CAOS=ひゅうまんすけぇる

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CAOS

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言ったもん勝ち?

2016-12-25 | 日記・エッセイ・コラム

 ついこの間まで、

蛍光灯ダメな “ 光 ” をだす照明器具でした。

って、今でもそう思っているけど・・・。

 ダメな理由は、

色味が悪くて、

発光面積が広いからペタっとした見え方になる。

っていうようなことだろうと思います。

 

 そこに、LEDっていう突然宇宙から舞い降りたような

不思議な光源が出てきたから、ややこしい・・・。

 

 照明器具メーカーから送られてきたリーフレット。

「 蛍光灯のような自然な光を再現しましたよぅ! 」

って・・・。

そりゃすばらしい!

なんてことにはなりません!

 

 確かに、LEDの現状の技術にに比べれば

蛍光灯の方がまだいくらかマシな光源だったと思うけど、

だからって、蛍光灯 “ 自然な光 ” って言ってしまうに至っては、

もうワタシにゃ 理解できません・・・。

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『 解る 』 こと

2016-12-16 | 日記・エッセイ・コラム

 世間が “ 良いもの ” と言っているのを

自分も良いと思うことを

「 本当に解っているのか? 」 と疑っています。

 教えられないと気づかないことも沢山あるから、

それは悪いことではないけど、

誰かから教えられてなくても、

良いものを見たときに

そう気付ける力を持ちたいとも思っています。

 

 金沢の街で偶然見つけたお店。

『 目細八郎兵衛商店 』 で加賀毛針に出会ったときは、

その美しさと技術に感動して帰ってきましたが、

金沢の歴史に深く関わるものだということを後に知りました。

そんな感じはとても嬉しいです。

 

 その毛針のことも紹介されています。

同じタイトルのテレビ番組を見て、

番組の内容が本になってているということだったので注文しました。

 

 金沢がなぜ魅力的なのか。

その一端が見えた気がします。

が、

「 これは、司馬遼太郎じゃない! 」

って、何度も確認しないと

『 街道を行く 』 のシリーズを読んでいる気分になったなぁ ・ ・ ・ 。

 

 巻末の対談で、

書家の紫舟さんが話している “ 金沢感 ” が、

私がちょこちょこ人に話している言葉と似ていて、

この人も私と同じように感じているんだと思うと、

これもちょっと嬉しかったなぁ!

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巨匠でも!

2016-12-06 | 日記・エッセイ・コラム

 お勉強ができる人には特徴があって、

1つは、圧倒的な集中力。

もう1つは、今必要な部分だけを上手く抜き出す力。

だと思っています。

 

 後々、何かのときに探しやすいように。

っていうような目的もあって、

本の端を三角に折りながら読んだりしますが、

劣等生の私は必要な部分だけを上手く抜き出せないので、

こんな感じになります。

260ページほどの本で、27箇所 ・ ・ ・ 。

後々、何かで見直すときには、

その前後を読まないと理解できないから、

もう1度全部読み直す感じになりそうです。

 

 このシリーズの第三巻です。

 ついには 『 あとがき 』 の部分にまで

折り目を入れてしまっていますが、

1章ずつの容積は400字詰めの原稿用紙10枚にすぎない、

わずか10枚の容積に詰め込もうとすると力不足なので、

読み手の想像力にまかせている。ようなことが書かれています。

 

 巨匠でもそうかぁ!

って、満足レベルが一般人とは違うと思いますが ・ ・ ・ 。

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巨匠の感性

2016-12-03 | 日記・エッセイ・コラム

 漏れ聞くところによると、

司馬遼太郎にはお抱えの古書店があって、

「今度はこんな資料が欲しい。」とオーダーしたら、

先生が気に入ってくれそうな資料を

沢山集めて届ける仕組みができていたのだとか。

巨匠っていいなぁ。と思うけど、

司馬先生は、欲しい資料が見つけやすくて、

古書店は、高い値で本を買ってくれて、

先生がいらなくなったら安い値で買い戻すから、

儲かる仕組みだそうです。

その結果出来上がった濃い~ぃエキスを

私達が500円そこそこで手に入れることができる。

っていうことなので、みんながハッピーな仕組みですね!

 

 そうして出来上がった濃いエキスのなかで、

『街道を行く』のシリーズは有名ですが、

こっちのシリーズの方が面白いんじゃないかなぁ。

と思っています。

 

 この鑑では、仏教の話題が特に目立った気がしますが、

仏教に触れてしまうと、

私の持論が入ってややこしいので、そこは避けるとして、

割りと前の方で出てきた奈良の古寺の話題をご紹介。

---

 大正時代に出た和辻哲郎の『古寺巡礼』以後、大和の古寺を

見る人が多くなった。

 ところが、大和の良さは古寺だけではなく、民家もそうである。

もし古寺が、白壁・大和棟といったこの地方の大型農家にかこま

れていず、裸で野に孤立しているとしたら、大和の景観はよほど

貧寒としたものになるに違いない。          ---

 

 そのまま、現代の私達が考える問題な気がします。

周囲の有り様を考えずに、どんな魅力的なものがあっても、

それが、文化財的な古いものでも・今からつくる新しいものでも、

本当に愛されるものにはならないんだろうと思います。

 

 これを感じ取って文章にする巨匠の作家の迫力を感じる

一文な気がします。

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