ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

4/18 出雲大社(いずもおおやしろ)参詣 その1:3時間20分のために12時間20分があった。

2015-04-22 07:40:52 | 草花
18日に出雲大社(いずもおおやしろ)参詣をしてきました。
自宅からの距離は片道で約500km、行って帰ってくると、およそ1000キロメートルの道のりになります。
車での移動時間は往復で12時間20分になりました。

現地についてお参りをして、昼食をとった時間は3時間20分でしたから、表題のようになことになりました。

この日は天気に恵まれ、快適に走行できたのは幸せでした。
幸せついでに申し上げますが、合掌するときに、左右の手の関節が合わさるのは「節合わせ」であり、語呂は「ふしあわせ」・・・・・つまり「不幸せ」につながるという愚にもつかない駄洒落的な言い伝えを知ったのも、この出雲大社参詣のために事前勉強中に知ったことでした。

さて、出雲大社(いずもおおやしろ)のご祭神は:大国主大神(おおくにぬしのおおかみ=だいこく様)であることは皆様もご存知のとおりですが、江戸時代ではご祭神は素戔嗚尊(=須佐之男命)であったようです。
そのことが銅製の四の鳥居に彫られているそうですが、今回は改修中のためにそれを確認できなかったのが残念でした。

縁結びの神様として名高い出雲大社ですが、参拝の作法は二礼・四拍手・一礼となりますから、拍手の部分が二つ余分になります。

折角出掛けていっても、本殿の中は直には見えず、ご祭神は建物を隔て、しかも部屋の中では板を隔てて、横向きに座っているそうです。

八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)の「国引き」神話や、大国主大神の「国譲り」神話については深くは知りませんでしたが、この出雲大社とは関わり深くつながることでしたので、事前勉強しておくべきでした。

なお昨年、高円宮憲仁親王の第二女子・典子女王がここの権宮司・国造千家国麿氏のところに輿入れされたことは記憶に新しいところであります。

これから参詣の模様をを5回に分けてレポートして行きます。

移動図 ↓

今回は自分のあまり好きではない、ピストンで最短距離移動をしました。


経路はこうです ↓

往きは5時間40分、復路は渋滞により一時間増しの6時間40分掛かりました。


蒜山高原SA ↓

途中で兵庫県の社PAに止まりましたが、米子自動車道に入ってから、ワクワクする眺めに出会い、このサービスエリアで休憩します。


山岳景観 ↓

これこそ初めて見る大山(だいせん)でした。


カシバードで確認 ↓

カシバードで描画して確認します。


大山PA ↓

ほんの少し走って、また大山パーキングエリアで止まってしまいます。


大山の弥山 ↓

大山の形が劇的に変わって見えています。


カシバードで確認 ↓

まるで富士山のようですね。「伯耆富士」という別名に大賛同の・・・・一票!!


道の駅「大社ご縁広場」 ↓

大山PAからは休まずに走り、1時間20分後には、出雲大社参詣道の南端にある駐車場につきました。
道の駅の建物は本殿をイメージして造られています。


大壁画(浮かし彫り?)「国引き」神話 ↓

ここに大きな作品が見えています。これが「国引き(くにびき)」の犯行?現場の画ですね。
「出雲国風土記」によると、最初、国の形は東西に細長い布のようであった。
そこで、八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は、遠く朝鮮半島、隠岐の島、北陸地方の余った土地を裂き、綱で「国」を引き寄せて当事未だ「稚く小さかった出雲の国」に縫い合わせ、できた土地が現在の島根半島であるという。
つまり、自分のところが狭くて息苦しいので、他所から分捕っちゃえ・・・ということでしょうか。


一の鳥居 ↓

道の駅「大社ご縁広場」の駐車場からお社に歩いて行きます。ここから本殿までは約1.3kmほど歩くことになります。
一の鳥居は鉄筋コンクリート製で、高さは23メートルです。
この高さは本殿の高さが24メートルであることを弁えて、1メートル低くしてあることになります。


八雲山 ↓

本殿の背後にあるという八雲山を最後まで視認できませんでした。そこでカシバードに助けてもらいます。
ラフカディオ・ハーンさんはペンネームをこの山(八雲山)から採ったのですね。
(「八雲立つ」は、「出雲」に掛かる枕詞でもあります。)


神門通り ↓

車道の両側にみやげ物店などが立ち並ぶところを大社に向かって歩いて行きます。
ここを神門通りといって未だ神域には入っていないようです。


勢溜(せいだまり) ↓

木製の鳥居の立つここを勢溜(せいだまり)といって、おそらくここから神域となるのだと思います。


境内図 ↓



参道 ↓

神社としては珍しい下り勾配の参道があります。


祓社(はらいやしろ又ははらえやしろ) ↓

参拝前に心身を清める場所ですね。


ヤマブキ ↓

参道脇でヤマブキを見ました。これは小生の地元のものとなんら変わりません。
コメント (6)
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