飛行機に乗ったら前のシートバックの網の中に入っているアレです。
ANAですが。
黒田さんから 『 北海道建築の父 』 が特集されているので、
上野山さんよろしければどうぞ。
と頂いたもの。
大正から昭和にかけての建築ですが、
この時代に建築部品が今ほど工業化されているわけもなく、
部材の細部までデザインされています。
デザインにはパワーがあるんですね。
建築家が既製品を拒否して自分でつくりたがるのは、
そのパワーを知っているからなのだろうと思います。
掲載の写真からでも何十年を経た建物が、
まだまだ衰えることなく魅力を持ち続けていることは読み取れます。
建築はそういうものでないといけないとも思います。
インターネットで公開すると問題があるかも知れないので、
中身の写真は出しません。
見たい方は飛行機に乗って下さい。
・ ・ ・ って、あたしゃANAの回し者かッ!
と言われますが、
「 こんな本数で採算取れたのか? 」 と思いました。
明治何年と言われたか、南海電車の古い時刻表です。
漱石が和歌山に来た明治44年に近い頃のものです。
難波~和歌山市駅間の直通が5本、
直通でないのが2本だけです。( X 往復ですが )
今月 『 茅の会 』
県文書館の溝端さんの絵葉書コレクションから
『 夏目漱石来和100年記念シンポジウム 』 で
展示された写真を見ながら、
漱石の足取りに沿って当時の様子をうかがいました。
漱石はこの経験を
小説 『 行人 』 に描いているのだそうです。
今日のお話の本筋はここに書き切れませんが、
溝端さんのコレクションが評価される理由は、
事の経過や周辺を資料として整理さていることだそうで、
例えば、
当時 「 東洋一 」 とか 「 日本一 」 とか唄った
和歌浦のエレベーターの動力を質問すると
「 電気モーターで15馬力 」 と迷わず答えが返ってくる。
といった具合です。
ただ表面だけを飾った話はそれだけのものですが、
周りを固めながら深めていった知識の話は
迫力があります。
溝端さんの口調は極めてひょうきんな感じですが、
話しに引き込まれるのはそんな理由からでしょうか。
今月号のカレンダー葉書が届かなかったと思います。
申し訳ございません。
休刊してしましました。
来月号、まだ届いていないと思います。
今日投函したので、明日、明後日くらいには届くと思います。
申し訳ございません。
カレンダーは11月のが入っていますが、
表題が10月になっています。
投函後の今気付きました。
恥ずかしいやら、
情けないやら ・ ・ ・ 。
「 正しいのをよこせ! 」
のご連絡を頂きましたらお送りします。
・ ・ ・ そこまで期待されている人少ないと思うけど。
と、東北の地震の時も思いました。
あの大きな ・ 大きな自動車メーカーの
生産ラインがとまってしまうと言う。
原因はタイの洪水のために部品が調達できないから。
日本の東北で地震がおきたらラインがとまる。
タイで洪水がおきてやっぱりとまる。
あの大きな会社が
リスクを分散させていないことが不思議です。
・ ・ ・ 東京に大災害があったら日本がとまるとも思うけど。
私のような小さな自営業者は
リスクを上手く分散しておけないことに悩みます。
なんで資金力もマンパワーもある
大企業が出来ないのか私には不思議です。
欲しい書式があって、
よその事務所で作ったのを公開していないかと
インターネーットで検索しているときに、
実に細かく工事記録をつけている設計事務所を見付けて
感心していましたが、 おや? と思うことが。
屋根材を葺くための下地になる板を野地板と言いますが、
ここで使われる合板を “ コンパネ ” と表示しています。
これだけきっちりした事務所がなんでやネン?
コンパネはコンクリートを流し込む型枠を作るための合板で、
野地板に使うようなものではなくて、
普通ここでは “ 構造用合板 ” でしょうね。
長い目で見たときに合板よりも杉板の方が安くて強いようですが、
板の幅が狭いのでつなぎ目に釘が入る確率が高くなって、
効かない釘が多くなって良くないという意見も ・ ・ ・ 。
今日見た事務所では
本当にコンパネを使っているのか構造用合板のことを
ただコンパネと表示しただけかは解りませんが、
最近、コンパネを使うという工事屋さんに、
構造用合板でないとダメと
注意して変更してもらった実例もありました。
恐らくコンパネを使っている現場も沢山ありそうです。
( 構造用合板より安いし )
そう言えば今日友達の大工さんからも
ちょっと興味深い話を聞きました。
耐震のための改修をするかどうか検討中の建物だそうです。
和歌山市内で築40年くらいの木造住宅。
平屋の建物に途中で2階をのせる工事をしているとか。
彼曰く、
「 最初に建てた大工も大概適当な人やな。
そのあと2階をのせた大工は、
こりゃもう大工とは言えん仕事してるわ! 」
興味深いのはその次
「 有田の大工にも色々いるけど、
こんなことするヤツは居らんワ!
街の人間は上手いこと儲けるナ! 」
神戸の地震の直後、
倒れた家でもっとひどいのを私は見ました。
街に行くほど仕事が悪くなる傾向があるのは
間違いなさそうです。
・ ・ ・ と言うよりは、最低のラインが
田舎の方がまだいくらかマシなところで
担保されているということでしょうか。
有田の人は、街の人よりは安心して良さそうです。