奈良県橿原市の今井町は、
趣ある自分たちの街並みを守ってきた
その姿勢とパワーに感動します。
みんながそんな意識を持っていたら
この国はもっと美しかったのに ・ ・ ・ 。
などということを今更言っても始まりませんが、
今からでも出来ることがあるとも思うのです。
一昨日のことになってしまいました。
恒例の 『 茅の会 』 。
県の文化財、特に建築を担当されていた
山本新平氏のお話をうかがいました。
法律上の規定が整理できたことと、
お話のあとのディスカッションが活発でした。
いつも時間が食い込む会ですが、
もしかしたら
今までで1番時間がながかったんじゃないでしょうか。
湯浅町も指定されている
伝建地区 = 重要伝統的建造物群保存地区
は、元々今井町を守ることを切っ掛けに始まったとか、
法律までつくってしまう街並みのパワーってスゴイ!
なくなってしまったものは取り戻せませんが、
これから出来る街並みが
ずっとずっと将来、
法律がなくてもみんなの意識で守られるくらい
美しいモノになれば素晴らしいと思うのです。
「 これホントに読んだ? 」
と言われるほど、本を傷めずに読むタイプでした。
・ ・ ・ ずっとずっと以前は!
同業のおねぇさんが貸してくれましたが、
「 ホントに読んだ? 」 と思うほど
ページにクセがついていませんでした。
以前は自分もそんな感じだったと思いながら読み始めましたが、
あのエッセイ書く人が、こんな小説書くんやぁ!
非常に面白い!
うまい!
エッセイを読んだだけで
作品には興味がありませんでしたが、
おねぇさんが強引に読ませようとした
( のかどうか、真意が元々解りにくい人なんだけど ・ ・ ・ )
理由が良く解りました。
『 人には添うてみよ。馬には乗ってみよ。 』
ではないけれど、
実際に触れてみないで結論をだしてはいけないなぁ
と思ったのでした。
( 内容とは全く関係ない感想ですけど! )
図書館で借りた本は返却日が決まっているから、
先に横取りされたら読めなくなってしまうので、
そんなことを何度も経験してようやく気付いたようです。
自分が読みたい本とは別に、
私が選びそうなのを “ エサ ” として奥さんが借りてきた本。
これがなくても
今回のチョイスは私横取りしなかったと思うけど ・ ・ ・ 。
小説 って言うか、作品 というのは、
全体の構成を緻密に練って
ストーリーをつくりあげていくもの。
というのが私のイメージですが、
いつもそんな作者の世界に入り込んでいると疲れるので
こんなご都合主義のハチャメチャもありかな?
っていう感じでしょうか?
同じ作者でも 『 阪急電車 』 の展開はすごい緻密でしたよね。
時間の経過を駅名に置き換えている感じで、感動的に緻密!
そう言えば 『 県庁おもてなし課 』 も
もう少し緻密だと思っていましたが、
けっこうご都合主義の展開だった様な気がしてきました。
決してこの本をバカにしているつもりはなくて、
人に触れる ということはそんな部分も必要なのかも知れない
と思っている訳であります。