建築関係の本は誰にも教えずに
1人ソォ~ッと読むことにしているのだけれど ・ ・ ・ 。
古本になると、
大体は安くなっていて、時々貴重な本に
とんでもない高値が付いていたりしますが、
新品の本は、
日本では全て定価で売られているものだと思っていました。
今月のヘリテージマネージャーの講義で、
チラッと触れられた本があって、
ちょっと読んでみようかしらン!
とインターネットで探しても、
色々なところで 「 在庫なし 」 が返って来て、
ようやく見つけた1冊でした。
定価1,300円ですが、売値2,000円です。
その筋に詳しい人に訊いたら、
絶版で貴重な本にはあり得ることだそうで、
「 あなたも、
それでも価値があると思ったから買ったんでしょう? 」
という感じで言われましたが、おっしゃる通り!
厚さ約1cm。そのほぼ半分は表裏の表紙です。
本文は60ページほどで、
簡単に読んでしまえそうなのに、
内容難しい、難しい ・ ・ ・ 。
値段が高いから良いモノと限ったわけではなくて、
量が少なければ相場は上がるし、
良いモノでも量が多ければ下がるし。
手間がかかればやっぱり高くなる。
だから、
私は値段が高いから
良いモノだろうというような判断はしないんですけど、
ヒストリーや
背景の物語には弱くて、
そんなことがシッカリしたモノには価値を感じます。
今日、棚田の綺麗な 『 あらぎ島 』 で有名な
有田川町清水の電気屋さんからお米をもらいました。
『 あらぎ島 』 ではないらしいですが、
清水の棚田で採れたお米だそうで、
今年 『 棚田サミット 』 が開かれところでもあるし、
“ プレミアム感 ” があって、
とっても珍しいモノもらったなぁ と思っています。
うちの奥さんは、
「 お米もらった 」 というだけで
助かったって喜んでるけど ・ ・ ・ 。
あと3つ寝たら息子が帰ってくるそうです。
「 奈良だったら簡単に会えるでしょう! 」 と
他人様からは言われるし、
事実ちょくちょく会っていますけど、
やっぱり嬉しいものです。
私の学生時代から奈良が好きで、
息子が奈良の国立みたいな名前の大学にいったのも、
よく連れて行ったから奈良に親しみがあったのでしょう。
『 奈良に美味いものなし 』 と言う言葉があると、
以前フラワーアレンジメントの志磨さんから
聞いたことがあります。
そう言えば奈良の名物って
柿の葉寿司と奈良漬けくらいしか知りません。
志磨さんは、
「 そんな言葉があるけど、
そんなことないよぅ。美味しモノが沢山あるよぅ! 」
とのことでしたが!
最近、どうやらこの 『 奈良に美味いものなし 』
と言ったのは、
志賀直哉らしいということが解りました。
この中に 『 奈良 』 という
ストレートなタイトルの随筆があります。
昭和13年の文章なので、
随分様子も変わっていそうなものですが、
意外と今でも納得できるのが面白いです。