかいうアレが思い浮かびます。
繋ぎモデルになってしまいますが、箱だけOEMしてロータリーエンジンを載せたものとしれっと売ってみる。

自社開発の専用車台が理想であるのは当然な事ですが、開発費が回収不可能になってしまったり極端に販売価格が上昇してしまうのであれば、“ヤドカリ”も悪い選択ではないと思っております。

新型車として売り続ける事も研究開発を続けるのと変わらないくらい大切なことのはずです。

1社しか開発をしていないエンジンなんですから、もっと器用に儲けてもバチは当たらないかと。。

ホールデンの大型セダンにロータリーを積んだフラッグシップカーがあったり、三菱のバルカンエンジンを積む事でガス対をクリアした軽自動車、スズキの車台にオリジナルボディを載せた軽自動車等々歴史を振り返ってもいろいろあるし。。
ナビはG-BOOK(トヨタ系)だし。。嘘から出た誠になれば面白いかも。。

補足
搭載モデルが1車種から登場して、1車種になって終了するマツダのロータリーエンジン搭載車の総生産台数は、200万台には届かなかったようです。
40年以上の期間を掛けての事なので、多いのか少ないのか難しいところです。