CAOS=ひゅうまんすけぇる

アナログで、マイペースで、ゆっくりと・ゆっくりと・・・
それでいいじゃないですか、それがヒューマンスケール!

CAOS

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女の執念  ・・・か?

2019-06-05 | 日記

 この貝殻。

海のすぐ近くでもないのに、

なんでこんなところに?

 

 奄美大島3日目=最終日は、

ギリギリ雨には降られませんでしたが、風が強くて荒れ模様。

11時55分の飛行機までの時間に行ける所をということで、

田中一村が終焉をむかえたという家。

人気の日本画家が最後に暮らしたにしては、

みすぼらしい気がしますが、

趣にも感じられるから不思議。

 この裏で貝殻を見つけたけど、

ひょっとしたら南国のカタツムリだったんだろうか?

 

 もう1か所。

こんなジャングルみたいな所を通って、

ただでさえヘビ嫌いなのに、

洒落にならんヘビがいるかもしれんのに・・・

ハートロックという所があります。

岩の窪みがハートの形をしていて、

潮が引くと水たまりがハート型になります。

ちょうど干潮の時間帯だったのですが、

波が荒くて近づけませんでした。

 

 遠くからだとハート型がひずむので、

本当は、近くに行って上から写真撮るのがいいんですね。

ここに果敢に挑むお若い女性がいました。

ここまで来て写真撮りたい意地か、

余程成就させたい恋でもしているのか。

この子が波にさらわれるようなことでもあったら、

大人としてどうしたらいいのかと考えてしまった!

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建具も色々なようで!

2015-06-13 | 日記

 月に何千枚も生産する能力を持って、

大手建材メーカーの下請けをしてきた建具屋さんが、

下請けだけに頼らずに

自社ブランドを展開したいと考えるのは、

この時代に当然なことのようで、

和歌山県にはそんな建具屋さんが何軒もあるらしいです。

 先日、あるイベントで人から紹介された建具屋さんから

営業に行きたいと電話がありあました。

セミオーダーで建具をつくるブランドを展開しているので、

話を聞いて欲しい。ということです。

来てもらって、

パンフレットで話だけ聞いてもお互いに利益がないから、

それだったらそちらの工場を見せて下さいな!

ということで出掛けて来ました。

 

 大手メーカーの建具を作っているラインで、

安くつくれるという理由で、

ガラスが割れても

交換できるようになっていない建具が作られていて、

大手ではこれが常識。

と言われたのには驚いたけど、

逆に、

大手メーカーからのシビアな注文で鍛えられてもいるようで

町場の建具屋さんでは手に負えないような

アクロバチックな構造もこなしていて、

わざわざ出掛けた成果がありました。

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目指すもの

2015-06-11 | 日記

 小掠佳さんの特集をテレビで観ました。

特に興味があって観たわけではないけど、

感動しました。

 

 歌詞をつくるのも

単純に良い言葉を並べれいるんじゃなくて、

ヒトが心地よく感じる工夫をされているのだそうで、

 

 例えば 『 シクラメンのかほり 』

北原白秋にモチーフをとっているのだそうです。

 

 例えば 『 夢芝居 』

文節の終わりが、

2行だけ " れ " で、

それ以外は “ い ” で終わっていて、

韻を踏む効果を持たせているのだそうです。

 

 例えば 『 愛燦燦 』

漢詩の技法で描かれているそうです。

 

 歌に限らず、

どんなものでも、

ヒトが心地よく感じるモノには理由があって、

偶然できることはないんだと思います。

 聴く人が、白秋や韻や漢詩を知っている必要はなくて、

「 気持ち良い 」 って感じられればいいんだと思うんですね。

 

 私もそんなモノづくりがしたい。

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健康なんだか、不健康なんだか。

2015-06-10 | 日記

 「 気持ち悪いなぁ 」 と思います。

健康を食べ物だけで考える人がいて、

口から入るモノは、食べ物・飲み物だけか!

って ・ ・ ・ 。

 

 あるSNSで、

健康をうたったカフェをオープンした記事をあげていますが、

写真で見る限り、内装が新建材ばっかりです。

ファッションで自然素材っぽい演出をしているお店も

決して感心しませんが、

健康をうたいながらこれではね。

 

 健康に良いモノを食べましょう!

って、やって来たお客がお店の中で空気を吸って

化学物質をいっぱい血液の中に吸収して帰る。

ってシャレにもならない!

 

 キーワードでお商売するのは

悪いことではないかも知れないけれど、

こんな時代なので、

みんなが正しいものを供給してくれるとは限らない。

受け取る側が正しく選べるようにならないといけない。

ということなのだろうと思います。

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「 遠くの神さんありがたい・・・ 」

2015-04-05 | 日記

なんて言うけど、

簡単に行けるような距離に貴重なモノがあっても

なかなか関心の対象になりにくいモノで!

 

和歌山市から大阪側に峠を1つ超えた山中渓。

紀州街道沿いにある旧庄屋屋敷です。

山中渓は何度も通っていますが

こんな家並みがあるのを知りませんでした。

こちらは、山中宿本陣跡です。

数百メートルの間に、

何軒も貴重な建物が残っています。

 

 車で移動して、熊取町。

熊取交流センター 煉瓦館です。

煉瓦の建物って、

ある時代の建物の様式をよく残していることが多いので

色々な場所で保存されていますが、

私が見た範囲では、

これだけのボリュームで残っているのは多くありません。

元紡績工場の建物です。

のこぎり屋根の構造は、

効率良く質の良い外光を採りいれるのにとても理にかなっていて、

私は普通の住宅でもこれを応用して使っています。

 煉瓦の壁だけを残して中庭に改造したデザイン上手い!

 レストランや公園とも組み合わせて、

活用の仕方も上手いです。

 

 煉瓦館のすぐ隣の大庄屋中家です。

とにかく大迫力!

で、かつ繊細!

この建物で1番格の高い座敷ですが、

その長押の木目と、

その隣の部屋の長押の木目。

建築では常識ですが、

この使い分けが面白いんですね。

 

 最後が、田尻歴史館 ( 旧田口房蔵別邸 ) です。

この建物も紡績で大成功した人の別邸だと聞いたと思います。

写真奥の窓のデザイン。

〇〇モドキな感じではなくて、

キチンとここに必要なデザインをされている感じが良い!

同じような意味で、

壁の飾り棚にニッチとか言って

いい加減につくられたものをよく見ますが、

どうせつくるなら、

これくらいキチンとつくらなければいけない!

( すぐ脇のエアコンは感心せんけど! )

 この掃出し窓のガラス。

今ではどうと言うこともないけど、

まだプニョプニョひずみがあって、

気泡の入っているような時代のものです。

この時代でこれだけ大きなガラスを使えたことが驚き!

 

 木造棟2階の座敷の窓ですが、

こういう考え方好きです。

2階に居ながら地上の庭に視線が届くし、

床を這う気持ちの良い風が通るんですよね。

古い建物ではよく見かけるのに、

最近の建物では誰もしない ・ ・ ・ 。

私はするけど!

 

 最近はずっと参加をサボっていた

『 有田の民家を考える会 』 の企画で、

久しぶりに参加しましたが、

とても良い建物に沢山触れる貴重な1日でした。

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