CAOS=ひゅうまんすけぇる

アナログで、マイペースで、ゆっくりと・ゆっくりと・・・
それでいいじゃないですか、それがヒューマンスケール!

CAOS

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私自身欲張りなので!

2008-06-30 | 日記・エッセイ・コラム

 「 もっと建築に期待して欲しい 」

先日取材を受けたときにもそう言いましたが、

随分前から使っている言葉です。

 

 今日、どういう意味かと尋ねられました。

 

 秘めた意味があるわけではなくて、そのままです。

家を建てる人 ( 家に限定しなくても建築全般ですが ) の多くは、

自分が見たことのある範囲で、「 だいたいこんなもの 」 と決めてしまっているように感じます。

「 自分の知らない、もっといいものがあるんじゃないか 」

「 もっと良くなるんじゃないか 」

と、欲張っていないように感じます。

 

 予算に余裕があれば、高価な材料を求めてもいい。

けど ・ ・ ・

それだけで良いものが出来るわけではなくて、

「 期待して欲しい 」 のは、知恵や感性で創り出す部分です。

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南海地震について

2008-06-29 | 日記・エッセイ・コラム

 今月の 『 茅の会 』 を欠席して、

今日は、広川町で 『 みんなで考えよう! 南海地震と津波から身を守る 』

という京都大学教授のセミナーに出席しました。

 

 『 和歌山県介護支援専門員協会有田支部 』 の主催でしたが、

建築関係の団体が主催してもいい内容です。

 南海地震そのものがどういうものかについては、色々な所で聞いているので、

私の興味は、「 地震から後がどうなるのか 」 ということです。

過去にも、東南海地震と南海地震が30余時間の差で起こったことがあるそうで、

また、国道42号線の30%が不通になるという予測がある中、

一般に言われているように、3日分の食料 ・ 水の備蓄で足りるのか?

と言うこと。

今日決定的な結論は聞けませんでしたが、

この地域に3日以内に救援が到着するかは、ちょっと疑問。

 

 

 別の話ですが、最近の話題を2つ。

 1つ目、

関西電力で聞いたのですが、エコキュートや電気温水器などの貯湯式の給湯器には、

災害などで断水した時に、ここから非常用の水が取り出せるようにコックが付いていて、

450?のタンクの場合4人家族が3日間必要な水はこれで確保できるそうです。

但し、

神戸の地震を教訓にして全メーカーが付けた装置なので、それ以前の機種にはありません。

 

 2つ目、

昨日、現場で建材屋の奥さんに会いました。

「 せんせぇ、ロータンクのない便器は災害の時水が流せないからダメ!

 って言ってたけど、メーカーの営業マンに聞いたら

 バケツで直接 “ 鉢 ” の部分に水を入れたら大丈夫!

 って言ってましたよう! 」

とのこと!

タンクレスの便器の仕組みを考えても、それで汚物が流れるとは思えない。

それ以前に、私はメーカーの営業マンの話を鵜呑みにはしない!

 朝から試しましたよう。

まず、8?のバケツで1杯目。

便器の中が “ 地獄絵図 ” になっただけ!

2杯目。

何となく薄まった気はするけど ・ ・ ・

彼女に電話しました。

「 日曜の朝からゴメン!

 やっぱりバケツの水を直接入れただけでは コ 流れん!

 その営業マンに、自分で試してみたか?って聞いておいて! 」

神戸の直後の状態を見た経験から、

飲み水でなくても、バケツ1杯の水を確保するのは大変です。

それが1杯や2杯で流れないなら使い物にならない!

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無理に扱うと、“ 自然 ” が “ 不自然 ” になってしまうので

2008-06-28 | 日記・エッセイ・コラム

 人が私のことを言う時に、

「 椅子好きの建築家 」

「 自然素材で家を建てる人 」

だいたいこの2つが多いでしょうか。

あとは、

「 和歌山で ・ 有田でデザインのいい家を建てるなら、彼に! 」

と言ってくれる人もいますが、これは自分もその場にいると少々照れます。

 

 「 自然素材で家を建てる人 」

は、自身の中で一番こだわっている部分なのでそれで良いのですが、

本当は 「 素材だけの話ではない 」 という思いがあります。

 “ 自然 ” は素材だけではなくて、

● 光 ・ 風が自然に入ってきて抜けていくこと

● 自然な暮らしができて、自然な時間が流れる空間プランであること

● 目線 ・ 気持ちが、自然に受け止められたり、抜けていったりすること

● 自然に1日の疲れが癒され、眠りに誘われる照明計画

● 敷地や周囲との関係で、

   あたかもその土地が出来た時からそこにあったように、自然な佇まいであること

などなど、

そのあり方の全てが自然であることが、私の目指す建築です。

 “ 全てが自然な家をつくる人 ” では、意味が解り難いけど ・ ・ ・

本当は、そう評価してもらえると嬉しいのです。

 

 不自然に “ 自然素材 ” をコマーシャルしてしまうと、

質感だけではなくて、空間まで不自然住宅になってしまう。

これは、いくつも建物を見ていると誰でも気付くことです。

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ちょっと違和感

2008-06-27 | 日記・エッセイ・コラム

 先日取材を受けた記事が、地方紙にのりました。

21086  

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分で書く記事とは違って、

取材されての記事は、どうしてもニュアンスの部分で違和感があります。

今回に関しては、記者さんに罪はなくて、

こちらが喋った内容にまとまりがなさ過ぎたので、

このスペースでよくまとめてくれたと思いますが、

難しいですね。

 

 私の手元には今日届きましたが、

既に、昨日見た人がいて、電話でそのことを言われたので、

「 写真、男前に写ってました? 」

と訊くと、

「 うん!   まぁまぁやね! 」

との返事でしたが、なぁんかまぁ~るいなぁ ・ ・ ・

現物も丸いけど!

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明恵

2008-06-26 | 日記・エッセイ・コラム

 『 明恵 』 は、『 みょうえ 』 と読みます。

『 あきえちゃん 』 と読んでしまうと、

ハイティーンの頃 優しくしてもらったおねぇさんになってしまう ・ ・ ・

 

 明恵は、父を平家に、母を湯浅一族に持つ鎌倉時代の僧です。

「 こころ美しき人 」 と形容されたり、

日本で始めてお茶を栽培した人としても知られますが、

なにより、

戒律を重んじ、一心に修行した僧として、

湯川博士のノーベル賞受賞のスピーチの中でも語られて、世界に知られた程の人物です。

が、

どういうわけか、もう一つ地元で認知されていない。

 私が事務局をしている 『 月を愛でる会 』 は、

そんな明恵の心をもっと知ろう、

同時に地域の文化を学んで守ろうとつくられた会で、会員は120名程です。

 

 年2回発行している広報誌 『 あるべきようわ 』 の編集委員も今年度から兼任しました。

『 あるべきようわ 』 は、明恵の言葉からとったタイトルですが、

今月始め頃から、これの編集をしながら改めてこの言葉の意味を考えています。

人としての    あるべき様は?

建築家としての あるべき様は?

                 など、

 

 “ 完璧 ” などと、思い上がったことは考えませんが、

そう間違った生き方も してはいなかろうと!

『 こころ美しく 』 生き続けたいものです。

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