“ 木 ” を思い浮かべて!
誰でもイメージできるんですね。
“ おうち ” ってどんなの?
だいたいの人は思い浮かぶカタチがあるんですね。
この イメージ できる。
思い浮かぶ が曲者で。
最も一般的なもの、
大多数のものが頭に浮かんでいるはずなのに、
きっとそんなものはどこにもないんですね。
年齢を重ねるほど、
この どこにもないもの を
イメージしてしまうことが恐怖で、
少しはリセット出来るかと、こんなのを買ってみました。
子供向けの絵本かな?
と思うけど、その割にはそこそこの漢字が使われていて、
もしかしたら私のような人向けなのかも知れません。
一言で説明すると。
「 しっかり見ようよ 。
ちゃんと規則があるでしょう!
規則はあるけど色々なカタチがあるでしょう! 」
そのことに気付こうね!
っていうことだと思います。
毎日ではなくてもいいけど、
時々思い出して、
外れかけた軌道を修正するのにいい感じですね。
ゆっくり読んでも、1冊15分!
このコロナ騒ぎが終わって、
普通の暮らしに戻った時には、
社会の仕組みが今まで知っていたのと同じではない。
そう考えています。
情報の取り方も、
情報の発信方法も急激に変わると予感しています。
他人様より早くはないんだろうけど、
タブレットを買いました。
体温を感じないコミュニケーションや、
紙でない情報を疑ってきた立場の私としては、
まだ相当早い導入です。
持っているだけで仕事してくれる機械ではないけど、
これを
「 でっかいスマホ 」 や
「 電気仕掛けの手帳 」
に使うつもりはありません。
明確な( ではないナ・・・ )イメージがあって、
選んだ機種。
今回は、意識的に
時代の流れに遅れない速度で泳いでやろうと思っています。
『 男はつらいよ 』 の寅さんの名台詞
って、それはそれはいっぱいあるだろうけど、
甥の満男が
「 何のために大学で勉強するのか 」 と
悩んだことに答えて、
「 ながい間生きていればいろんなことにぶつかる。
そんなとき自分のように勉強してないやつは
サイコロの目で決めるか、
その時の気分で決めるしかない。
勉強していれば、自分の頭で
キチン筋道立てて考えることが出来るんだ。 」
というような意味のことを言った
寅さんのセリフが1番だと思っています。
この著者が、そんな映画のセリフを知っていたかどうか。
全く同じことを言っているのが面白いです。
モノを創り出すとき、
それを頭の中で考えているのは言葉です。
言葉を沢山知っているほど、
完成度の高いモノづくりが出来るはず。
今取り組んでいる分野に限らず
広く沢山のことを知っている人ほど、
その狭い分野のことも広く考えられるはず。
この手の本を読んで、
「 この人いいこと言ってるなぁ。 」
って言うのは、
大抵が自分の日頃の考えを代弁してくれていることで
安心しているんですよね。
そんな意味で、とても納得行くお話ばかりでした。
これからご自分の家づくりをする人は、
調子のいい解説本や住宅雑誌は読まなくてもいい。
この手の本を読んで、
自分の考えを正しく整理する方が余程満足する
家づくりが出来ると、私は思うのですが如何?
須佐神社は元々ここだったんだよ。
という場所。
我が家の庭に出て見上げれば、
目と鼻の先みたいな距離に見える山の峰ですが、
初めてここに立ったときには、
眺めた景色が自分の暮らす場所だと気づかないほど
『 聖地 』 を感じました。
この “ 元 ” 須佐神社がいつ頃から聖地だったのか
私は知りませんが、近くから弥生時代の
銅鐸や刀の束をとめる金の目釘が出土しているから、
その頃でしょうか。
そんなことを考えながら読んだこれには、
記紀神話のイザナギ・イザナミまでが縄文の神。
アマテラス・スサノオのあたりから弥生の神。
と書かれています。
米をつくっていたかどうかが分かれ目なんでしょうね。
・・・古事記の編纂より、
こちらの 『 聖地 』 の方が古いと思うけど!
縄文とか弥生とか、2千年もまえの
浮世離れした昔のことみたいに感じるけど、
私達は、現代でも生活習慣の中に
その時代の感性を受け継いていることが
大変なことで、大事なことなんだと思います。
神も仏も信じてないけど、
聖地は感じるんです。
『 あかりのテクニック 』・・・おかしな言葉だけど。
を解説する本は、
とても夢のあることを求めながら、
技術的なことを解説するので、
その文章にやさしさがないのが多いように感じています。
昨夜眠れなかったことで一気に読んでしまいました。
これも『 あかりのテクニック 』 を解説する本ですが、
著者の自邸でのあかりの工夫を
詩のような調子の言葉で解説していて
求めていることと、文章のバランスがとてもうまい具合、
それでいて内容がとても的確なので
気持良く読めました。
ヒトが人工的な灯りで暮らすようになった歴史は
とても・とても短い。
まだまだ、それをうまく使える知恵を
身に着けていないんじゃないかと思います。
自分でプロだと思っている人でも
理解出来ている人に出会うのは難しい。
・・・そんなレベルですね。
この本で伝えようとしているのは、
そんな現実に絶望することはなくて、
自然な光をよく観察して、感性を磨けば
答えに気づくヨ!
色々試してみようよ!
そんな感じじゃないかと思います。