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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

友だちが本を出しました

2007-06-12 | BOOKS&MOVIES
突然だが、2005年02月11日の挙式の写真だ。

この衣装を作ってくれたのが、大学の友人「平岩夏野」さん。
この時も、いろいろ無理を言って、ふたりの服を仕立ててくれた。
おかげで、とても印象的な挙式となった。

その彼女が、本を出した。
平岩夏野web
「平岩夏野の自由な着方ができる服たち」

            ●

 絵を描いていると何度も描いてしまう形があります。
 それを布に大きく描いて切り抜き、自分に巻き付けてみる…。
 すると思わぬシルエットになる。
 向きを変えるとまた違う。

 そんな試作をしているうちに
 「いろんな着方ができるというのは理にかなったことでは」と
 感じるようになりました。
 人によって似合う着方が違ったり、
 着る日の気分や場によって違うのもいいはずです。
 「できるだけ着る人にとって自由度がある服を作りたい」
 これは服の仕事にかかわるようになるきっかけでもありました。
 デザイナーが作る「型」に体を押し込むような服に
 抵抗を感じていたからです。
 確かに服は見られるためのものでもありますが、
 同時にもっと個人的なものなのではないか、と。
 風を感じて気持ちいいと思ったり、
 なんだか歩く一歩一歩が楽しく感じられるとか。
 そうして感じたことがおのずと出てくるときの、
 その人らしさこそ大切にしたい…と。

 一着の服が人によって全く違う雰囲気になっているのを見るのは
 ワクワクすることです。
 こんなふうになるんだ、という可能性の幅を
 一緒に広げてもらうようでうれしくなるのです。

 あまり細かいことは気にせず、まずは「好き」と思う布で、
 自分だけの一着を作ってみてください。
 自分ならどうやって着よう、とイメージしつつ。
                  (巻頭メッセージ全文抜粋)

            ●

彼女の服は、この言葉の通り、一枚の布から突拍子もない立体感で、
着る人に驚きと悦びを与えてくれる。
自分自身もクリエイティブに関わることが出来た…と満足させてしまう余白がある。

彼女自身も、非常に余白をもった性格の持ち主で、
決して相手を圧迫せず、語り口もゆったりとしていて、
こちらまで余裕をもった心持ちにさせてくれる、希有な人物。

高校生の夜間校時代からマイペースな印象のある、不思議な感覚の女性ではあったけれど、
紆余曲折を経ながらも、こうやって1冊の本に自分の作品を集約する結果を出すのだから、
その陰の努力や集中力は、半端なものではなかったと思う。


だから、自分のことのように、うれしい。
ぜひとも手にとって欲しい一冊。
そして、ぜひとも身につけて欲しい一枚の布たち。
この機会にぜひ。





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