一定の規模を超えた分譲地の開発では、公園の設置が義務付けられますが、
公園と認められる為には、規定の遊具を義務付けられます。
保育所が認可を受けるためにも、同じような規定があるのだそうです。
子供は、大人が考えるよりもっともっと感性豊かです。
既成の遊具があることが悪いとは思いませんが、
それがなければ公園や保育園が成立しないものではないだろうと思います。
遊具も含めて、施設全体を子供っぽくつくるのは、
『 大人が考える子供らしさ 』 で、
子供が本当に喜ぶしつらえではないのでは、と考えてしまいます。
まとめ買いして取り寄せた、保育園の設計資料が届きました。
よく出来た資料で、
外国のものも含めて、どの実例を見ても
大人が無理に子供に媚びたつくりのものがありません。
上質な素材で ( 高価な素材と同義ではありません ) 、
上質な空間をつくって子供を迎える。
子供を大切にするとは、本当はそういうことではないでしょうか。
住宅の子供室でも同じだと思いますが、
子供の内にホンモノを経験しておけば、
大きくなっても軽薄なものに振り回されない感性が育つだろう。
私はそう考えます。
随分前にファンヒーターの灯油が切れて、
もう春だからと、給油しないままにしています。
夜になるとまだ冷えるので、不本意ながらエアコンで暖房していますが、
少々面白い現象に気付きました。
ファンヒーターの暖房よりもエアコンの方が、温度計の反応は良いのですが、
足元の冷えが治まりません。
ファンヒーターはすぐに部屋の部材を温めるので輻射熱を身体に受けますが、
エアコンの場合は空気を暖めるだけで、
部材を暖めるのに時間が掛かるためだろうと感じています。
床暖房はもっと効率がよいと思いますが、
暖房器具の選択は単純に空気の温度で考えてはいけないことを体感しています。