フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

サクラソウ自生地にまた10裂が登場し河川敷でオオヨシキリが大声で歌っています

2010年05月05日 22時35分03秒 | 花の和名

今日は二十四節気の立夏だったが日中は30℃くらいまで上がったのではないだろうか。
サクラソウ自生地ではスイバに加えオギも伸び始めて花の盛りを迎えたチョウジソウも観察路に近いもの以外はナカナカ見難い感じだ。

サクラソウは周囲の植物が伸びて自分も極力太陽を受けようと葉を大きくしている。その写真を撮ろうとしたらたまたま八重のような裂片の多い個体が目に付いた。


花も普通より大きいのになんと立派なサクラソウの葉でしょうか

拡大してみると裂片は10枚だ。目の中には8個くらい小さなものが見える。花も少しすがれているようなので葯が小さくなったものなのろうか?
夕方荒川堤防上で自生地の生き字引のような田口さんと会った。早速その花の話になり3日前に見つけたと云う。でもかなり前から咲いていたのだろうとの意見は一致した。覗いているのはやはり葯とするとこれは前の10裂や9裂の花と違って短花柱花なのだろうか。


真中の目から覗いているのは痩せた葯でしょうか

今河川敷ではギョシギョシ、ケケチケデチなどと大声で鳴いているのはオオヨシキリ。
オオヨシキリ(大葦切)はスズメ目ウグイス科のスズメより大きい(全長約18㎝)夏鳥としてさいたま市の荒川にも飛来。ヨシ原を生息地とする賑やかな小鳥だ。


向かいの荒れ地の樹上と競うあうように鳴いていました