旅行、ときどき車弄り

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(その4)京都寺社巡り・滋賀寺社巡り・犬山城・多治見修道院・天龍峡・木曽(馬籠・妻籠・桃介橋・寝覚の床)・諏訪(諏訪大社・オルゴール記念館すわのね)/上諏訪温泉 湖泉荘(長野)

2022年04月24日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

(その3)より

台風が抜けたので雨は昨晩で上がりました。4日目は天龍峡に寄って木曽を北に抜けます。まずは「馬籠(まごめ)」へ。調べたら昭和62年(1987)の結婚前に妻と来て以来の35年振りとなります。


「清水屋資料館」です。「島崎藤村」の長男が退学してから預けられた家です。村長で藤村と仲が良く、小説にも登場しているとか。書や手紙が見れます。昔はここは長野県だったそうです。

御内儀より「夫婦旅行とか羨ましい」と言われました。定年も廃業も無い仕事は自由が無くて大変ですね。


坂に宿場町があるのって珍しいかも。


栗系スイーツを扱うお店が目立ちました。様々なお店があって観光客も多かったです。美味しかったです。他の店ですがソフトクリームもありましたね。


台所に引き込んで洗っていた名残です。2枚目は「藤村記念館」です。島崎家は代々問屋・本陣・庄屋を担い裕福でした。海外にも留学しています。


藤村の部屋(というか家)です。前日まで降っていたので雨戸が閉まっています。中には入れません。2枚目は晩年の大磯の書斎を移築したものです。昭和18年に71歳で亡くなりました。

私は中2の時の読書感想文に「破戒」を選びました。周囲は四則演算が出ない奴やオシメしている奴etcと、公立中学に進学できない者ばかりでしたから、表彰されました(苦笑)

お店は今風に変わりましたが、石畳と家屋は昔と変わりません。良いですね。しかし、ついに体調が悪化して腹は痛いし息切れでヨレヨレです。でも楽しめましたよ。トイレも方々にあって助かりました♪


「妻籠(つまご)」です。馬籠はICから20分、妻籠は更に15分で着きます。


人出も店舗も少ないです。木曽はインバウンド客が多い所ですからコロナの影響は大きいと思います。今は静かに歩けるチャンスです!


この奥の方の宿に泊まったのです。確か夕飯は鯉のうま煮でした。妻籠らしい雨戸です。横板3枚で形成されており、写真では2枚目が障子張りに交換されています。好天ですと上部が解放されていたりします。


脇本陣「奥谷(屋号です)」明治10年の重文です。


明かり取りが役に立っています。奥の土蔵は資料館となっていました。


ここからも満州に集団移住したのですね。ロシア人に女は輪姦殺害、高齢者や子供は殺されました。bn家には子孫が居ないのですが米頼みの防衛戦略は将来が不安ですね。


「本陣」です。平成7年の再建ですが、古材を使ったのかも。内部は古さを感じます。


下から2段目の、茶色の板を曲げた弁当箱は6,000円以上でした。職人が少なくなって高価になったのでしょう。


「桃介橋(ももすけばし)」は大正11年の重文です。木造仕上げで良い感じです。「錦帯橋」も「蓬萊橋」も吊り橋では無いので流されてしまい再建です。



犬山城と同じ木曽川です。流域面積は国内5番目で、利根川>石狩川>信濃川>北上川>木曽川の順です。諏訪湖の西から名古屋ですから長いです。


寝覚の床(ねざめのとこ)です。公園となっており桜が散り始めていました。


前日の雨で色が・・・以前に訪れたときは水がもっと青かったよなー


下流側です。北上して伊那IC経由で諏訪湖へ。「義仲館」が立派なのは知っていましたが、昔過ぎて歴史的展示物が無いのでパスしました。木曽北部の「奈良井」だけは結婚後も2回訪れています。宿は天候を見てから朝一で予約しました。


宿は上諏訪温泉「湖泉荘」"ソロ&朝食"で2回泊まっています。和モダン客室24畳 @15,400円ですが、県が「信州割SPECIAL」割引5,000円+クーポン2,000円のキャンペーン中でした。@11,900円となりました。  

