フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

オオタカの朝食を邪魔してしまいました

2018年09月28日 15時59分28秒 | 荒川河川敷

今朝は5時40分頃家を出た。途中のカーブミラーは露で雲って使い物にならなかった。

露で曇ってしまい左右確認もできません

浦和ゴルフの所から荒川堤防に上がると正面に富士山がシルエットで浮かんでいた。堤防上を走ると左右の草は露を含んでキラキラ輝き、先の方はかすみがかかっていた。

羽根倉橋から河川敷の自転車道をしばらく走り昭和田んぼに入る所で自転車道を外れてガタボロ道に入った。轍の跡の2本道は水溜まりが多い。左右にハンドル操作しながら真ん中の草地を走るとバッタやトンボがビックリして飛び出してくる。右から左から忙しい。ただ走っていても能がない。良い被写体がないかと思い始めた時真横の草むらから怪鳥が飛び立った。突然のバタバタという大きな羽音に呆気にとられていると急旋回して大空に消えた。飛び立った後には羽が散乱していた。鳩の毛のようだ。ようやく状況が呑み込めた。オオタカが獲物を捕まえて朝食中だったのだ。予想もしなかったことであまりに近づきすぎた。
飛び立った後しか写せなかったが、2メートルも離れていなければ仕方なかったと諦めた。自分よりオオタカの方が折角の獲物を諦めなければならず数倍悔しかっただろう。

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ヒガンバナを蹴散らしても何も生まれません

2018年09月24日 11時27分57秒 | 荒川河川敷

サクラソウ自生地の観察を終えて今年の堤防のヒガンバナは如何に?とさくら草橋側から遠望した。天端の左側は赤いヒガンバナの列が見えたが右側は何も見えない。

不思議に思ってよく見るとなんと右側のヒガンバナは茎の下の方から倒されている。花だけもがれたのも多い。こんな惨状が浦和ゴルフの所まで続いていた。


茎が倒されもがれた花が散乱していました

浦和ゴルフから上流方面を見るとそこからは両端に紅いヒガンバナの列が続いていた。

浦和ゴルフの辺りから左岸堤防を上流方面に望む

堤防のヒガンバナについては賛否が錯綜している。河川事務所は基本的にNOだ。冬の時期に大きく広がり太陽を独り占めにする事から早春の草花に悪影響を与えるし、本来的に植栽すべきではないとの説は有力だ。そしてヒガンバナ自体の好き嫌いもある。
難しい問題だが、ヒガンバナ園として人気を博している所もあり、鼠の害を防ぐという説もある。
でも、なんといっても折角開いた花をへし折り足蹴にする感覚は異常だ。こういう狂気が色々な社会問題を引き起こすのだろうから、ヒガンバナで済んだとするべきだろうか。でも植物に当たり散らしても残るのはそう快感であるはずがない。一層の惨めさが残るだけだろう。


咲いたばかりの花は赤が鮮やかで日時が経つにつれて白っぽくなっていく


似たもの2対。霰と雹、フヨウとムクゲ

2018年09月18日 17時15分47秒 | 身辺雑記

このところ夕方になるとにわか雨というよりスコールがある。昨日もかなりの豪雨があったが、今日は16時を少し回ったところで急にバラバラと音を立てて降ってきた。見ると雨だけでなく氷の粒が入っている。あられだ。ちなみにあられとひょうの違いは氷の粒の大きさで、あられ(霰)は直径5ミリ未満、ひょう(雹)は5ミリ以上の氷の粒という。感覚的には逆の感じがするが、農作物やビニールハウスなどの被害は雹害で霰害はあまり聞かない。

今、家の近くにフヨウの花がきれいだ。フヨウ(芙蓉)は中国中部原産のアオイ科の落葉低木。葉は互生し10~20㎝で5角形状で大きく、上部は浅く3~7裂する。葉柄は長く8~12㎝。花は白色または淡紅色で花径10~14㎝と大きい。花弁は倒卵形で縦の筋が入り、花は一日花。

よく似たムクゲ(木槿、学名: Hibiscus syriacus)もアオイ科フヨウ属の落葉低木。別名ハチス。庭木として広く植栽されている。葉身は長さ4~10㎝、幅2~5㎝の卵形で小さい。葉柄も短く2~3㎝。本年枝の葉腋に花径5~10㎝の花をつける。色は様々だが中心部が紅色になるものが多いという。韓国の国花。

近くにはヒマワリが大きな花を付けていたがそろそろ終わりに近い。ヒマワリはさいたま市南区の区花なので武蔵浦和駅周辺には多く植栽されている。原産地は北アメリカのキク科の一年草だ。
名の由来の太陽の動きに連れて花が回るというのは生長が盛んな若い時期だけで、完全に開いた花は東を向いたままほとんど動かない(ウィキペディア)という。


桜エコ・フェスタ2018は11月25日開催です

2018年09月17日 15時41分13秒 | 身辺雑記

11月25日(日)に桜エコ・フェスタ2018が開催される。会場の桜環境センターは平成27年に開設されたさいたま市のごみ処理施設だ。ただし単なる処理にとどまらず地球温暖化防止の一翼を担い、3Rを掲げて環境問題の先端に立っている。Reduce(ごみを減らし極力出さない)、Reuse(繰り返し使用する)、Recycle(再生させて使用する)の3Rを身近な日常生活で実践していこうを合言葉に活動を支援している。

昔からの伝統芸を今に伝える趣味の会、エコサークル、障害者支援センター、自然保護団体など様々な分野で活動する市民団体を支援し日常的に活動の場を提供しているその成果を1年に一回発表するお祭りがエコ・フェスタ、今回で4回目だ。
今回その実行委員長を仰せつかった。職員の方たちがすべて作り上げているので、委員長の出る幕はほとんど無さそうだが、いくらシャッポでも何も知らないでは済まされず、昨日は桜環境センターに行ってきた。

ついでに併設されているビオトープを覗くと田んぼの稲にアオモンイトトンボがたくさん飛んできていた。カメラを持って行かなかったのを後悔したが後の祭りで、スマホで撮影した。やはり小さいものはあまりハッキリせず、ズームも被写体が大きくなければだめだ。

アオモンイトトンボの♂。腹部の第8、9節が鮮やかな空色をしているのが名の由来とか

オレンジ色をしたアオモンイトトンボの雌。青色をしたオスに似たメスもある。

ツユムシだろうか。卵が成熟したメスはイネ科カヤツリグサ科の葉を選んで縁を囓り、産卵管を差し込んで卵を産み付けるというが、まさに産卵に来たのだろうか。

田んぼの端のタコノアシも色づき始めていた。


白露のサクラソウ自生地は秋の草花の楽園のようです

2018年09月10日 15時22分41秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

9月8日は二十四節気の白露。秋分の日の前日までの期間をも指す。朝の空気が冷えて露を結ぶ頃。田島ケ原サクラソウ自生地は秋の草花の競演だった。さいたま市市民活動サポートセンターの田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のH.Pにアップしているのご覧ください。
白露の自生地は秋の草花の楽園のようです


センニンソウが全域で白い花を群生させている。こんなに見事なのは久し振りだ。写真はママコノシリヌグイの花も見られる。ツルフジバカマはクサフジより花も葉も一回り大きく鮮やかだ。8月末ごろから見られるが、最近はクサフジと同時期にも咲いているようだ。

キクイモに虫が飛んできたのでレンズを向けたら、ハナグモが潜んでいた。このくらい大きければ餌食にはならないのだろうか

夏から秋にかけて出現するアオスジハナバチと緑色のハナグモはまだ幼体?

クマツヅラ(熊葛)は花径4㎜くらいの小さな淡紅色の花を咲かせている。5~6月頃から花期が長い。