『 ひだまり 』 さん
改め
『 なずな 』 さんの店舗部分です。
来月12日には開店とのことで、
ご自分でされていた改築も随分進んでいました。
今日感じたことがあります。
彼女がしている改築は、
自分の住む家を決して便利にしているわけではありません。
むしろ、元々システマチックな材料を使ってそれなりに便利だった家を
面倒なように改造しているとも言えるのです。
例えば、
軽く、快適に動く建具を少々神経を使わないといけなくしています。
が、
そのことで、“ 気持ちいい空間を手に入れている ”
のだろうとも感じます。
このことは特殊なことではなくて、
元々 “ 和 ” の精神はそんなことではなかったか。
表面のあり方は違いますが、
その中にあるのは日本人が大切にしてきたことを
取り戻しているだけ!
だから、仕事は荒くてもパワーを感じるのでしょう。
イランと言うと、
浮かぶ風景は砂漠
・ ・ ・ なのですが、
紀美野町のこの風景や、
この山の様子がイランにソックリなのだそうで、
イメージする砂漠は、
国土の20%程しかなくて、ほとんどがこんな山の風景なのだそうです。
今月の 『 茅ぶき家の集い 』 のゲストは、
イラン人のオミドさんと、
アフガニスタン人のフセインさんでした。
2人とも留学生です。
大変なエリートだそうです。
中東は、歴史や政治、それに宗教が混じり合って難しくて、
私には苦手な分野で、冴えた質問もできませんでしたが、
私にとってよい勉強になる機会でした。
フセインさんは、内戦を避けて子供の頃からほとんどをイランで過ごしたそうで、
イランの事情にも詳しい人です。
イランにも日本に似たお祭りがあり、
御神輿の様なものもあるとか。
これはシルクロードを意識させる話でした。
彼らの話で最も印象的だったのは、
やはり政治の体制のこと。
それに “ 教育 ” の大切さを強く考えていることです。
今の日本の恵まれた環境を改めて感じさせられます。
もう1つ
“ 国籍 ” を特に重く考えたことがありませんが、
彼らには、行きたくてもビザが下りなくて入国を許されない国があること。
このことも改めて考えさせられる話でした。
ある史実を小説にした本を買いました。
新刊では手に入らなかったので古本です。
ながく書棚に置かれていた本特有のにおいがします。
『 謹呈 』
として、男性の著者が女性に贈った本のようです。
贈られた女性の名前をインターネットで検索してみると
何人かヒットします。
出版関係の職業の人もいました。
私も何冊か著者のサインが入った本を持っていますが、
普通はそんな本を売ることはないと思います。
この女性はなぜ売ってしまったのか?
・ ・ ・ もらったけれど、元々大した興味がなかった?
・ ・ ・ 金に困ってまとめて売ってしまった中の1冊?
( 定価1,600円を私は2,000円で買いました。 )
・ ・ ・ あと、考えられるのは、
男性の著者との間で、
もう手元には置いておきたくない気持ちの問題があったか?
中身を読むよりも前に、
そんなことを想像する方が、
ずっとドラマチックで、
ロマンチックで面白い!
ダムが必要かどうか、
個々の案件ごとに違いもあるのでしょう。
私には解りませんが、
結論を先に持ってことを始めるのは乱暴すぎると思います。
報道で知る限り、
ダムが必要かどうかではなくて、
外的な理由で生活を変えられることに地域の人達が憤っている
ということだろうと思います。
生活の環境は、
人生をおくる最低限の基盤です。
これが変わることで、
価値観も変わってしまうかも知れない。
もちろん人間関係は変わってしまいます。
家族のあり方も変わるでしょう。
政治にモノ申すつもりはなくて、
“ 生活 ” を考える職業を持つ者として、
恐怖さえ感じます。
白州次郎のドラマをご覧になったでしょうか?
90分で3話にまとめた時間の中では良く出来ていたと思いますが、
「 箇条書きみたいな展開やな! 」 という印象も。
内容については、
沢山出ている彼のことを書いた本からは
特に目新しいこともなく、
「 白州次郎って、結局何をした人なのか 」 という
私の疑問が解けることもありませんでした。
画面の表現について1つ。
終戦の占領時代。
次郎が夜帰宅するシーンです。
当然その時代は白熱電灯しかなくて、
黄色い門灯が向こうに見えているのですが、
彼が歩く近くの ( もみじだったか ) 木の葉を照らしている光の色が、
光源は見えていませんが明らかに白でした。
「 黄色い光の方が美しい 」
と思っている私ですが、
「 緑を浮かび上がらせるには、
効果的に使えば白い光が美しい。 」
ことがあると考えています。
庭園のライトアップでも、黄色と白の光源を
使い分けて緑を表現しているのはよく見ます。
上手い使い分けが必要です。