『 茅の会 』 は1時始まりです。
これに間に合うように出掛けると、
12時前には家を出るのですが、
その前に玄関に羽目板を入れて、雨戸を全部閉めて。
蒲公英工房では、
軒下に靴を置いたまま建具は開けっ放しでした。
「 雨は強くなってきたけど、風はそれほどでもないな! 」
と思っていました。
帰り道、海南カントリーの峠を有田に下りてくる途中
最初は、アクアプレーニングだと思っていましたが、
「 こりゃ、落ち葉で滑ってるネンわ! 」 と ・ ・ ・ 。
それが、枝が沢山落ちている感じに変わってきて、
ふもとに近づくと、
沿道の倉庫から剥ぎ取られたトタンが道をふさいで!
聞けば、有田では強い風が吹いて
樹木が倒れたり、フェンスが倒れたりしたとか。
台風の風ってほんの少し場所が変われば随分違うんですね!
建築を生業としているので、
今日の話題としては “ 風 ” のことが大きいのですが、
『 茅の会 』 のはなし。
“ 原発 ” が危険なものだというのは、
今は誰でも解っていることですが、
考えないといけないのは “ 風力発電 ” !
とってもヒトと自然にやさしい発電だと思っていませんか?
この “ 風力発電 ” の風車の下で焼身自殺を考えた人がいる!
と言ったらどうでしょう?
風力発電が出す 『 超低周波音 』 は、
普通はヒトの耳には聞こえないと思われているんですね。
ところが、聞こえてしまう人がいるんだそうです。
この聞こえてしまう人にとっては、大変な問題です。
耐えがたい辛さで、公害問題と言ってもいい。
あまりの辛さに我慢できなくなるんですね。
この 『 超低周波音 』 の問題は、
そうでない人には全く理解されない!
ということでは、『 シックハウス 』 と似ていると思っています。
ベトナム戦争やナイジェリア内戦に
心を痛めた女性がパリで焼身自殺したことは、
みんな知っているじゃないですか。
♪フランシーヌのばぁいわぁ~ って、
( 子供の頃にそんな歌が流行っていました。 )
風力発電の 『 超低周波音 』 に悩んで
焼身自殺した人のことは誰も知らない。
私は、自分で検証できていないので
“ 風力発電 ” が、
今の時点で可か非かをジャッジするつもりはありません。
が、
今書いたようなことがあるのに、
誰もそれを大きく取り上げないことが問題だと思っています。
もう1つ、
“ 水力発電 ” は、
その電力供給を安定させるためにダムを造りますが、
“ 風力発電 ” は風まかせの不安定な発電方式です。
これが産業を安定させるとは思えません。
これらのことは、
キチンとみんなが知ったうえで
考えて議論しないといけないことだと思うのです。
長い文章を
最後まで読んでいただいた方に感謝します。
カバン1つ持って旅に出ますな。
偶然たどり着いた、地図でも見付けられないような
今は廃れてしまった港のある街。
港に直接流れ込む小さな川の近くにある
街で1件だけの飲み屋。
若くはなくて、飛び切りの美人でもないのに
気になってしまう女将の魅力は
そのこころの奥に持っている影のせいか ・ ・ ・ 。
客たちのとのやり取りから、
この町の女ではないことがわかる。
月日は流れて、いつの間にか
一緒に暮らし始めているんですな ・ ・ ・ 。
って、「 そんな旅のある人生もエエなぁ ・ ・ ・ 。 」
なんてことを話したら、
「 どんだけ長い妄想ですか? 」
って、部下の女の子に言われてしまいました。
( サラリーマンの頃の話ですが )
そんなのとは全く違う旅のスタイル。
アウトドア派のもっとずっと健全な旅ですが、
耕運機で東北を巡ったり、
ヒッチハイクで私設郵便配達したり、
その発想が面白い!
3度目か、4度目かな?
何度も読み返していますが、
旅って本当に “ 出会い ” だなと思います。
ホームページを全面的に作り替えました。
ワザとゆるく見せるための画面にしていましたが、
少しスッキリさせたくなって。
基本構成が以前と同じなので、他人様が見れば、
ちょっとだけ手を入れたと思われそうですが、
作業的には、主なページを全面的に作り替えています。
私の事務所のホームページで
ファイル数が209ページあります。
これを一晩で片付けるのは結構な根気が入りました。
( って、実はまだ不完全 ・ ・ ・ )
ワードの入力とかで経験があると思いますが、
コンピューターって、
文字や写真をこちらの思ったところに配置してくれませんナ!
しかも、私が使っているソフトでは
入力している画面と、実際にインターネット上で表示される画面が
必ずしも同じではありません。
( しかも、見る側の機械が違ったらさらに崩れるそうな ・ ・ ・ )
まだまだこの機械は
仕組み的に過渡期なのだろうと思います。
先日、グラフィックデザイナー経験者3人で話したときのこと、
「 コンピューターで仕事する時代になって、
印刷物のデザインの質が落ちたと思うんですけど。 」
と、私が以前から思っていることを話したところ、
皆さんそう感じている様でした。
それ以前の印刷物は、
版下と言うんですけど、台紙の上に写真の配置を支持して、
文字は写植っていう印画紙に活字を印字したものを
貼り付けていました。
文字の割り付けが良くないときは、
一字ずつカッターでバラして文字間を詰めたりして
バランスを合わせるような作業をしていたものです。
今は、コンピューターで出来ることの限界が、
デザインの質の限界になっている!
特に熟練した人がどの職種でも必要なくなって、
簡単に最低限のレベルは担保されているように見えますが、
逆に、優れたものが手に入らなくなっています。
建築の世界も例外ではありません。
例えば、明恵上人。
近くに遺跡の碑があるから名前は知っていたけど、
何をした人かは知りませんでした。
ヒトとの出会いがあって、
郷土が誇るべき偉人だと解りました。
例えば、八田與一。
金沢でお話しする機会を与えてもらって、
その原稿を作るため、まず “ ご当地 ” のことを知ろうとするうちに
日本が世界に誇る人物だと知りました。
須佐神社。
神社の中でも地位が高いと聞いてはいましたが、
近くにあるから大したものだとは思っていませんでした。
が、
今年、千田祭りの役にあたって、
改めて調べ直してみると、
インターネットで検索できる範囲だけでも
日本の歴史の中に存在していることを知りました。
「 求めなければ、何も得られない。 」
そうなんですけども、
自分の頭の中でだけ色々考えて求めているつもりでは、
自分の頭の広さ以上にはならない。
“ 機会を求める ” なんて言うと、
言葉が固すぎるでしょうか?
求めて、誰かが与えてくれないと、
新しく知ることは小さく ・ 小さく収まってしまうんですね。
そんなに難しいことではなくて、
とっても大事なことだと思うんですよ!