#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【heaven'sDoor】0108"limitless mixed match"

2010-01-09 | MUSIC
1月9日。土曜日。
朝帰りで一日中頭が痛い。
またもや、やってしまった。

来週から朝方の生活が始まるから
ストイックに生きなきゃ…って、
身を引き締めなきゃいけない立場なのに、申し訳ない。

…というのも1月8日の三軒茶屋heaven'sDoorでのLIVEが
想像以上にすばらしいバンド揃いで、もう完全に箍が外れてしまった。

      ●

"limitless mixed match" …というタイトル通り、
実にさまざまな音楽ジャンルのバンドがちゃんこ鍋もびっくりな状態で
三軒茶屋heaven'sDoorに三々五々集まった。

このライブハウスも20周年と壁に書かれていたから、
歴史も長いのだけど、箱の状態も見事にビンテージ入っていて
深みのある良質のバーボンのアトモスフェアを放っていた。

個々のバンドに関しては写真とmyspaceで紹介しているから、
そちらを参考にしてもらえれば…と思うけど、
今やセルフプロデュースはバンドの使命というぐらい、
それぞれがしっかりmyspaceで音源を聴かせてくれるから、
こうやって昨日のライヴ体験を紹介するにはもってこいだ。

情報がどんどん増幅していく。…さすが東京。

しかも、そんなバンドHPのおかげで
20年来の大学の同期と邂逅する機会も得られた。

お目当てのバンド「EASY BLUEZYS」オフィシャルサイトを覗いていたら
リンク先に「TAKEHANAーhidetsugu」とある。
「hidetsugu」ってもしや…と思って訪問してみたら、…やっぱり!

同じ名前の人間なんて、人生このかた、たった一人しかお目に掛かったことがない。

だからしっかり記憶に留めてあったのだけど、まさかね。

予備校時代からロッカーな容姿で
ゆらゆら帝国の坂本慎太郎や元Rocking Timeの今野英明と
連んでいた彼、竹花英就氏。

この3人はホント、目立っていたけど、
そのまま多摩美にスライドするカタチでボクも同期で入学。

お互い遠巻きに意識している関係で、
決して言葉を多く交わすことはなかったけど、
20年ぶりに再会すると、なんとも言えぬ感慨があった。

なんといっても、20年間自分のスタンスを堅持して
今でもロッカーをやっていることが、うれしかった。

短い時間だったけど、旧交を温めることが出来て、よかった。
竹花氏のLIVEも同じheaven'sDoorで1月23日にあるとのこと。
撮影することを約束して、昨日は別れた。

      ●

東京に来てからというもの、
いろんなつながりが記憶を呼び戻すかのように復活している。

40年の歳月が事実として流れてきたことを
ここに来て実感。まさに節目の歳なんだなあ。

明日はどんな出会いが待っているのだろう。
人生って、おもしろい。

【photo】⇒ portfolio ⇒ STAGE ⇒ 0108 Heaven's Door





Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【heaven'sDoor】Easy Bluezys

2010-01-09 | MUSIC
EASY BLUEZYS on myspace
本日お目当てのバンド。トリで登場。

Bluesを土台としながらも
トランペットとギターがコール&レスポンスを繰り返し、
ベースとドラムが激しく煽っていくスタイルは
1曲10分強という聴き応えのある展開もあり、まさに大人の音楽だ。

とにかく個人的にはトランペットにノックアウトされた。
レゲリーマンバンドの忘年会で知り合ったharukaさん。

とてもjazzyなソロを吹くなあ…と思ってはいたけど、
LIVEで見るそのアグレッシブで緩急の整ったフレージングに舌を巻いた。

終了後の打ち上げにも参加していろいろお話を聞いたのだけれど、
Woody ShawやTom Harrellが好きだなんて感性まで近く、
それを体現しちゃってるあたり、まったくもって悔しいの一言。

女性なのに…なんて穿った見方は禁物だけど、
同じ楽器をプレイする身としては、あそこまで見事に歌われると、
もうグーの音も出ない。…居るところには居るよなあ。

リーダーのcho-cooさんはじめ、ギターのfujiwaraさん、ベースのtalowさん、
みなさん年代も近く、それでいて音楽野郎なところはおんなじで
いっしょに時を過ごしていて、心地よかった。

