#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【on_Flickr】0526_HAMLET

2016-05-31 | ACT!
820製作所『Hamlet』@神奈川県立青少年センター・多目的プラザ
上演台本・演出/波田野 淳紘

写真UPしました。
【on_Flickr】0526_HAMLET

出演/洞口 加奈 佐々木 覚 加藤 好昭 荒井 るり子 今井 勝法(theater 045 syndicate)
   おなか☆すいたろう 亀尾 建史 城戸 啓佑 木村 衣織(チリアクターズ)
   金原 並央 千葉 恵佑(ひるくらいむノ快車)吉原 真理(劇団森キリン)

スタッフ/
舞台監督:櫻岡 史行(アーティザンステージワークス合同会社)
照明:みなみあかり(ACoRD)
音響:齋藤 瑠美子
舞台写真:bozzo
宣伝美術:来住 真太
制作:印田 彩希子、薄田 菜々子(beyond)
協力:育進向学舎・(有)link
企画・製作:820製作所

波田野版「ハムレット」堪能しました!
毎回毎回、820製作所には感嘆の声をもらしてしまうのですが、
今回は大きな大きなため息でした。

シェイクスピアの描く無常観と言ったモノを、最大限引き出した演出。

愛するオフィーリアの死を前に絶望するハムレットの場面で流れる「テネシーワルツ」の哀感湛えた曲調には、
ギューーーと胸が締め付けられました。

最期の決闘シーンで王族一同全員が非業な死を遂げる場面、
弔いの号砲3発…その後に暗転、で「テネシーワルツ」。

強者どもが夢の跡じゃないけど、無惨に積み上がった黒ずんだガレキの舞台が、
引き戻ることの出来ない人間の業の浅ましさを表していて、
ああこの現代も、もはや引き戻れない状態まで突き進むようだな…と、
なんとも言えない気持ちに。

劇団砂地の「HAMLET」は、現代的なだまし合いに終始する筋立てだったのだけど、
今の時代を客体化しているのは俄然820版の方で、
それだけにずっしりとココロに残る作品でした。


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【May_30】やり切った感のる... | TOP | 【May_26】HAMLET by 820製作所 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ACT!