ある ( 有田では ) 大きな病院の薬剤師さんと話した時に、
「 私は薬飲みませんよぅ!
薬飲まないと治らない病気もあるけど、
大体の病気は、自分の体で治せるようになってるんです。
自分で治せるのに、副作用のある薬飲む必要ないでしょ。 」
と言われたことがあります。
薬剤師さん全員が同じ意見かどうかは判りませんが、
一応 ナットク!
私は、
頻繁に飲んで、効かなくなるとイヤなので、
出来るだけ飲まないように心がけていますが、
自然に治るのを待つほど余裕もないので、
必要な時には飲みます。
( 普通みんなそうだと思いますけど ・ ・ ・ 。 )
昔の薬局は、薬剤師さんに症状を説明して、
その結果勧められたのを買うのが普通でしたが、
最近の 「 勝手にお選びください 」 みたいな薬局では、
「 多分どれを選んでも、成分同じなんだろうなぁ 」
と思いながら、
・ テレビでコマーシャルしている
・ パッケージに説得力がある
・ 能書きに迫力がある
こんなことについひかれてしまいます。
「 そんなことない 」 と思いながら、もっとひかれるのが、
“ 同じ能書きなら、値段の高い方が効きそうな気がする ”
・ ・ ・ 悔しいけど!
建築でも、同じ様なことがあるんだろうと思います。
良く判らないから、
見せられたカタログから値段の高いものを選びたくなる。
それだと、予算が合わなくなるから、
妥協して後ろの方のページの値段の安いもので落ち着く。
そんな風に選んだモノの組み合わせになるので、
全体に整理できた建物にならない。
そんなストーリーが見える建物が沢山あります。
値段の高い部材が、必ず良いものとは限らないし、
カタログにイメージしているものがなくても、
現場で造ることが出来るかも知れない。
バランスを上手くまとめれば、
全体の金額も調整できるかも知れない。
自分ではそんなことが上手く出来ないから、
設計者が居るんだと思うのです。
使えるヤツは上手く使わないと!
カレンダー葉書で、1番大変なのが切手貼り。
とにかく肩が凝ります。
200枚近い葉書に切手を貼って、
すぐに重ねると葉書どうしがくっついてしまうので、
切手分だけずらしながら並べていきます。
今回使った切手は、5種類の図柄で1シートになって、
これを切り離して葉書に貼ります。
毎月思うことですが、
この5種類の図柄がランダムに並ぶとすごく綺麗です。
1色でベタッと色を出すよりも、
細かい色の組み合わせで全体の色味を感じさせた方が、
奥行きのある美しさが出ます。
これは、油絵や色鉛筆の手法や、
点描、山下清の貼り絵などが良い例だと思います。
建築も含めて、
注意深く見ると生活の中でも発見できると思います。
09年版の輸入衛生器具 ( 便器 ・ 水栓 ・ シャワーなど ) のカタログが送られてきました。
以前は、輸入品というとオールドスタイルのかわいらしいデザインが多かったですが、
最近はモダンなスタイルが主流です。
デザインのテイストは好みもありますが、
どれもカッコいい!
なぜ国産にここまで創り込まれたデザインがないのか。
国産の場合は、高級品はデザインではなくて機能にばかり走ってしまうのが残念です。
( 以前書いたように、
実際使ってみると驚くほど具合のいい衛生器具があることも確かですが! )
このカタログの製品も、
もう少し価格が抑えられていると嬉しいのですが、
そのへんが難しい!
ポケットからフィルムケースを出した人がいて、
「 今でも銀塩カメラ使ってるんですか? 」
と尋ねると、
「 デジタル処理は、
どこまでいってもエッジのギザギザから逃れられんからね。 」
という返事。
おそらく、この人の職業では、
そこまで写真にこだわる必要はないと思いますが、
何か許せないのでしょう。
郷愁と言えば郷愁。
ですが、
何となくホッとするのが不思議です。