建築の世界に入ったばかりの頃、
合板の価格が相場で上下することに驚きました。
その時の需給のバランスで高くなったり
安くなったりしいてるんです。
激しい時には、
見積もりから発注までの数日でもけっこうな差が出ている。
木材、金属など
建築材料に相場で値段が変わるものが多いんですね。
人件費も忙しくなると上がるから、
「 建築の価格は相場で決まる 」 と思ってもいいくらい!
この時代に、消費税を上げましょう。
などと、私には理解できませんが、
決まってしまえば私たちに抗う術はありません。
そんなことで予測できるのが、
消費税増税前の " 駆け込み需要 " 。
何も得られないまま建築費が
5% ( まず3%か? ) も高くなってしまうのだから、その前に!
と考えるのは人情ですが、
みんなが同じことを考えるから建築の相場は上がります。
消費税分も上がるかどうかは解りませんが、
それに近いくらいは上がってしまうかも知れない。
おまけに、
建築の場合は時間がかかるので、増税日が
契約日ベースになるのか
完成引き渡し日ベースになるかは解りませんが、
工事業者側からすると、
短期間に沢山の工事を請け負うことになるので、
そんなときの仕事は、あまり良いことがおきない ・ ・ ・ 。
経験的な私見ですが、
世間で “ 駆け込み需要 ” が始まってから
同じように建築を始めたのでは、
すでに 『 お得 』 ではなくなっているのです。
カルロス ・ ゴーンの報酬が9億8700万円だと。
これはトヨタの取締役27人全員分の報酬と
ほぼ同額だと言うから驚き。
去年から500万円増額したって言うんですけど、
この増額分で1年暮らしている家族が
日本中にどれだけいるか ・ ・ ・ 。
それだけの仕事をしたからその報酬なのだろうと思いますが、
日産マーチだったら、
毎日2台ずつ買っても、まだまだ残るような計算。
・ ・ ・ スゴイですね!
テレビのニュースは速報的に入ってきますが、
週末のワイドショーっぽい報道番組を観ると、
もう少し詳しく解ってくることがあります。
先週の和歌山市内での水害もそうです。
あの辺りは私もよく通りますが、
元々人が住んでいなかったところに
近年少しずつ家が建ち始めた感じが、
見ただけで解るところです。
「 そんなところに家を建てちゃだめだよ 」
って言うのは簡単ですが、
そうもいかない ・ ・ ・ 。
そこに元々人が住まなかった理由を知って、
キチンと対策しておくくらいのことは
最低限必要なのでしょう。
週末のワイドショーっぽい番組によると、
水に備えて敷地の高さを確保していた家では、
被害をまぬがれたようなので。