福井県が大雪で大変だとか。
先日、私が生石高原の雪道でした経験なんぞ “ 笑ってしまう ” レベルですね。
お見舞い申し上げます。
大変だと思いますが、気を付けてください。
( お若い可愛らしい人だと聞いています。
お顔も、お名前も存じませんが。 )
もっと
もっと北。
青森から東京に出て少しずつ大人になっていく女性の1年間を描いた小説。
古本で買ったのですが、
ページが赤っぽく変色してしまっているくらい古い本です。
後に吉永小百合さん主演で映画化されて、
さらにテレビドラマにもなったらしいので、多分有名な作品です。
私が生まれた同じ年に発表されたものなので、
今とは随分時代が違います。
この頃の庶民は、皆等しく貧しいんですね。
貧しいけれど美しい。
現実の社会が本当にそうだったかは解りませんが、
「 明日はもっと良くなろう 」 という気概はきっとあったでしょう。
矛盾しているようですが、
この頃の日本人の方が豊かだったと感じることがあります。
今のように満たされていない分だけ
見るもの、触れるものにそのたび感動できる。
思い出さなければいけないことが沢山あるように思います。
「 ジョン万次郎は、最初どうしたんでしょうね? 」
なんてなことを考えてしまいました。
[ サイモンさんの質問に、江本さん苦悩する ] の図。
今月の 『 茅の会 』 、サイモンさんの通訳をできる人がいませんでした。
・ ・ ・ 皆さん、私ほど思考停止にはなっていませんけど。
今月は、
絵葉書の収集家、県立文書館の溝端さんのお話です。
「 いろんな趣味の人がいるなぁ 」 と思います。
絵葉書は明治時代からあるのだそうです。
古い絵葉書の年代を判断する方法もあって、
① 明治40年3月以前
法律で、住所 ・ 宛名以外の表面への書き込みを認められていない。
② 明治40年4月1日~
表面下1/3に文章を書くことが認められて、その境目に線が引かれている。
③ 大正7年4月1日~
表面下半分に文章を書けるようになって、中央に線が引かれている。
そんな感じの判断をするそうです。
和歌山県でも沢山の絵葉書が売り出されていて、
旧町村名別で、50市町村の内、桃山町 ・ 花園村 ・ 中津村 ・ 美山村 ・ 南部川村
以外はあるそうです。
有田では、千田の須佐神社、糸我得生寺の会式、
( 「 嫁を見るなら糸我の会式、婿を取るなら千田祭り 」 っちゃうヤツですね! )
箕島の港や、辰ヶ浜の蜜柑船。有田川沿いの蜜柑畑。
明恵上人ゆかりの地。etc etc・・・
有田だけでも何十枚とファイルされているのを見せてもらいました。
これらの写真が、絵葉書の形で残っていることは大変貴重なことだと思います。
「 これ欲しい 」 と呟いたら、
「 みんな欲しいと思ってる! 」 と黒田さんに突っこまれました ・ ・ ・ 。
古い時代の印刷技術にまで話題が及んで、
元印刷会社にお勤めだった江本さんの解説で随分勉強になりました。
サイモンさんが上手くコミュニケーション出来なかった以外 ・ ・ ・ 。
それにしても寒かったですねぇ。
クルマの外気温度計で 0℃。
蒲公英工房に下りていく坂道の手前で、一瞬躊躇しました。
うっすらと雪が積もっていました。
「 これ下りてしまって、帰り上がれるかしらン? 」
1台四駆が停まっていたので、
最悪あれで引っ張ってもらえるだろうと決意しましたが、
結果は大丈夫でした。
サイモンさんが修理した橋も雪景色。
日本の木造住宅は、
普通、タテ ・ ヨコ等間隔にグリッドを打つように柱を配置します。
この構造が非常に優れた特徴であると言われています。
今日、リフォームのために既存の建物の寸法を測りました。
ほとんどの部屋が和室の建物で、
どの柱もグリッド上に配置されているのに、
2本だけが違っていました。
大概こういう場合にはその理由が想像できるものですが、
今日のは解りません。
不思議そうな顔をして眺めていたのでしょう。
察したその家のお父さんが教えてくれました。
「 この家を建つ前の家で使ってた建具がまだ入れ替えたばかりで、
新しくてもったいないからこの2か所だけ柱の間隔を建具に合わせた。 」
とのこと。
これが素晴らしい!
工業製品みたいな家ではこんなことはできません。
ものの本によると、江戸期の借家では建具と畳は店子持ちで、
家財道具と一緒に持って引っ越して、次の借家でも使ったとか。
( 多分関西だけですが )
「 自分のところには、次の家でも使いたい建具がないから関係ない。 」
と思うのは早計で、
暮らしていて建具がダメになっても、
次のを簡単に作って入れ替えられるということでもあるわけです。
公共の施設で月曜日が休みのところって多いですね。
ここに勤める人は、
「 ご家族と休みが合わなくて大変ですね 」
とは思っていましたが、
「 散髪行く日がなくて大変です。 」
とのお話。
なるほど!
聞いてみないと気付きませんでした。
確かに散髪行く日ない。