昨日の建築家協会和歌山地域会の
年次総会後の懇親会会場だったホテルのトイレです。
( の 多いな ・ ・ ・ )
天井のダウンライトから出た光が
壁に欠き込んだ溝に沿って下までキッチリ届いていれば
壁の中に光のラインが出来て
さぞ綺麗だっただろうと思いうけど ・ ・ ・ 。
残念!
便器の前に立っても
妙に薄暗い壁が目の前にド~ンと迫っているだけ!
( どちらの設計かは知らないし、よくやる失敗ですけどネ! )
光を扱うのってこれくらい難しいんですね。
タイトル通りだったらとても興味深いと思って読みましたが、
ちょっと違って、
内容をタイトルに近づけるのに苦労した感じでした。
けど、収穫もあって
近頃の 「 LED照明は万能 」 というよく解らない常識には
シッカリ論理的に意見しているし、
良く書かれていたと思います。
今まで誰も上手く説明してくれなかった
LEDに対しての私の疑問が2つ
「 こういうことだろうか? 」 という感じで見えてきました。
1つは、
LEDの光は
何でこんなにモジャモジャした感じで不快なのかということ。
2つ目は、
なぜ他の光源と比べて、
LEDの光は遠くまで届かなくて、上手く廻らないのかということ。
どちらもLEDは
ブルーライトが基になっていることが原因のようなのですが、
まだ確信を持てないのでここでは書かないでおきます。
最初のトイレの写真のダウンライトは、
白熱球と同じ仕組みで光っていますが、
それでもまだまだ上手くあつかうのは難しい。
LEDのような出て来たばかりの技術は、
まだまだヒトにとって気持ち良い光を出すようにはなっていないし、
上手くあつかえるようになるには
もっともっと時間がかかるのかも知れません。
日曜日は、京都に出張でした。
伺ったお宅で、
大覚寺近くの有名なお店のお豆腐を
おみやげにいただいたのですが、
一緒に聞いたエピソードが冴えていました。
お坊さんが
「 水がいいから、ここの豆腐は美味い。 」
と言ったのだそうです。
それを聞いた豆腐屋のおやっさんが答えて、
「 和尚の字が上手いのは筆がいいからか? 」
この返しとっても好きです。
ベニシア ・ スタンリー ・ スミスさん
こりゃ 名前覚えられないな ・ ・ ・ 。
和歌山県建築士会の女性委員会の人達が主催した講演会です。
「 土を触ると植物の命を感じる。 」
って、とても気持ち良い言葉でした。
「 日本人の皆さんは手袋して土をいじるでしょう? 」
って、簡単な言葉ですけど考えてしまいました。
環境と身体を大切に考えている人は、
必ずプラスチックの弊害を言います。
彼女も多くの時間をとってプラスチックをやめること。
プラスチック入りの食材を買ってきても、
必ずビンの容器に移すことなどを強調していましが、
その通りだと思います。
日本ほどプラスチックが氾濫している国はない。
食だけではなくて、
建築でも同じことが言えると私は思っています。
土に戻らない。だけではなくて、
可塑剤が溶けだして脳に悪さすることが解っています。
良い生き方をしている人は、
良い言葉を沢山持っていて、
もう1つ紹介すると。
「 死ぬとき何をする? と訊かれたら、
たとえ1週間でも家に帰りたい。
外の風が欲しい。 と思う。 」
と!
外の風が気持ち良く感じられる “ いえ ” でないとね!
たまたま招待券をもらって行ったので、ご招待席でした。
最前列ほぼ中央。
イギリス人と何度も目があったけど、
日本語しゃべっているから怖くない!
何でみんなバラバラな方向見てるんだろ?
『 豆の会 』
今月は、和歌山市内でメンバーの吉田さんのお店
Fazz cafeさんを会場にして食事しながら、
素人主婦集団がリノベーションしたお店を見て、
工事の経過やエピソードを聞いてもらいました。
改めて見ると、
これだけのボリュームを
全く経験のない人達だけでよく完成させたなぁ。
と感心します。
タイトルが興味深かったです。
「 江戸の世が懐かしい 」
明治時代の後半まで、そんなことを言っただけで
危険思想の持ち主だと思われたそうです。
戦後にもGHQの指導で色々禁止されたと聞くので、
最近では2度、
歴史の継承が途切れたことになるのだろうと思います。
時代が変わって、
外からも新しいモノが入ってくるのは素敵なことだけど、
このときに失われた大切なこともあるんじゃないかな。
そんなことを思っています。
元々持っていた良いモノは、
もう1度思い出さないともったいない。