キャンペーンの対象は長野県、群馬県、埼玉県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県で5/末迄です。部屋は綺麗で広いし加湿器もあります。そう言えば「天龍川温泉 峡泉」は長野県なのにお得コースには割引がありませんでしたね。

夕食は半個室で、量は少なめですが内容的にも価格相応以上です。天ぷらも揚げ立てでした。


個室食事処や部屋食では無いので、騒々しい客(特に大陸の)が居ると困りますがコスパ的には優秀です。浴場は源泉かけ流しで夜中も入れます。係も親切ですし"お薦め”します。


「諏訪大社 下社 秋宮」です。下記オルゴール館のイベントまで時間があるので参拝しました。あっ!御柱が切れちゃった。


「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」元はセイコーの社員が独立して設立した「三協精機製作所」ですが、吸収合併魔人の日本電産傘下となりました。1Fでは現代のオルゴールが展示、一部には触ることが出来ます。喫茶や売店もありました。


2枚目からは2Fのクラシックモデルの展示場です。6-7台を実演してくれます。オートマタ(人形)は常設でなく特別展です。


繁忙期は座って聴くようですが、閑散期は中心の1台しか動かしません。教会のカリオンが元になりますが、2枚目は1790年スイス製で鐘が付いています。


1820年のスイス製は、櫛歯型(音叉と同じ)に変わっています。この振動板を"弁"と呼びます。2枚目は1880年スイス製でシリンダが交換式で曲が選べます。


1890-1900年前後にはコストと音響に優れる円盤型となりました。弁が大きいと音も大きく出せますね。2枚目は1900年のドイツ製、オートチェンジャーでコインを入れる口もありました。


アメリカ製で当時はSLの蒸気で演奏しました(今はコンプレッサー)。アコーディオン・吹奏楽器・鉄琴etcが入っています。音的にはメリーゴーランドでした。爆音! 2枚目は後発の蓄音機型でオルゴールは消えることになりました。黒い筒がレコード盤代わりですが音質が酷いです。しかし歌声が録音できるのです。


オートマタは動画撮影禁止でした。全11体を全て動かしてくれました。最初の1体目って全体のイメージを印象付けますよね。日本のカラクリ人形と違ってギヤ駆動なので首とが前後左右に動きます。もちろん手足もです。ほとんどが1900年頃の物です。

1体目のナポレオン帽の淑女は黒目がバサバサ動きます。セピアカラーに退色しているのも味かも? 今迄「オオー」「へー」「綺麗な音ですね」とか言っていた客が「・・・」「・・・」全員無言です。不気味よなー

右から2番目の小さい奴は腕をビシビシ振ります。「何を手に持っていたか不明」とか。奴隷を叩く鞭じゃね?と思いましたが黙っていました。

ピエロは腰まで動いて舌も出します。ゾンビにしか見えん。2枚目の2体もビスクドールで有名なジュモー社のヘッド(頭)です。

実演時間は通常30分+オートマタ30分=計1時間でした。時間たっぷりで堪能できました。

現代のオートマタ、143万円のです。可動部分が圧倒的に少なくショボく感じました。2枚目は音響効果を活かして組付けた物。背面の箱は空洞でホーン形状でした。音は抜群に良かったです。

オルゴール博物館は全国にありますが、Webで見る限りは河口湖が一番でココが2番目かな。那須も良さそうです。
追記2022/5:聴くだけならココ>清里>河口湖と感じました。

全走行は1,260kmでした。


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2 コメント

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諏訪界隈は (あらまあ)
2022-04-24 21:01:48
何度行ってもイイんだよねぇ・・・
木曽路なら鳥居峠の旧道も好きだな。
麦草峠の冬季閉鎖も4/21で解除された事だし、また行かなくっちゃ!
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中国人の少ない今が好機です! (bn)
2022-04-24 21:10:27
奈良井から木曽を下って下呂温泉経由の郡上八幡。高山経由で奥飛騨温泉とかも良さそうです。
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