「 手を上げてみたらどうか 」
と薦められて、してみることにしました。
とっても固い名前です。
和歌山弁護士会住宅紛争審査会
これの
紛争処理委員
という立場に建築士として参加することにしました。
( 今時点では予定者ですが )
まだ正式には選任されていないけど、
紛争処理委員に対する実務研修があるから参加してね。
とのお知らせが届いたんですけど、
当弁護士会事務局
のところで、当弁で行替えしているから
弁当に見えて、
これがツボにはまって、1人笑えてきて仕方ない ・ ・ ・ 。
この立場での活動はまだですけど、
今までに
他の相談機関に持ち込まれた相談内容を聞く機会は何度もあって、
とても不思議に感じていたことがあります。
「 何で、そんなに信頼できないまま建築を依頼したんだろう? 」
「 とっても信頼していたのに裏切られた。 」
っていう例は少なくて、
お互いに特別な信頼関係を築かないまま進んで行った。
そんな感じを受けることが多いように思います。
「 建築の仕事をしている人だからキチンとしてくれるだろう。 」
そんな感じなのかも知れませんが、
必ずそうとは限らないし、
キチンとしていても、発注者と受け手では
価値感が違う場合もあります。
どんな価値観で建築をしている人か、
何を目指している人か。
ホームページ ・ 印刷物 ・ 建築の実例その他諸々 ・ ・ ・ 。
今は、色んな所から情報がとれるので、
自分が求めていることに
近い考えで仕事している人を見つけ出す。
それが1番最初にすることで、
1番大切なことだと私は思うのですが。
それでも、
ヒトとヒトなので、
絶対問題が起こらないとは思わないけど。
本名のほかに
「 カオスさん 」 って呼ばれても私のことを指すので、
最初の頃は名前を2つ持った感じがして
ちょっと楽しかったものです。
時代に翻弄されて、
人生が大きく変わったひと。
尋常ではない時代だったので、
それはそれは大変なことで
何度もドラマになっていて有名ですが、
私自身、ドラマとイサム野口の伝記でしか
よく知りませんでした。
( 酔っ払って夜来香 唄ったことあるけど ・ ・ ・ )
登場人物がスゴイんですよね!
大物 ・ 有名人 ・ etc etc ・ ・ ・
エピソードで一番好きなのは、
イサム野口と李香蘭 ( このときはもう山口淑子ですけど ) が結婚して、
北大路魯山人の家に住んだことです。
「 どんだけ緊張感ある家やネンッ! 」
美しくないモノを持ち込んだら
大変なことになりそう ・ ・ ・ 。
実際
ピンクのビーチサンダルを買って来たら
イサム野口に捨てられた。
っていう出来事が書かれていますしね!
そんな扱いになってしまうことが多いみたいです。
芸能人がテレビに出なくなると、
「 もう消えてしまったんだね 」
とか思いますが、
元々テレビに出ることが自分の仕事だと思っていなくて、
舞台で活躍して評価されていたり、
映画で本格的な活動をしていたりすることがあります。
特別その方向に明るい訳ではない私なんかは、
見えていないから、消えてしまったんだと思ってしまいます。
ブログに、読んだ本を紹介したりしていると、
本のことを書かない期間があると
「 今は読んでいないんやね 」
って思われるみたいで、
これだけ読みました!
って自慢するのはカッコ悪いと思うけど、
読んでいないと思われるのはなんだか悔しい気がします。
前回、
幸田文さんの 『 崩れ 』 のことを書いてから、
昨日の秋山徳蔵さんの 『 味 』
までの間に、
元NHKのアナウンサーだったっていう女性の
家族のことを書いたのを読みかけましたが、
内容が下らな過ぎて途中でやめて、
その後、藤沢修平を7冊読みました。
今まで読んだことがなくて
特に興味もなかった藤沢修平を一気に7冊も読んだのは、
うちの奥さんの同級生のお姑さん
( 私には直接ゆかりのない人ですけど ) が、
「 旦那さんだったらすぐに読んでしまうわ 」
って言って貸してくれた。
っていうよく解らない理由で借りてきたので、
読まないわけにいかなかくて読みました。
面白かったですヨ!
面白かったけど、
7冊はちょっと胸焼けしました!
紹介したいと思うほどの内容がなければ書かないし、
良い本があっても、
ブログを書く気分でないときも書かないんですよね。
ホントに読んでいないときもあるけど!
よく感じることですが
「 あの人、とっても良いこと言うわぁ 」
とか、
「 この本に書かれていること、とても参考になるわぁ 」
みたいなことって、
だいたいは、
今まで考えたこともなかったような新しい目線から
誰かがアドバイスをくれた。
訳ではなくて、
今まで自分が考えていたこととと同じことを言ってくれた。
あの人が肯定してくれたから安心したわぁ
と同じ意味なんですよね。
そうじゃなくて、
もっと広く新しい目線で物事を捉えたい。
と思っているけど、
私も、だいたいそんな感じです。
「 久しぶりに良い本と出会ったわぁ 」
と思って、途中線を引いたりしながら
最後まで読みましたが、
その部分を今見返してみたらやっぱりそんな感じでした。
このあいだ買った
ドラマ 『 天皇の料理番 』 のモチーフになった本です。
エピソードをつまみ出してドラマのストーリーに
繋ぎ直した感じで、
秋山徳蔵氏の人生とドラマとは随分違うみたいです。
( ドラマはドラマで面白かったから
それで全然問題ないけど! )
ずっと以前から、
料理と建築は似ていると思っていますが、
これを読んでいて共感した部分も
やっぱりそんな部分だったようにも感じます。
ワクワクしています。
そして、
「 街の規模は関係ないんです。
大切なのは人です。 」
っていう言葉を
しっかり理解しようとしています。
有田川町は、
今までも色んな試みを成功してきた町ですけども、
次の段階に入っている感じです。
今日、満席の きびドーム で開かれた
『 有田川という未来 』
は、素晴らしい内容でした。
アメリカオレゴン州ポートランド市
アメリカ人が1番住みたい街だそうですが、
この成功例に学ぼうと、
ポートランド市開発局から職員を招いて
若者たち、女性たちが
すでに行動を始めているという話です。
このパワーがステキです。
とても参考になる話を聞けた2時間半で、
確認できたことの1つは、
自分の地域に対して私たちが考えて行動していることは、
( まだ始めたばかりだけど ・ ・ ・ )
基本の部分から間違っていないということです。
自信をもって進めたいと思っています。