コンビニのレジで、タバコを注文したおじいさん。
お店のおねえさんが上手く聞き取れなかったみたいで
ちょっとモタモタしていました。
いきなり、火が着いたように怒鳴り出したんですね。
別のお店の人が出て来て納まったんですけど、
おじいさんがこちらを見て笑うんです。
ここであいまいに笑って返したら
日本人のとっても残念な習慣になってしまうと思ったので、
精一杯の軽蔑した顔で返してやりました。
だいたいが、
「 2カートン 」 って言うところを
「 2バレル 」 って注文していたんですよ。
タバコ2樽も買うのかジィサン?
クルマの事故で死んだ。
っていうのは、みんな知っていることだと思います。
そのクルマが銀色のポルシェだった。
っていうのも、ファンだったら常識かも知れません。
( 私は知らなかったけど )
じゃ、
その銀色のポルシェの助手席に初めて乗った人は?
こりゃきっと、なかなかマニアックですね。
山口淑子だったって言うんですよ。
「 誰も乗せたことないから 」
って、ドライブに誘われたと!
とにかく、
この人の伝記には超大物がいっぱい出てきます。
歴史を動かした人から、
芸術家、芸能人。尋常じゃないんですよね。
本を1冊読んだだけで、
解ったつもりになってはいけないと思っています。
何冊読めば良いのかは解りませんが ・ ・ ・ 。
『 李香蘭 』 が気になったときに、
とりあえず2冊買いました。
先に読んだ方は、本人が1人で書いているので
あまり広がりがなかったのですが、
こちらの方は、
共著のかたちで監修が入っているので視野が広い感じがします。
戦前から戦中の中国大陸がどんなだったかを
ほんの少しですけど感じることができる気がしました。
それに、どんな恋をしていたかも
割と大胆に描いているんですよね!
面白い本でした。
し、お釈迦さんはハーバード大学を出ていない。
新書版で追加された第6章で出てくるんですけど、
こんな言い方好きです。
人は肩書とか学歴に左右されるけど、
大切なのは人のためになることだ。
っていうことです。
今放送されているドラマの原案本です。
これを自分の仕事や活動に置き換えたら
どんなことが出来るだろうか。
って、考える材料になる興味深い内容でした。
( 原案にはなっているけど、リアリティが全く違います。 )
著者の高野さんの姿勢が、
強い立場の人を恐れないんですね。
だからローマ法王にもアメリカ大統領にもアピールできる。
むしろ、
日本人は、自分の近くにある良いモノを認めなくて、
遠いところにあるモノ
遠いところで評価されたモノをありがたがるから
遠いところにアピールして、
近くの人達を動かすことに成功しているんですね。
事務所を開いたときに
「 上野山さんのような人は
他所で認められて帰ってこないと上手くいきませんよ。 」
と言った人がいたけど、
仕事もその他の活動も含めて、
そのことを今の立場でもう1度考えています。
“ 解らない ” っていうのは残念なモノです。
世間で良いと言われているものならなおさら解りたい。
( 学校で教えてもらうことが解らなくても割と平気だったけど ・ ・ ・ )
この映画ですけど、
何度も観ているけど、
も一つ良く解らなかったんですね。
観ている途中で寝てしまうこともあるし ・ ・ ・ 。
で、河瀬監督自身が小説にしたのがあることを知って
読んでみました。
あとがき にも書かれているんですけど、
映画と違って、
小説にすることで言葉にして伝えることが多くなるので、
私にも少しは解った気がします。
読んだ後でまだ観てないけど、もう1度映画を観てみようと思います。
尾野真千子さんのデビュー作なんですよね。
監督が彼女をスカウトしたエピソードが面白くて、
我が家ではテレビに映るたびに
「 あんな山奥の子が、たまたま女優になって
こんなになるってすごい人生やねぇ! 」
って会話になります。
個人的には、垢抜けした今の感じよりも、
素朴そうな映画の中の中学生の方が魅力的!
地域を活性化する活動に興味をもっていると、
同じような活動をしている人と話す機会も増えて、
電話で訊かれました。
「 理想の街ってありますか? 」
1つにってしぼるのは難しいけど、
地域おこしに成功したという意味ではなくて、
とにかく理想の街ということだったら金沢でしょうか。
という返事をしました。
歴史に恵まれた街ということもあるけど、
自分たちの街をずっと大切にしている感じが素晴らしい!
他にも沢山ありますが、
奈良も好きです。
私のイメージする奈良に2種類あって、
息子が大学を決めて住むことになる
以前と以後に分かれるんですね。
上手く表現できませんが、
『 空気で歴史を感じていた 』 のが以前で、
以後は、もう少し
『 史実で歴史を感じる 』 ようになったと思っています。
地理や地形に詳しくなったことが原因だろうと思いますが
どちらが良いとか悪いとかいうことではないんですけど、
性格的には 『 空気 』 で感じている方が気持ち良いんです。
奈良県立図書館情報館
っていう、難しそうなところが出した本で、
小説や映画で取り上げられた奈良を紹介する内容ですけど、
印象は、 『 空気で感じていた 』 奈良に近いです。
改めてゆっくりまわってみたくなりました。
映画監督の河瀬直美さんって、
学校の後輩なんですよね。
ちょと歳が離れているから一緒になったことはないけど。
カッコいいんですよね!