フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

錦乃原桜草園ではジョウビタキが色々パフォーマンスしてくれました

2013年02月27日 22時39分04秒 | Main

前日に引き続いて北風が強く寒い一日だったが、久しぶりに錦乃原桜草園まで行ってみた。今の季節は何も遮るものが無くて周囲の景色の中に桜草園が広がっている。


しわや毛が多い若草色のサクラソウの芽生え達

観察路を入っていくと左手のブロックの奥の方にジョウビタキがいた。後ろ姿の両脇の白い紋付がはっきりした目印だ。この鳥は人をあまり怖がらない。
この日もいったんは奥の方に逃げたがすぐ戻ってきてあちこち飛び回り、色々なパフォーマンスを見せてくれた。


ジョウビタキはツグミ科の冬鳥

どのブロックもノウルシの赤い芽が目立ち緑色になりかけた大きな株もあった。中にはノカラマツとコラボレーションしている所もあった。サクラソウもアチコチで毛の多い若草色の芽をだしていた。


黒紫色のごみの塊みたいのはノカラマツ


昭和田んぼのノリ面にはホトケノザが群生していた


野焼に取り残された河川敷で多くの芽生えが見られます

2013年02月22日 20時08分55秒 | Main
雨の中の野焼は燃え広がらず、褐色の焼け跡と枯草やヨシの林などがまだらに残っている道場の河川敷ではハナウドの緑色の葉の塊があちこちに出ていた。
去年はかなり根を掘り起こしたが、少しも減っていないようだ。でも、枯草の中なので、野焼の時にはかなりやけどをしそうだ。そしてノウルシも多くの所で赤い芽を立てているが、これまた焼け跡ではない。


ハナウドの芽生え

地形によって風が微妙に巻くのだろうかヨシが渦を巻くように一定の方向に倒伏しているのは面白かった。雪もあったが今年は雨は少なくいつもは水たまりになっている所にも少しも水はないようだ。

近くの田起こししていない乾田で気の早いタネツケバナが一株白い花をつけていた。

田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気に雨水のレポートサクラソウの芽生えは遅かった昨年よりは早そうですをアップしました。


サクラソウの芽生えは遅かった去年よりは早そうです

2013年02月18日 12時56分09秒 | Main

雨水の今日は朝のうちは青空がのぞき陽も射したが次第に雲が多くなり、12時現在でも5℃と肌寒い。
熱海の梅園は少し遅めながら、早咲きの梅が見ごろを迎えつつあるというが、自生地のサクラソウもまだ目出しが少ないながら、遅かった昨年よりは早そうだ。


サクラソウとノウルシ。何故か芽生えの初期は横向きが多い

ノウルシ、ノカラマツ、アマナ、ノカンゾウなどは相変わらず芽出しが早く全域で見られる。サクラソウも頑張っているがもうノウルシに負けそうで、声援を送りたくなる。


大人と子供のようにも見えます

B区で目を凝らして見るとフキノトウがちょこんとかわいい頭を出していた。


蕗の薹は苞に包まれたフキの花茎

2月初めから進められていた鴨川縁の外柵工事はほぼ終了したようだ。河川敷の方から回ってみるとE区だけ内側の柵が2重になっている。不思議に思い尋ねると一部傾斜地にあった柵を延長したという。とかく縦割りの弊害が目立つだけにうまく連携していって欲しい。


河川敷の原野にはマヒワの群れが来ていました

2013年02月16日 19時05分14秒 | Main
朝から雨の天気予報だったが、11時ころから小ぬか雨が降り出すまではどうやらもって桜区道場近辺の野焼は終わったようだ。午後から予定された河川敷は19日に延期のようだが、18,19日と雨模様のようなので心配だ。


鴨川堤桜通り公園の下付近の野焼き


サクラディアが見えるが、野焼は害虫駆除に必須の行事

河川敷の原野にはマヒワの群れが来ていた。雀より少し小さく地上の枯草が保護色のようになっていて最初はシジュウカラかと思ったが、ハンノキの下で食べるのに夢中になっているのをどうやら写せた。


近くにはハンノキの雄花序がたくさん落ちていました

マヒワはスズメ目アトリ科の冬鳥として日本各地に飛来し、木の実草の実などを食べるといい、雄は頭上と喉が黒色で胸は黄色。雌は頭上が緑黄色で胸は白っぽいのが特徴。


雌のマヒワ(真鶸)のようです


一茶の「はんの木のそれでも花のつもりかな」が言い得て妙です

2013年02月11日 11時44分16秒 | Main
田島ケ原サクラソウ自生地では鴨川沿いの柵の工事のために一部の観察路が通行止めになっていた。広い空間の中の観察路は絶好の犬の散歩道にもなっている現状では、春先のこの時期立ち入り禁止区域を設けるのもいいことと思った。

田島ケ原サクラソウ自生地で春一番に花を咲かせるハンノキはすでに花粉を飛ばしている雄花序も多い。カバノキ科の中で冬芽に柄があり、雄花序も雌花序も芽鱗に包まれないのはハンノキだけと言われ、それだけに花をつけるのも早いが、一茶のはんの木のそれでも花のつもりかながまさに言いえて妙でどこが花なのかさっぱり分からない。
詳細はさいたま市の荒川堤と水田の花のHPのハンノキ参照。

一面の褐色の世界もよく見るとサクラソウの芽生えがあちこちで見られ、同時期に最盛期を迎えるノウルシの鋭い芽生えも例年のことながら3倍も4倍も多く見られた。


サクラソウの芽生え3兄弟


ノウルシは大家族です(いずれも2月9日撮影)