やはり音楽の虜になった連中って感性がむき出しになっているからか、
話をしていても気持ちいいし、感動のベンチマークがあるから、
「いいものはイイ!」というわかりやすさが潔くて、いい。

はじめて会ったとは思えない親近感があった。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【heaven'sDoor】DadaD

2010-01-09 | MUSIC
DadaD on myspace

ボーカルKateとギターShigeのユニット。
Fairground Attractionを彷彿させる歌声と音楽センス。

この日一番の客入り。

POPで聴きやすいトラックと
ふたりのキャラクターもとても光っていて
エンターテイメントとして、楽しめた。

固定ファンを増やしてゆけるトラックの完成度で、
しかもKateの容姿が人を惹き付ける魅力を放っており、
とぼけたスタイルでストイックにギターを弾く
Shigeとのバランスも面白く、純粋に楽しめた。

終了と同時に、ほとんどの客が引けてゆく。
東京のシビアな一面を見た思い。

お目当てのバンド以外は、興味なし。
そんな客層も、このユニットらしい。
…というか、ワンマンでも十分客が呼べると思う。




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【heaven'sDoor】theBACKDROPS

2010-01-09 | MUSIC
BACKDROPS on mypace

一番衝撃を受けたバンド。
インストのFUNKなんだか、ROCKなんだか。

メインのギタリストNoritsuguの
60年代グループサウンズばりの出で立ちとは裏腹に
とにかく激しいソロのの応酬。

もうひとりのギタリストMuraもエキセントリックで
どんどん壊れていく様にこちらもどんどん引き込まれていく。

さらにドラムのKiyotaがものすごくスタイリッシュなのに、
キレのあるドラムをたたく。

ベースのYokochinは新メンバーらしいが、
これまた骨太。控えめな様子でいてリズムにのめり込んでいく。
実はメンバーを煽っている存在。

ゆらゆら帝国の激しい感じと言えばいいのか。
とにかく見ていて引き込まれた。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【heaven'sDoor】SURGE

2010-01-09 | MUSIC
SURGE on myspace

千葉の稲毛から来たグランジバンド。

細身の女性Mickyがベースを激しく弾くさまは、フォトジェニック。
ボーカルのJoshphもスタイリッシュで格好良く、同じくフォトジェニック。

グランジのことは正直Nirvanaしか知らないので、
比較しようがないのだけど、ヴィジュアルインパクトがすごいので、
見てて楽しめた。

メンバー全員若さがあふれていて頼もしい。
ベースのMickyの激しさは、ほほえましくもあった。

音楽にのめりこめるって、ステキだ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【heaven'sDoor】Assandra!

2010-01-09 | MUSIC
善戝和也率いる民族音楽のユニット。

コンピュータを使ってその場で打楽器をサンプリング、
リズムトラックを作ってから声を重ねていく手法。

どんどん増幅する音楽におののきながら、
トランス状態に陥る。

リズムはあくまで土着的なもの。

善戝和也さんのプリミティブな雄叫びが
根っこを揺るがすような衝動につながる。

まったくもって、古くて新しい音楽。
トランスが気持ち良いから、踊りたくなる。

すばらしい。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【浜口庫之助】みんな夢の中

2010-01-04 | MUSIC
恋はみじかい 夢のようなものだけど
女心は 夢をみるのが好きなの
夢のくちづけ 夢の涙
喜びも悲しみも みんな夢の中

やさしい言葉で 夢がはじまったのね
いとしい人を 夢でつかまえたのね
身も心も あげてしまったけど
なんで惜しかろ どうせ夢だもの

冷たい言葉で 暗くなった夢の中
みえない姿を 追いかけてゆく私
泣かないで なげかないで
消えていった面影も みんな夢の中


【youtube】みんな夢の中

      ●

1969年の作品。ちょうど40年前。
BreathMarkの歌声で聴いて、涙出た。

今日は浅草へ行って来た。

永井荷風の「墨東奇譚」で、
お雪が客待ちに歌っていそうな風情だ。

今度は舞台の玉ノ井にでも足を運んでみようと思う。

【youtube】昭和44年「みんな夢の中」
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2010】明珠は掌に在り(2)

2010-01-04 | Photo-diary
明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)。
You have a treasure in your hands by nature.

