現場の隣で今日から棟上げが始まりました。
木造軸組み工法で、
ここ十数年で急激に大きくなったハウスメーカーの建物です。
よそ様のことを一方的にどうこう言うのは良くないのかも知れませんが、
納得いかないことがあります。
柱には、腐りやすいために元来構造材には向かない木を
薬剤を加圧注入することで優れた技術として打ち出していることには
以前から疑問を感じています。
在来木造は、プランの自由さが長所の1つのはずなのに、
つくり手側の都合でユニット化されてしまって、
工業化住宅並み。
安ければ、それはそれで納得できるのですが、
決して安くないことが、1番の問題だと思うのです。
地場の大工さんに頼む方が、
もっと ずっと 安くていい家が出来る。
・ ・ ・ 1番いいのは
建築家に依頼することやけどぅ!
愛車のクラッチペダルを踏むと、
奥に入り込んで戻ってこない現象が頻繁に起こっていました。
クラッチがつながったままになるので、
脚で引っ張り戻してもう一度踏み直したりして、
何とかだまし ・ だまし乗っていましたが、
「 何かを切っ掛けにしてして正常に戻る 」
ことも期待できなさそうなので、
部品が届くのを待っている状態でした。
が、
今日、有田川町役場の駐車場で、
全くクラッチが切れなくなって、
どうもこうもなりません。
車屋さんに来てもらって、
彼が私の車に乗って、私が彼の車に乗って、後をついて来いと言う。
どうやら全部3速で走っていたようですが、
クラッチの切れない車を何キロも走らせたのは流石!
自分の車が走っている姿を後ろから見る機会は意外とないものですが、
1997年型の愛車。
塗装も傷んで色味も抜けてしまっていますが、
改めて 「 このデザイン綺麗やなぁ 」 と!
良いデザインは、
時間がたっても美しい。
改めて感じたのでした。
毎月最終日曜日は 『 茅の会 』
私は2か月欠席したので、今日出掛けたのが今年初めての参加です。
今日の講師は、
志摩さん。
こう紹介されることをご本人は嫌いますが、
フラワーアレンジメントで有名な人 らしいです。
( そう言えば、私はどんな人か知らずに知り合ったので “ さん ” で呼びますが
“ 先生 ” と呼ぶ人の方が多い )
フラワーアレンジメントは、
志摩さんを通してしか知りませんが、
お話を伺ったり、生徒さんに教えておられるのを見ていると、
『 花を生ける 』 ことと、私が考える 『 建物を創る 』 ことは似ている。
と感じます。
花を見せる
というだけではなくて、空間を創る。
広がりを表現する。
あるいは、
空気の流れで考える。
モノを創ることは、
どんなことでも同じなのかも知れませんが、
花 と 建築 が同じだと知った時には、
スッと風が通り抜けたように、
頭の中が晴れ渡るように感じたものです。
クライアントのお母さんから、
栽培されているスイートピーを束にして頂きました。
帰らずに直接和歌山市内の会議に出たので、
6時間くらい車に乗せたままでした。
今私の車はスイートピーの匂いがします。
これを
「 どこの芳香剤使ってるの?」
と尋ねるようでは ・ ・ ・
芳香剤を作っている人を褒めても良いのですが、
世の中、
“ ホンモノ ” が判らなくなり過ぎている!!
我が家は分家なので、
父の実家というのがあります。
久しぶりに訪ねました。
歩いてでも行ける距離ですが、
そう頻繁に行くこともなくて、
たまに訪れると、築百何十年の建物が新鮮です。
京都にある、建築では有名な大学の先生が監修して改築していますが、
古い部分をいいバランスで残した建物です。
話題が、南海地震を2回経験した建物というようなことになって、
伯父の話では、前の南海地震の時でも
庭の燈篭が少しずれただけで、大きな被害はなかったとか。
同じ有田市内でも、
川の北側の伯父の友達の家では、全部の燈篭が崩れていたそうです。
地盤の良さがその違いだろうというのが結論です。
我が家は、元々沼地だったような地面に建っていることが不安ですが、
これから建てるのであれば、
できるだけ地盤のしっかりした土地を選ぶこと、
実際には限界があるので、
地盤に対して必要な処置をすること。
基本だと思いますが、
簡単に考えている人もいます。
が、
家族を守るために慎重に考えてほしいと思います。