『 建築士 』 は、その仕事をすることを許す資格なので、
簡単に説明出来るけど、
『 建築家 』 を一言で説明するのは難しい。
「 建築士は敷地で考えるけど、建築家は地域で考えるんだよ。 」
っていう、大先輩の言葉は1つの答えなんだろうと思います。
そして、その1つの証明だったかなと思います。
20日は “ 東京弾丸日帰りツアー ” でした。
一昨年から昨年の結構な時間を掛けて、
建築家協会和歌山地域会の正会員 ・ 賛助会員のメンバーで、
和歌山県の海に接する全市町を対象に、
津波からの 『 逃げ地図 』 を作成して、
最も効率的に避難するルートを提案する事業を進めてきました。
この活動が、国の進める
『 国土強靭化 』 の一環として認められて、
『 ジャパン ・ レジリエンス ・ アワード2018 』
最優秀レジリエンス賞に選ばれて、その表彰式に出席しました。
この 『 逃げ地図 』 は、
地域の危機意識を高めるツールでもあるので、
建築家としての “ 地域との関わり ” が
認められたのだろうと考えています。
仕事の合間でのボランティア作業としては、
結構辛いときもあったけど、光栄なことです。
どうでも良いことだけど、
弾丸ツアーの行きの飛行機の窓枠。
何故か、私の席のところだけガムテープで目張りしていました。
理由は解らんが、なぁんかイヤ!
メディアの発信にも “ 知ったかぶり ” が結構あるようで。
宮家のお姫様と、
ちょっと相応しくなさそうな青年との婚儀の件で、
「 皇族の婚約延期は特別なことではない、
昭和天皇のときには4年間延期されている。」
っていうような意味のことをテレビで言った “ 識者 ” がいたけど、
何か、その 『 例え 』 に気持ち悪い感じがあったんですね。
そのとき初めて知ったけど、
『 宮中某重大事件 』 として、
近代史では有名な出来事なのだそうです。
歴史の教科書に出ていたような政治家がいっぱい登場します。
その時代の仕組みの中で、
国の今と、将来が掛かった大問題だった出来事で、
お姫様と、常識知らずの青年とが
結婚を考えたのとは、同じラインでは語れる筈もない。
自動車の保険って、
も一つよく解らないままにしているんですよね。
自分がどんな条件で、
どんな特約をつけているかもみんな理解していない。
・ ・ ・ 私も!
改めて自動車保険を勉強してみよう。
ということで、今月の 『 豆の会 』 は、
代理店にお勤めで、定年までは損保会社にいた
竹中忠さんにお話しをお願いしました。
保険の実情と、
事故にあったときの対応など、
実例を沢山あげてお話しいただいたので、
随分スッキリしました。
( で、ここでは書ききれないので割愛 )
各損保会社ごとに
事故対応の考え方にも違いがあるらしくて、
それぞれに長所と短所があるらしいのですが、
私達は、損保会社を選ぶより、
知り合いの代理店に頼んだら自動的に決まった。
っていうのが、ほとんどだろうと思います。
それではやっぱりおかしい!
ここでも、 “ 選ぶ ” ことが必要なんだろうなと感じました。
写真を撮り忘れたので、テキストの写真。
今年から花粉症になったのか、
ただの風邪なのかが、はっきりしないのですが、
先週から鼻水がグズグズで、鼻の縁が荒れて痛さ限界なので
ドラッグストアで、ちょっと良さそうなティッシュを買いました。
「 しっとりやわらか 」 「 贅沢保湿 」
って、普通のと比べればウソではないんですけど、
合格点ではない ・ ・ ・ 。
以前コンビニで買った
クリネックスのポケットティッシュの方が断然上等です。
( ティッシュって、買うとこんなにするのか? っていうくらい高かったけど )
どちらにも
『 ローションティシュー 』 の表示があって、
パッケージにもプレミアム感があるけど、
メーカーが違えば品質も同じではないんですよね。
「 ギャラが安いから良いものがつくれない。 」
なんてことを言う建築士がいるけど、
大概 「 沢山もらえば良い仕事が出来るのか! 」
ってツッコミたくなるタイプだったりするんですね。
ウズベキスタンに、ナボイ劇場っていう
旧ソ連時代に 「 四大オペラハウス 」 の1つと言われた
美しい建物があるのだそうです。
敗戦直前に参戦してきたソ連軍に捉えられた
400人余りの日本人捕虜によって建てられました。
どの国の捕虜でも、真剣に与えられた作業をしないものだけど、
ここの人たちは違ったんですね。
日本人の真面目さ、器用さは建設作業中から
ソ連軍や地元の人達に認められていて、
完成したら、その美しい仕上がりにさらに人々が感動しました。
ソ連から独立したウズベキスタンで、
今も日本人が尊敬されている理由になった出来事、
1966年の大地震で周囲の建物が全滅状態になるなか、
このナボイ劇場だけは、小さな被害で済んだことで、
さらに日本人の仕事の確かさが証明されました。
この手のエピソードは、
日本人として誇りを感じるんですね。
同じことが出来るかどうかは考えてしまうけど、
今、建築をしている人はプロなので、
ギャラが低くても受けてしまったら
ベストを目指す以外の選択肢はないんじゃないかと!