消費経済の需要喚起を促す「広告」の在りように違和感をおぼえ、
その後も、落ち込んでいく経済力と反比例するように
「消費しろ」と声を荒げる企業の厚かましさにあきれ、
ボクは広告業界から足を洗ったわけだけれど、

2010年の新聞のあちらこちらに
こうやって自省めいた内容の記事や広告が載ってると
「ああ、やっぱりなぁ」と思ってしまう。

      ●

2009年10月から東京に移り住んで、
15年前の記憶を呼び覚ますかのように旧知を温める出会いを重ね、
中高大の思い出が沁みる高円寺の街並みを散策するなど、
「振り返り」の行為をこの3ヶ月ばかりしてきたが、

そういった土地や人の記憶から「明珠」が輝くような瞬間がある。

「日本はうまくいく。と思うことから、日本はうまくいく。」
…じゃないが、歩んできた轍をもう一度踏みしめることで、
自分自身もそのルーツを確認出来たし、共鳴する要素に光を当てることが出来た。

2010年はやはり、「明珠」を耕し、
今一度育む時に来ているんじゃないか?

【2009】Yah!Man!でいこう!

…ということで今年の漢字は「耕」に決めた。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2010】明珠は掌に在り(1)

2010-01-04 | Photo-diary
1月4日。月曜日。
2010年の幕開けだ。
仕事初めの輩も多いことだろう。

宝島社2010年の企業広告が今日、掲載されていた。

「日本はうまくいく。と思うことから、日本はうまくいく。」
ネガティブに否定ばかりしてないで、いいところを伸ばしていこうよ…というメッセージ。
毎年、宝島社の企業広告は、はっとさせられる。

そしたら、同じ紙面にアレックス・カー氏が進める
長崎県小値賀島の「古民家再生プロジェクト」の話が出ていた。

徳島県東祖谷山村にある
築300年の茅葺き屋根の古民家篪庵(ちいおりあん)に惚れ込み、自ら改修し、
NPOを立ち上げ、日本文化の礎としてメッセージを発信しているアメリカ人が、
新たに興した古民家再生プロジェクト。

篪庵(ちいおりあん)の存在は「翼の王国」などのメディアにも紹介され知っていたが、
今度は小値賀島か…と驚嘆するとともに、宝島社の発しているメッセージにリンクするなぁ…と感嘆した。

      ●

明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)。
You have a treasure in your hands by nature.

アレックス氏が座右の銘とするこの禅語は、
「輝く宝は手の中にある」といった意味で、
…自らを省みれば必ずオンリーワンな要素が存在するから、
 しっかり自分をみつめなさい…とよく坊さんの説法に使われる。

説法で聴くと居心地の悪い内容でも、
こうやって30段広告で大々的にメッセージされると、
「だよな。」と納得させられるのだけど、

思えばボクが沖縄で広告業界から足を洗うきっかけになったのも
この禅語「明珠在掌」みたいなもんだな…と振り返る。

      ●

2007年に地元オリオンビールの主力商品ドラフトビールを
根本から立ち直すブランディングの仕事を任された時、
コピーライターやプランナーとこのブランドの「オンリーワン」を話し合った。

1950年から飲み継がれている県民ビールの大衆性を
「生活、ビール。」というキャッチコピーで新たな光を当てようと
企てた戦略は、担当者に一笑され、わずか2ヶ月で潰えた。

しかし今でもあのときのプランニングは間違ってなかった…と自負する。

山之口獏氏の詩をぶつけて、ブランドの根元を見直す切り口は
「沖縄」の居心地の良さを言い当てていたし、
そこに根差すドラフトの大衆性+県民性に光を当て、
「沖縄」のアイデンティティを再評価するものになったはずだった。

残念ながら、ドラフトのブランディングは「消費経済」の理に呑み込まれ、
「販促」という大義名分に迎合するカタチで閉じられた。

その時、常に前へ前へと触手を伸ばすことを正義とする「広告」の姿に疲れてしまった。
それは現在の日本が抱える「消費経済の疲弊」と相似形を成していたように思う。

      



Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする