ひとの話って、
聞いてみると色々と広がりを持って、
本当に面白いもので!
今月の 『 豆の会 』 。
レギュラーメンバーの島さんのご主人と話したときに
生まれ育った大阪住吉のお話が面白かったので
是非にとお願いしました。
私たち田舎者とは違うし、
同じ大阪市内でも、
私が2年間住んだ西淀川とも違う感じで
とても楽しくお話を聞きました。
実は、
生まれた場所の話をして下さい。
って、自分が言われたら困るなぁ ・ ・ ・ 。
と思っていたのですが、
お願いして良かった!
場所の予備知識の部分から導入でしたが、
解っていそうで、新しく気付いたこともありました。
大和川の近くにご実家があるらしいのですが、
大和川って、明日香や奈良に都があった時代、
大陸から来た人や文化は
この川を上って奈良盆地に向かったんですよね。
上流には、
「 大陸から来た仏教はここに上陸した 」 っていうところもあるし。
で、今日お話を聞いていて改めて気づいたのですが、
我孫子とか、長居なんて地名は渡来系の名前ですよね。
住吉とか住之江とかもそうかも知れない!
ここにも
ちゃぁ~んと由緒正しい歴史があるんですよね!
1冊の本を何度も読み返したら、
1度目とは違う気付きがあって
理解も深まるから良いと思うけど、
興味の広がりに読む速度が着いて行かないから
次々と新しいのに手が出るんですね。
このあいだ読んだばかりの 『 智恵子抄 』 。
友達から貸して欲しいと言われて、
週末に会うときに忘れないようにしないと。
と思って引っ張り出してパラパラと見ていると、
なんて綺麗な言葉で描かれた文章かと、
改めて感じたんですね。
「 智恵子は東京に空が無いといふ 」
からはじまる 『 あどけない話 』 っていうのは
有名なのだけど、
『 あなたはだんだんきれいになる 』
これがいいんですね。
「 をんなが附属品をだんだん棄てると
どうしてこんなにきれいになるのか 」
ではじまるんです。
1度読んだときには大して気にならなかったし、
ましてこんな感覚って、
若いうちは何度読んでも理解できないじゃないですか。
シンプルがいいのか?
って、言葉だけが上滑りしてしまうんですね。
沢山の経験をした女性の魅力でもあるだろうし、
多分、磨き上げた美しさだから
女性に対してほどじゃなくても
工業製品でも
建築でも
同じようなことがあるんだろうと思うんですね。
そんなことが解るおとなになりたい。
妹がおりますが、
私と比べれば随分出来が良い方です。
さしずめ 『 愚兄賢妹 』 っていうところでしょうか。
こんなのがあります。
佐々木邦という作家の全集
第4巻で 『 愚弟賢兄 』 という作品。
昭和3年に発表された作品で、
現代の日本とは社会の仕組みも随分違うみたいで、
それはそれで面白いし、
全体には、ほのぼのと静かに話が ( 時間が ) 流れます。
( 漢字の読み方がスッゴク難しいけど。 )
この 『 愚弟賢兄 』 というタイトルから、
『 愚兄賢妹 』 という言葉が浮かんで、
それが 『 男はつらいよ 』 の設定が浮かんだ。
山田洋次監督がテレビで話していたので読んでみました。
何もないところから発想することは出来ないから、
発想の “ 核 ” みたいなのが必要なんですよね。
『 愚弟賢兄 』 だけを読んで後の2編はまだなので、
またそのうち読みましょう!
・ ・ ・ なんですけど、
うっかり間違って佐々木邦全集第4巻のまえに
こんなのを買ってしまったんです。
もったいないからこれも読まないと ・ ・ ・ 。
伊丹から
ドイツ行きの飛行機に乗らないといけないのに、
道を間違ったか、
電車に乗り間違ったか、
出発時刻になってしまって、
「 もう絶対間に合わん! 」
っていうところで目覚めた昨日の朝。
「 あ!
今日は白浜へ行くんや! 」
家を出たときから、
田辺のあたりまでは降っていた雨が、
白浜ではやんでいました。
お昼前にはそこそこいい天気で、
白良浜も真冬の海には見えませんでした。
ここをハワイということにして、
真冬にロケしたドラマがあったけど、
この感じだったら納得!
天気が回復したのかと思っていたら、
夕方、吉備の辺りで雨だったから、
南の方の天気が良かったんですね。
白浜の同業者と話していても、
建物の自然環境に対して
配慮する箇所が私とは随分違います。
クルマで1時間ほどの距離ですが、
これだけ違うんだっていうことは
とても大切なことだと思っています。
私の任期としては、
建国記念日と春分の日、あと2回になりました。
自治会の役を受けて、
公民館長になったので、祭日に日の丸を上げます。
夕方、旗を降ろした後
竿とロープがビシッと平行な方がカッコいいので、
最初の頃は、ロープを真っ直ぐ下ろして
フックに巻き付けて留めていましたが、
次の祭日に上げに行ったら、
ロープが旗竿本体に巻き付けられているんですね。
子供のイタズラかと思っていましたが、
毎回そうなっているので気が付きました。
風でロープが揺れたときに
旗竿を叩いてやかましいから、
おそらく近所の人が直していたんですね。
それ以後、見た目にはだらしなくてイヤなのだけど、
旗を降ろした後は、
ロープを竿の本体に巻き付けています。
こんなことを知らなくても、
きっとこれからの人生で損することはないけど、
知らないよりは、知った方がいいし、
ひょっとしたら応用が利いて
何かの時にヒントになることはあるかも知れません。
こんな小さなことも
沢山集まればパワーになると思うのです。