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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Jul_24】『京極湯』家史に掛けた思い

2024-07-24 | PHOTO
【京極湯】クラファン2日目!
既に26人の方からご支援を頂きました!有難うございます!
全国の銭湯ファンに届けたい!シェアをよろしくお願いします!


先日、店主福井さんにクラファンスタートのご挨拶をしてきました。
その際、『家史は家宝になる!』と力強い励ましを頂きました。
2022年11月に営業停止をしてから1年半。

もはや通常営業には戻れないところまで、設備は劣化をしてきてます。
お湯を満たしてナンボの銭湯ですから、空っぽの湯船ではタイルも保ちません。
ボイラーの配管も錆びが浮いてきて、ヒビが入ってしまいます。

そんな現状の『京極湯』から、これまでの90年の営みを想像するのは難しい。
100年近い木造の建物も、やがて解体…という鬱き目が迫ってます。

ですので、店主福井家の末代のためにも、『京極湯』の営みをカタチにすることが、
このプロジェクトの本来の目的であります。

写真と文章とで、今の建物と店主の言葉から最大限の記憶を抽出し、
一冊の本に纏めたのが、リターン品イチオシの『京極湯』家史です。

クラファンの達成額にかかわらず、製本までの作業は進行します。

達成額が高まれば高まるほど製本数が増え、『京極湯』の営みが遠くまで伝播します。
今後閉業される銭湯のためにも、『家史』という閉じ方を提示し、
ゆるやかに幕を下ろすことの尊さが伝われば…。

これは、銭湯に限った話ではありません。

一企業や一自営業、一農家や一漁船、一林業や一工務店…。
一市町村など、営みを閉じる方々への、ひとつのカタチとして『家史』は存在します。

成長だけが正解じゃない。静かに閉じて無くなるカタチもあるのです。

そのような方向性はNPO法人ムラツムギから教わりました。
このプロジェクトを通じ、そのことが少しでも伝われば…
このクラファンは成就したと言えます。

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