各々条件が違う中から
一番自分に合っているモノを論理的に選べるように
計算式を使って求められる仕組みを
1970年代に考えたアメリカの先生がいた。
というのを紹介する数行の文章を読んだときに、
難しくはないけど沢山の計算が必要なので
こりゃExcel向きかもしれないと探したら
解説書が出ていました。
あまり上手な解説ではないけど、
この
『 AHP 』という仕組みを Excelでシステム化したことは評価!
うまく使えるには色々な実例を試さないといけないけど、
『 AHP 』の仕組みは良く出来ていると思います。
候補者それぞれの特徴を比較して、
計算式で自動的に答えが出て、最後はグラフで検討。
そんなイメージで、
客観的な答えを求められる仕組みです。
住宅を建てる。
みたいなときには、検討項目が多すぎて
全部に『 AHP 』 を使ったら大変だと思うけど、
要所・要所でうまく使えば、
完成度の高い家づくりが出来るだろうと思っています。
結婚相手を誰に決定するか。
でも、冷静な答えが出せそうです。
・・・候補者が複数いれば!
ここ数年 ( 年齢的なことでか ) 、
急にお寺関係が近くなって、
義父母が立て続けに亡くなったこともあって、
にわかにお経に触れる機会が増えていました。
義母の3回忌で、お経を見ていて気づきました。
「 これって、
弟子が1,250人いて、主な名前は誰々・誰々って
言ってるだけじゃないのか?」
多分、仏説阿弥陀経だったんだろうと思いますが、
そんなふうに思うと、
お経って呪文みたいなものじゃなくて、
物語なんじゃないかと面白くなってきて、
お経の現代語訳を読んでみました。
聖書は、新約・旧約を中学、高校で読んだのに、
( 当然現代語訳ですよね! )
お経は読んだことがない。
文字のまま読むと
聖書にも大したことは書かれていない印象でした。
お経も、現代語訳で文字のまま読んだら
特にありがたいことを言っているわけではないんですね。
ただ不思議なことに。
上段のお経をお経っぽい調子で読んで、
下段の現代語訳を読んで。
をセンテンスごとに繰り返していると、
とても清い気持ちになってくるんですね。
こりゃ大変なことです。
宗教的な暗示にかかっているのか、
それだけのパワーがあるのかはわからないけど、
やっぱり “ ありがたい ” ものなんでしょうね。
歴史の時間に習うことって、
なぁんか
無理やり答えを作っている感じがすることがあるんですね。
「 縄文式土器よりも弥生式土器の方がシンプルなのは、
時代が進んで人間が洗練されたから。」
って、それから2,000年経っている現代は、
どれだけシンプルになっていないといけないんだ?
( 先生個人の意見か、公式の見解だったのかは知らんが )
『 蒙古襲来 』も、
一般的にはご都合主義の説明が多いですね。
この著者は、その『 蒙古襲来 』『 秀吉の中国大返し 』を
とても上手く説明していました。
『 戦艦大和 』は、ちょっと切り口が違うけど、
太平洋戦争のイメージが変わるくらいのパワーがあります。
船舶設計の専門家だそうで、
歴史の専門家ではないことを何度も言っているけど、
歴史の専門家が、歴史の常識だけで考えるから
説明しきれない矛盾を解決できないんだろうと思います。
これは船舶の専門家だったけど、
もっと多くの分野の人が集まって話し合ったら
目からうろこみたいに前進することがある気がします。
どの分野でも “ 専門家 ” の世界は狭い。
いろんな分野の人が、
多くの視点を持って取り組むことが大切なんだろうな。
と、改めて思ったのでした。