『 善悪 』 では意味が変わってしまう。
そう思いながら昨日タイトルをつけました。
『 良い出来事 』 が沢山ありましたが、
『 良くないこと 』 をしてしまいました。
そんな意味の方が本当は正しいです。
和歌山駅の近くまで帰って来て、
橋の欄干にクルマを引っ掛けてしまいました。
レンタカーなので殆ど保険で処理できますが、
修理中クルマが使えない補償の費用だけが掛かります。
皆さんで負担してくれると言われていますが、
それも申し訳ないし、
それ以上に、折角楽しく行ってきたのに最後の最後に
非常に後味の悪いことで、これが本当に申し訳ない。
油断です。
そんなところで自分は油断しないと思っていた油断です。
2日目、
寝坊から始まりました。
まだ酔いが残ったまま大歩危峡の遊覧船。
さすがにこの時期救命胴衣を嫌がる人はいません。
「 祖谷のかずら橋に行きたい 」
で決まった今回の旅行。
2日目お昼前に到着です。
28年ぶりくらい。
3度目です。
真下を写すとレンズが広角過ぎてあまり高さが伝わりませんが、
結構な高さです。
左側前から4人は今回参加のメンバーですが、
腰の引け方が怖さを表現できている様な!
四国は水が綺麗な川が多いですね。
昼食後、もう1カ所何処かにと
箸蔵山にロープウェイで上って、最後の洗礼がこれ
逆方向 ( 上から ) の写真の方が解りやすいでしょうか?
先のかずら橋とこの階段とで足ガクガクです。
最後のトラブルで皆さんに残念な思いをさせたことは、
私のわきまえの足りなさでしたが、
人形浄瑠璃での視覚の演出。
脇町で街並みを作っている建物たち。
デレーケの足跡に触れられたこと。
大歩危峡、祖谷峡の空気。
私にとっては得たことも多い2日間でした。
去年から始まった 『 茅の会 』 の1泊旅行。
最後の最後に参加の皆さんに気を使わせることがあって、
「 楽しく行ってきました。 」 と言いにくくなってしまいましたが、
得たことは沢山あったのでその部分を報告します。
一昨日出発して、昨日帰って来る2日間の日程。
行先は徳島です。
先月黒田さんの和歌山市内のお宅で
「 祖谷のかずら橋がいいです! 」 との私の発言で決まりました。
今は徳島にお住いの黒田さんの元生徒さんの推薦で決まった
『 阿波十郎兵衛屋敷 』
人形浄瑠璃は何度目かですが、その度考えることがあります。
写真やテレビで観ると人形と黒子が同じ強さで見えます。
ところが、肉眼で見たときには黒子が消えて、
人形が自分で動き始めるんですね。
演じる側の技と、見る側の意識の問題だと思うのですが、
これは建築の表現でも同じように演出として使える!
私は意識しています。
吉野川を上って、志磨さんリクエストの脇町 。
『 うだつ 』 の街並みで有名なところです。
「 うだつが上がらない 」 とか上がるとか言う 『 うだつ 』 です。
隣家からの延焼を防ぐための壁、この部分のことですね。
山田洋次監督の映画でも使われたらしい
オデオン座の前を行き過ぎて、
暑い中を延々皆さんを歩かせて、
私が行ってみたかったのは
ここです。
明治時代にオランダ人技師デレーケが河川改修した場所。
記念碑が建っているだけのただの河原ですが、
私は是非行ってみたかった場所です。
時間がおしてくる中、
もう一か所逃せなかった吉野川に掛かる潜水橋。
水嵩が増えた時を見てみたい。
この夜は大歩危峡のホテルで酔っ払ったところまでが、
1日目でした。
そう言えば、温泉地に泊まりながら部屋のシャワーだけで
温泉に入っていない ・ ・ ・ 。
電話したら下元君がやって来た!
1人で四国を旅行していました。
旅行の最中に日航機墜落事故のニュースを見たので、
26年前でしょうか。
香川県から入って、
松山から最後の目的地高知県に着いたときに
高知出身で学生時代同じ下宿にいたヨーコに電話しました。
「 今高知に来てるネン! 」
翌日、ヨーコは同じように高知出身で下宿にいた
下元君が運転する車で迎えに来ました。
下宿にいた時から仲良しだった気がするが、
田舎に戻っても付き合っているのか!
『 県庁おもてなし課 』
高知県庁の中に実在する部署を舞台にした小説です。
この本の中に出てくるおもてなし課長の名前が
“ 下元 ” さんです。
ヨーコと一緒に迎えに来た下元君のほかに
下元姓を知りませんが、高知ではポピュラーな苗字なのか?
『 阪急電車 』 と同じ作者で、
あのテンポと展開の良さはこちらにないのは残念ですが、
役所の民間との意識のズレは上手く突いていると思います。
お役人の中にもいい感性で
ドンドン切り開くタイプの人を知っていますが、
この人は例外中の例外。
この本に描かれているように
弾き出されないのが不思議なくらいです。
お役所の平等意識がかえってみんなの不利益になっている。
このことが一つのテーマに扱われていますが、
これは私も感じています。
もっと積極的に地域を動かして、
全体を底上げするような手法は有田に期待したいことです。
観光を専攻している学生は、
問題意識の一つを身に着けるために
読んでみてもいいかも知れません。
朝から御坊で打ち合わせしての帰り、
ここまで来て他に誰も合わずに帰るのも勿体ないと思いながら、
お昼にかかる時間帯になって来たのでそのまま帰りました。
最近会っていなくて久しぶりに会っておきたいと思ったのは、
有田市内と和歌山市内で1人ずつ。
どちらも御坊方向とは関係なかったこともあります。
そんなこんなで午後。
和歌山市内の人から連絡がありました。
明日有田に行くから久しぶりに会いませんかと!
その直後有田市内の人からも電話があって、
事務所にいると伝えたら訪ねて来られました。
時々こういうことがありますね。
迷信めいたことは好きではありませんが、
何か因縁のようなものがあるのかと思ってしまいます。